令和5年8月2日 シンナソー入渓点
山行報告書
目的 | 沢登りにおける読図能力向上、ロープワーク技術の向上 |
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山域 | 奥多摩 シンナソー |
日程 | 令和5年8月2日(水) |
メンバー | 3年 三橋壌二 2年 田畑天 OB L.賀来素直HC 計3名 |
行動報告
気 象)晴れ 気温32度
08:30武蔵五日市駅(集合)08:50バス発~09:39藤倉バス停09:50~10:00シンナソー入渓点~12:30浅間尾根分岐~13:00ヒヤマゴ沢~14:20藤倉バス停(解散)
08:30に武蔵五日市駅に集合し、予定通りのバスへ乗車する。夏休みということもあり、学生らしき登山客が5人ほど乗っていた。定刻通りに藤倉バス停へ到着し、沢装備に着替えて出発する。
入渓点は、バス停から少し離れた場所にある廃屋らしき建物の近くにある獣道から降りていく。ロープが張られていることが目印となる。
10:00に入渓を開始する。開始から2mほどの小滝が連続する。ホールドもしっかりしているため、ロープを出す必要はないだろう。また、前日に雨が降っていたものの、水量は少ないくらいであった。そうした要素も相まって、快調に進んでいく。10:40に5mほどの黒光した滝へ到着し、賀来コーチにロープで確保してもらい登る。ところどころ脆いホールドがあるため、慎重にホールドを選んで登っていく必要がある。その後も、巨大なヒキガエルやヤマカガシと遭遇しつつも快調に進んでいく。11:00にシンナソーのメインである3段15mの滝へ到着し、こちらも賀来コーチにロープで確保してもらい登る。前情報によると上段がハング気味で登りにくいとのことであったが、ハングしている部分を直登するわけではないため難しくはない。ただ、荷物が大きいと引っかかってしまう可能性があるため注意。11:30に二俣へ到着。二俣には名前の通り二つの分岐があり、今回は浅間尾根には向かわないため水流のないほうへ進む。12:00に尾根上へ出る、道標が目印である。
大休止を挟み、ヒヤマゴ沢出合へ向かう。ヒヤマゴ沢までは急坂であり、慎重に通過していく。13:00にヒヤマゴ沢へ出る。沢の下降後すぐに2段2mほどの垂直の滝があり、賀来コーチのロープ確保のもと降りていく。その後も同様の小滝が連続するため、クライムダウンや巻いたりして慎重に下降していく。14:20に藤倉バス停に到着し、山行を終了とする。
今回登ったシンナソーは、行程も短いうえに難易度もあまり高くないため、一年生の初めての沢登りにはちょうどよさそうである。ただ、ヒヤマゴ沢の下降はところどころ危険な箇所があるため注意。上級生二人の参加であったが、歩行技術の確認やリフレッシュをすることができ、非常に有意義な山行であった。
末筆にはなりますが、お忙しい中で参加してくださり、ご指導賜った賀来ヘッドコーチに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
(報告者:三橋 壌二)