男岩南面で先ずはお手本を示す3年生の高根澤部員
山行報告書
日本大学山岳部
目的 | アイゼントレーニング |
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山域 | 飯能 日和田山 |
日程 | 平成28年10月8日(土) |
メンバー | 4年 L.加藤 純 3年 高根澤亮太 1年 近藤 歩、佐藤颯人、白土朝香、新保裕也、田邊カレン OB 賀来素直コーチ 計8名 |
気象 | 曇りのち時々雨 |
行動報告
08:00高麗駅(集合)~08:30岩場~(クライミング開始)~16:00岩場(クライミング終了)
高麗駅到着時の天気は曇りだった。イマイチな天気であるが、計画書通り岩場まで向かうことにする。賀来コーチの指導のもと、加藤と高根澤が男岩南面に一本と女岩南面に二本ロープを設置した。まずは一年生に荷物を背負わせた状態で懸垂下降を経験させる。多少ぎこちない部分もあるが、楽しんでいる様子だった。その後は霧雨が降ったり止んだりを繰り返していたが、1年生には登山靴にアイゼンを装着させた状態で女岩南面スラブ調のルートに挑んで貰う。各自二、三本登った12時頃、大粒の雨が降ってくる。雨宿りのツエルトを広げたり、お昼を食べたり、少し休憩を入れる。
雨が止んだタイミングで男岩南面に移動して登ろうとするが、別パーティのリード練習と被ってしまった為、混雑が生じた。メジャーな場所である故、時として待つしかできないこともある。男岩に関しては西面にロープを設置した方が登れる回数とタイミングは多いのではないだろうか。
行動開始前、随所のハンガーボルトの緩みを賀来コーチに確認して頂いたところ、男岩最上部に設置されたワイヤーを伝って移動する箇所で、ボルトの使用を推奨できない箇所があった。場所は、男岩西面の「バルジ」・「ステミングフェイス」両終了点の上部岩壁から重箱ルートへ移動するワイヤー設置区間である。普段使わないところであるが以外と近くに危険は潜んでいることがわかる。もともとワイヤーが細く頼りないこと、濡れて滑りやすいことを考慮して、本日はショートロープを固定して移動時の確保対策とした。
今回、都合により中堅部員の2年生が不参加となったことがネックであったが、積極的にビレイを担当してくれた高根澤、賀来コーチのお陰で無事にトレーニングを終えることができた。
(報告者:加藤純)