報告書
日本大学山岳部
目的 | 沢登りの経験値を上げる。 |
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山域 | 奥多摩 多摩川 水根沢 |
期間 | 平成30年7月15日(日) |
メンバー | 4年 L國谷良介、髙橋佑太 3年 近藤歩 2年 氏神拓真 計4名 |
行動報告
7月15日(日) 晴れ 30℃
奥多摩駅 集合08:30~(バス)~08:48水根バス停~09:05入渓点
09:25~09:55標高680m付近10:20~10:40林道~10:50水根キャンプ場~
11:00水根バス(タクシー)~11:45青梅市立中央病院
予定通り奥多摩駅に集合して水根に向かうバスに乗車する。バスは非常に混雑している。水根バス停からは15分程で入渓点に到着。他に3パーティが準備をしていた。装備を整え、前のパーティと少し間を空けて出発する。水温は高く、積極的に釜を泳いでいく。最初のCS3m滝は左から越える。少し進むと頭上に古い木の橋が架かっており、左岸に踏み跡が続いていた。橋をくぐってすぐに二条3m滝が現れる。右の水流を直登する。近藤と氏神はロープで確保して引き上げた。滝を越えると一旦ゴルジュ帯が開け、なだらかになる。ここで近藤が頭部に怪我を負い遡行を終了し下山した。
09:55
二股になった倒木の前方を近藤がくぐり、後方を氏神が跨ごうとしたところ倒木が回転。近藤の頭に倒木が直撃、出血。氏神は足を取られ川底の岩に臀部を強打。近藤の左後頭部に2,3cmほどの裂傷。意識はあり、目眩などの症状は無い。ポリタンの水で傷口を洗い流した後、ガーゼとテーピングで止血。上からタオルを巻きヘルメットを被せる。氏神は臀部を打ったものの、大丈夫と言う。その後水根沢キャンプ場まで普通に歩けていた。
10:20
下山開始。二条滝の少し下流の橋が林道に繋がっていることを往路で確認しており、そこまで下る方がここからエスケープの林道に上がるよりも早く安全と判断し、そこを目指す。二条滝は立木から懸垂下降。少し歩いて林道に上がる。近藤が寒さを訴えたので、上だけ濡れた服を脱がせて乾いた服に着替えてフリースを着せる。林道に上がったところで、髙橋に先に行ってもらいタクシーを呼ぶ。
10:50
水根沢キャンプ場到着。近藤の寒気は治まってきた。水根バス停へ向け歩く。奥多摩病院へ問い合わせるも、この日はCTなどの精密検査は行っておらず、青梅市立総合病院を紹介される。
11:00
バス停手前でタクシーと合流し、4人で乗り込む。青梅市立総合病院へ向かう。
11:45
病院到着。近藤が吐き気を訴える。すぐに治まり、車酔いと思われる。診察後、CT検査を受ける。CT検査後、傷口を4針縫う。CT検査の結果、脳などに異常無し。氏神が病院到着後、左臀部の痛みを訴える。かなり痛み、肩を貸して病院に入る。氏神も診察を受ける。レントゲン、CTで検査を受け、異常無し。痛み止めの点滴を打つ。
14:00
大谷監督病院到着。近藤を監督、國谷で南町田まで送る。
14:30
氏神は点滴終了後、髙橋付き添いで自宅へ帰る。痛み止めが効き歩けるようになった。