天覧山での講習会
山行報告書
日本大学山岳部
目的 | 雪山登山に必要なロープワーク技術を学ぶ |
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山域 | 天覧山 岩場 |
日程 | 平成27年12月23日(水) |
メンバー | 2年 高根澤亮太、その他講習生~本学からは1名参加 |
主催 | 公益社団法人 日本山岳会 |
講師 | 松原尚之氏(日本山岳ガイド協会認定 登攀ガイド) |
気象 | 曇りのち雨 |
飯能駅(車両移動)~天覧山下バス停(徒歩)~天覧山~天覧山下バス停(車両移動)~飯能駅(解散)
飯能駅(車両移動)8:30~9:00天覧山下バス停9:40~天覧山(講習開(講習終了)~天覧山下バス停16:20~16:40飯能駅
行動報告
予定通りの時間に飯能駅に集合する。参加予定であった3年の水越は体調不良のため欠席した。参加者は学生が2名、一般の方が3名、計5名、駅から松原ガイドとスタッフの方の車で天覧山下バス停まで送迎して頂いた。バス停から岩場までは、徒歩15分程度であった。
講習会はまず、支点構築の説明から行われた。2~3つの支点から、流動分散、固定分散を作る方法、それぞれのメリットとデメリットを教わった。次に、スタカットで登る訓練を行った。部会で受けた講義録での予備知識があったため、スムーズに行うことができた。この際、松原ガイドにメインロープでの支点の作成方法を教えていただいた。大きな自然物を使ったプロテクションで支点を作るときに有効な方法である。実戦でも大いに使えそうな技術なので、次回の部内準備会において共有していきたい。
午前の部の最後は、ATC、半マストを使ったビレイの訓練を行った。どちらのビレイも合宿の雪訓などで実際に訓練したことがあったが、半マストビレイの仮固定や、オートブロックビレイでのロープの出し方は、プラスの知識になった。
午後は懸垂下降の訓練が中心に行われた。松原ガイドは、「懸垂下降は小さなミスが大きな事故につながる。必ず指さし確認を行うように。」と、おっしゃっていた。今後の訓練や、実戦の際には常にこの言葉を心掛けたい。14時ごろになると、雨がぱらつき始めた。最後にFIX訓練を行い、講習会は終了した。
初めてこのような講習会に参加させていただいたが、他大学の学生や、一般のクライマーの方々と交流することができて、大変充実した時間になった。また、現役ガイドの方にロープワークを教えていただくことができ、自分自身良い刺激になった。今後このような講習会があれば、積極的に参加していきたい。
(報告者:高根澤亮太)