9月30日~10月2日 谷川連峰 湯檜曽川東黒沢・宝川ナル水沢

ハナゲの滝を前に通過方法を考える3年高根澤

山行報告書

日本大学山岳部

目的 沢登り技術の向上
山域 谷川連峰 湯檜曽川東黒沢・宝川ナル水沢
日程 平成28年9月30日(金)~10月2日(日)
移動日1日、実働2日
メンバー 4年 L.加藤 純
3年 高根澤亮太
2年 国谷良介
OB 賀来素直コーチ
計4名

行動報告

9月30日(金)移動日

山岳部部室(千石駅17:18〜土合駅20:51)

事前の天気予報に希望をかけて予定通り東京を出ることにする。天気図は2014年万太郎谷遡行の時と似ている。

10月1日(土)遡行1日目 曇り

土合駅6:00〜07:40白毛門沢出合〜11:00鞍部〜(ウツボギ沢下降)〜13:05広河原CS

天気は霧雨でパッとしないものの、遡行を始めることにする。標識のない地味な白毛門登山道に入るとすぐに赤茶けた小さな橋を渡る。入渓はそこからでも良いし、堰堤を巻くために少し登山道を行った踏み跡からでも良い。

序盤から水量は多く、首都圏近郊の沢とは景観が異なり面白い。ハナゲの滝は下から見上げる分には大したことないのだが、上部の見えない部分には水流の流れがあり、プロテクションも取れない中でそこに突っ込むのは適当ではない。少し登れば左側に巻道がある。その後は釜を持った滝をいくつか超えていく。ホールド・ステップ共に多々見受けられ、2年以上であればノーザイルで進める。ゴルジュの入り口に着いたら左岸を小さく巻く。参考資料によると残置ロープの情報があったが、存在していない。その後の10m3段滝は水流右の階段上を上がることができる。ハナゲの滝を抜ければ多少水量が多くても容易に通過できる滝が続く。

沢の分岐が多くなってきたら地形図や資料を出して確認すると良い。910mと950mの分岐は後輩の良いルーファイ経験になるだろう。1080mの分岐を右に取り支流をゆくが、そこでも分岐がいくつか出てきたので、全て左側に進路をとる。左手にみる大きな岩、そして小さなハング滝を超えていくのが正解である。鞍部は背丈ほどのヤブが密集していた。ログを合わせたらウツボギ沢に向けて下降を始める。2箇所懸垂を行いウツボギ沢に合流すると間も無く広河原だ。

明日の天候不順を予測して考えていたリミットを超えてしまった。突っ込むことは簡単だが、一度決めた事柄や安全策をないがしろにしたくない。色々考えたがそれに尽きるので、これ以上遡行をするのは止めにする。ただし今日は広河原に一泊して、天候の影響がどの程かといった知見を増やす機会とした。

白毛門沢出会を過ぎた水量の多い箇所を通過中

10月2日(日)遡行2日目 曇り後晴れ +16℃

広河原CS8:00〜11:10宝川温泉

6時に登山道で高根澤と國谷を大石沢出会の偵察に向かわす。大石沢で泊まった場合、増水の影響を受けるのか否か見ておいて欲しかった。偵察によれば増水のリスクがある場合は張る場所を慎重に選ぶ必要があるそうである。

偵察隊員が戻り次第撤収を行い下山する。広河原から林道までは宝川沿いを進むトラバース道であり、細かいアップダウンがビビり症の人には辛い。宝川温泉手前の崩落箇所は修繕がなされていて通行には問題ない。宝川温泉の日本一広い露天風呂と岩魚定食で自然の恵みを享受した。

谷川山域の天候はハッキリとしないことが多く、判断が難しい。ただ弱い高気圧にでも覆われてさえいれば、日中は天気が持つことになるようだ。最終的にはスピードと行程を踏まえて結論につなげることが大事だと感じた。

増水のリスクを回避することができれば、1年生を交えて中規模な沢の遡行が楽しめる場所である。是非とも現役メンバーにナル水沢と合わせての遡行を勧めたい。

(報告者:加藤純)

中流部の簡単な小滝を越えていく

3年高根澤のたくましい背中に来年のリーダーシップを期待する

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