夫婦滝を登る4年水越主将
山行報告書
日本大学山岳部
目的 | 沢登りにおける登攀技術の向上 |
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山域 | 奥多摩 川乗山・逆川 |
日程 | 平成28年7月1日(金) |
メンバー | 4年 L.水越健輔 2年 荒井暢之、高橋佑太 以上3名 |
行動報告
7月1日(金)
集合07:30奥多摩駅~(タクシー)~07:45川乗橋バス停~08:20入渓点~08:50
本流:夫婦滝~12:00本流、逆川分岐~14:35ウスバ林道~16:30鳩ノ巣駅 解散
奥多摩駅からタクシーで川乗橋バス停へ向かい、林道を30分ほど歩くと顕著な踏み跡があり、そこが入渓点となる。天気は曇りだが蒸し暑く、今日は晴れ間が広がりそうである。出合からしばらくは川原で、小滝をいくつか越えると大きなチョックストーンを持った10mほどの2つの滝に到着する。F1(2段11m)と思い、右側の滝を登攀するが非常に難しい。下山後に調べてみると、夫婦滝という一般的には登られない滝であった。
本当にF1なのか疑問に感じてきたが、左岸に残置ロープがあり、事前に調べた情報と合っていたため、左岸から高巻くことにするが、高巻きもかなり渋い。高巻き中に見えた先の滝と並走している林道でやっと本流に来てしまったことに気づく。30mのザイルで5ピッチと懸垂下降1回で夫婦滝を越えた先に降り立つ。夫婦滝のチョックストーンにはぺツルのハンガーボルトが打たれており、そこから懸垂下降で夫婦滝の釜に下りる。
結局12時にやっと逆川の遡行を開始する。F1はザイルを出して右岸から高巻く。その後のほとんどの滝は簡単に直登することが出来る。時間が押しているので、ザイルを出す滝はしっかりザイルを出しつつも、休憩なしに早足で進んでいく。ゴルジュの3m、4m、4mの滝は美しく、逆川で一番楽しい場面でもあった。
時々太陽が顔を出し、積極的に水に浸かりながら沢登りが出来た。F6(10m)では警視庁の山岳救助隊が訓練をしていたため、右岸から高巻く。リミットとなってしまったので、川乗山頂上は目指さずに下山とする。下山前に荒井、高橋にハーケンについて教え、実際に打つ練習を30分ほどする。ウスバ林道を経由して鳩ノ巣駅に到着して解散とする。
(報告者:水越健輔)