9月10日 台風18号をやり過ごして間ノ岳を通過する
山行報告書
日本大学山岳部
目的 | リーダーシップ、メンバーシップの向上 生活技術の向上 |
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山域 | 南アルプス北部 北岳・甲斐駒ヶ岳 |
日程 | 2015年9月6日(日)~9月11日(金) 移動1日、実働5日 |
メンバー | 4年 L賀来素直 3年 桧山泰平 2年 岡本碩土 1年 荒井暢之、國谷良介、鈴木隆世、高橋佑太、土井祐介 |
行動報告
9月6日(日)移動日 新宿(高速バス)~甲府駅~広河原~北沢峠~長衛小屋BC曇後雨
新宿08:30~10:30甲府駅12:00~13:50広河原15:00~15:30北沢峠~15:40長衛小屋BC
朝、地下鉄で人身事故があったようだが、部室を早めに出発していたために影響なかった。何があるかわからないため、部室は早めに出る必要があると再認識した。バスで甲府を出ると、雨が降り始めた。バスの乗り継ぎを繰り返し、計画通り長衛小屋にて幕営する。
9月7日(月)BC~仙水峠~駒津峰~甲斐駒ケ岳~摩利支天~駒津峰~BC 曇 +16℃
BC04:50~仙水峠06:00~駒津峰07:00~甲斐駒ケ岳08:30~摩利支天09:20~駒津峰10:20~12:00BC
雨は夜のうちに止み、曇り空の下BCを出発する。仙水峠までの樹林帯は少し険しい箇所もあるが、問題なく通過する。駒津峰からはガスが出始めたので慎重に歩く。甲斐駒ケ岳、摩利支天では近くの山が見える程度までガスが晴れた。BCへ帰幕して、搬送の方法を勉強するなどして過ごす。
9月8日(火)長衛小屋BC~仙丈ヶ岳~伊那荒倉岳~高望池CS1 雨+9℃
BC05:00~仙丈ヶ岳08:30~伊那荒倉岳11:20~11:30高望池CS1
朝から雨である。小仙丈ヶ岳まで黙々と歩く。風はあまりないが、雨が降り続ける。1年生は頑張って歩いていた。仙丈ヶ岳から大仙丈ヶ岳までの稜線は、安定した登山道ではあるが両側が細く切れているため注意が必要である。伊那荒倉岳までは湿地と樹林帯が続く。高望池に到着すると他のテントはなく、ビニールゴミや瓶などが多い。
9月9日(水)高望池CS1 停滞 風雨後晴
停滞
台風が接近し、朝から風雨が強いため停滞とする。樹林帯に守られているため風の影響はほとんどない。午後から雨が止み、晴れてくる。
9月10日(木) 高望池CS1~三峰岳~間ノ岳~北岳山荘CS2 晴後雨+8℃
CS1 05:00~三峰岳09:10~間ノ岳09:45~北岳山荘CS2 11:15
朝からよく晴れている。樹林帯はほとんど問題なく通過する。三峰岳手前は不安定な岩稜であるため、ヘルメットを装着して慎重に通過する。ガレた登山道を歩き、間ノ岳に到着すると、展望が良いが雲が迫っている。北岳山荘に着く頃にはガスってしまった。昼から夕方まで雨が降った。
9月11日(金)北岳山荘CS2~北岳~北岳肩の小屋~白根御池小屋~広河原 晴+4℃
CS2 05:00~北岳06:15~北岳肩の小屋6:40~白根御池小屋08:00~広河原09:35
朝から星が良く見える。岩稜帯を慎重に通過し、北岳に立つ。非常に良い景色で、富士山から北アルプスまではっきりと見えた。1年生にとっても、良いご褒美となった。白根御池小屋まで急な下りを進む。広河原からは乗り合いのジャンボタクシーで甲府まで行くことができた。
総括
夏合宿での反省を踏まえた山行であったが、生活技術においては安定してきたと感じる。個人で発生した反省は今後直していくとして、1年生が山での生活に慣れてゆくことは非常に重要である。油断せずに積雪期へ向けて活動していきたい。
(報告者:賀来素直)