11月16日 御坂 三ツ峠 クライミング

11月18日 集合写真 右フェース東面下部~登攀を終えてひと休み

山行報告書

日本大学山岳部

目的 マルチピッチ・クライミングの経験を積む、登攀技術の向上
山域 御坂 三ツ峠
日程 平成30年11月16日(金)~平成30年11月18日(日)
移動1日、実働2日
メンバー 4年 L國谷良介、髙橋佑太
3年 新保裕也
2年 野上博史
1年 喜多嶋拓海
OB 賀来素直コーチ
計6名

行動報告

11月16日(金)

新宿(高速バス)~河口湖駅(タクシー)~三ツ峠登山口CS

高速バスで新宿から河口湖、ジャンボタクシーで三ツ峠登山口へ移動。駐車場に天幕を設営させて頂いた。

11月17日(土) 晴れ 3℃

三ツ峠登山口CS05:10~(裏登山道)~06:30右フェース(トップロープ)~マルチピッチ9:45~13:45天狗の踊り場~16:00取り付き16:30~17:20三ツ峠登山口CS

日の出前に出発し、一番乗りに岩場に到着した。右フェースの一般ルート右(Ⅲ⁺)とリーダーピッチ(Ⅳ⁺)にロープを垂らして、アップがてらにトップロープで各自2本登る。岩が冷え切っていて手がかじかむ。登っていると2,3パーティーが右フェースで登り始めた。9時半過ぎ、日が差し暖まってきたところでマルチを始める。賀来C-新保-野上、國谷-髙橋-喜多嶋の2パーティーに分かれて登る。

・1ピッチ目 【リーダーピッチⅣ⁺】 リード:賀来C、國谷
凹角を登る。アップでも登っており簡単に越える。2ピッチ目に登る予定のNo.10.5クラックとサンドイッチを他パーティーが登っており、第1バンドで少し待つ。No.10.5クラックの取り付きまではロープで確保して移動した。

・2ピッチ目 【No.10.5クラックⅢ~No.14クラックⅣ⁺】 リード:賀来C、國谷
易しいチムニー状を登り、第2バンドからNo.14クラックに繋げる。賀来Cパーティーは前パーティー待ちの為、第2バンドから一段上がったピナクルでピッチを区切った。國谷パーティーはそのまま第3バンドまで1ピッチで登った。ハーケン、リング、ハンガーと様々なプロテクションが豊富にある。カムも使った。

・3ピッチ目 【権兵衛チムニーⅤ⁻】 リード:賀来C、國谷
第3バンドを移動し、権兵衛チムニーを登る。そこまで難しくはないが、装備が多いと登りにくい。ザックを持っている新保は苦戦していた。終了点にはでかいアンカーがある。

天狗の踊り場からは3回の懸垂下降で降りたが、第3バンドから第1バンドへの下降後の回収で結び目がクラックに引っ掛かり回収不能となってしまった。賀来Cが登り返して何とか回収する。16時半に撤収し、登山口に着くころには日が沈んでいた。

11月18日(日) くもり 4℃

三ツ峠登山口CS05:05~(裏登山道)~06:30右フェース(トップロープ)~中央カンテ(マルチ)7:45~10:00第3バンド~11:00取り付き~右フェース東面(トップロープ)13:35~14:20三ツ峠登山口(タクシー)~河口湖駅

この日も一番乗りで岩場に到着。一般ルート中央(Ⅳ⁺)をトップロープで全員1本ずつ登ってから、中央フェースに移動して中央カンテを登る。昨日と同様に賀来C-新保-野上、國谷-髙橋-喜多嶋の2パーティーに分かれる。

・1ピッチ目 Ⅱ~Ⅲ リード:賀来C、國谷
7:45賀来Cパーティーから登攀開始する。易しい階段状を第1バンドまで登る。第1バンドには頑丈なアンカーがある。

・2ピッチ目 Ⅲ リード:賀来C、國谷
20m程の左上ランペを登る。2ピッチ目の終了点はペツルのボルトがあるが、あまり広くはなく3人パーティーが重なると窮屈。昨日とは変わって曇り空で気温が上がらず寒い。富士山も見えない。

・3ピッチ目 Ⅳ⁺ リード:賀来C、國谷
核心のクラック。プロテクションが無い情報だったが、残置ハーケンもいくつかあった。今回はキャメロット3番までしか持っていなかったが、4番もあると効果的に使えそうだった。終了点は広いテラス。

・4ピッチ目 Ⅳ リード:賀来C、國谷
左上するクラックから小ハングを回り込み第3バンドまで登る。残置は豊富にある。

下降は中央カンテの右側を2ピッチ懸垂下降。50mギリギリで第1バンドまで下りて、さらに15m程で取り付き。10時に第3バンドに到着、11時には取り付きに戻り、昨日よりスムーズに登ることができた。

下降すると右フェースは混雑していたので、東面の草溝ルートの下部にトップロープを設置し撤収まで登る。下山前に予めタクシーを呼んでおき、登山口から待たずに河口湖駅まで向かうことができた。駅近くで風呂に入り、高速バスで帰宅。

1年以来の三ツ峠だったがやはり富士山をバックにクライミングは気持ちが良い。最近は日和田や鷹取でのトップロープに偏りがちだったので、ここで1,2年にとってマルチを経験することができてよかったと思う。

(報告者:國谷良介)

右フェース一般ルートをリードする國谷主将(4年生)

中央カンテ終了点直下を登る野上部員(2年生)

権兵衛チムニー終了点で確保する國谷主将(4年生)

草溝ルートをリードする國谷主将(4年)

右フェース上部ルートを懸垂で降りる野上部員(2年生)

山岳部2年(文理・史学2年)野上博史

クライミングを終えて

今回の三ツ峠山行は私にとって初めてのマルチピッチでした。常にザイルで繋がっていると、伝わってくる緊張感と安心感を感じることができたような気がします。アンザイレンさせて頂いた賀来コーチはスイスイと支点を構築しながら登っていく。簡単そうに見えるのですが、私はフォローで登っているにも関わらず苦戦する場面があり力不足を実感しました。

外岩はジムには無い、高度感や支点構築の必要性、確実性、残置の支点の信頼性の見極め、さらに落石や気候など様々な危険要素が存在します。ですからジムに比べて恐怖感は桁違いです。しかし、登攀中その恐怖感を楽しむ自分もいることは確かです。懸垂下降も全て終え安定した取付き点に降りたときの安心感と達成感は格別のような気がします。

また、今回後輩の喜多嶋(危機管理1年)も参加しました。彼はクライミング意欲が高く、登攀力はもう抜かれちゃってます…笑。私達が上級生になったらザイルパートナーとして危険箇所の通過や登攀に行ってくれるかな。自分も負けずに更に勉強、練習を積んで行きたいと思います。

(野上 博史)

 

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