2月20日 菅平高原 根子岳 山スキー第1回

根子岳頂上にて2,207m (撮影:大谷直弘OB)
左から 前田雄飛(1年)、川村洸斗(2年)、國谷良介(3年)、近藤歩(2年)
写真中央祠の右奥後方に見えるのは四阿山

山行報告書

日本大学山岳部

目的 山スキーによる登山、山スキー技術の習得
山域 菅平高原 根子岳スキー登山(2,207m)
日程 平成30年2月20(火)
メンバー L. 大谷直弘(OB/監督)
3年 國谷良介
2年 川村洸斗、近藤 歩
1年 前田雄飛
計5名
気象 晴れ 気温-7度(行動開始時8:45)

行動報告

2月19日(月)

車両にて千石部室発21:20 →菅平高原奥ダボススキー場駐車場02:00

2月20日(火)

奥ダボスエリア(ビートリフト)8:45~奥ダボス第1トリプルリフト最高点9:15~避難小屋1794m10:35~根子岳頂上11:50~避難小屋1794m12:25~奥ダボス第1トリプルリフト最高点13:30~奥ダボスエリア(ビートリフト)14:00(行動終了) 14:00~14:45までスキー場ゲレンデにおいてスキーの練習を行う。

未明から根子岳と四阿山の頂上部には雲がかかっていたが、行動を開始する頃には雲ひとつない青空になった。籠の塔山に続いて今シーズン2回目の山スキーとなる。リフトを2つ乗り継ぎ、奥ダボス第1トリプルリフト降り口にてスキーにシールを装着し、行動を開始する。お天気は良いので今日1日、最高の登山日和になりそうだ。

頂上まで小まめに休みを入れながら、ゆっくりシール登高をしていく。山スキー初体験の1年生 前田部員も順調に登って行く。この日、下界は3月並の陽気とのこと、根子岳も風が弱くコンディションも最高となった。今回はツアーコースを上り詰めずに、頂上直下を南から巻くようにして根子岳山頂を目指す。

頂上到着後、四阿山、八ヶ岳、浅間山、籠の塔山、霧ヶ峰…・景色を堪能して記念撮影をする。残念ながら北アは遠望できなかった。頂上からはほぼ登高ルートを辿るようにスキーで下降を開始する。1年生の前田部員もシール登高の疲れも感じさせず、軽快に滑り降りてくる。

トリプルリフト降り口から奥に入った雪原で、本日のスペシャル・ランチを作る。本日は“牛すじ煮込みを”を作ることにする。食事を平らげ、お腹が満たされたところで、一旦駐車場まで全員で降りて登山行動を終了する。

空身になってから14:45までゲレンデにてスキーの練習を行う。駐車場前のホテルで入浴してから帰路に着く。今年も最高の天気に恵まれ素晴らしい1日となった。今日は部の活動日である、急いで帰り支度を整え駐車場を後にする。

バックミラーにはいつまでも根子岳が冬の青空にクッキリと浮かび上がっていた。

(報告者:大谷直弘)

行動開始前、写真中央後方のピークが根子岳。左から:川村(2年)、前田(1年)、國谷(3年)の各部員

トリプルリフトの降り口からから登り始める。出だしの斜面もシールを効かせて登る。

先頭を行く近藤部員~右奥が根子岳の頂上、ルートは右上して行く。

白樺林を抜けると若干斜度が増してくる。

真っ青な空に向かって登って行く感じがいい。毎年来ているが好きな場所である。

風もなく、空はどこまでも青く、空気はどこまでも澄んでいる。こんな時、風の音ではなく空気の存在を感じることがある。

根子岳頂上~いつも風の強い頂上ですが、春山の様でしたね。根子岳の頂上に立つと四阿山の斜面が気になります。今年は雪が多いので3月の終わりには滑りに行きます。

頂上樹林帯の下を滑る近藤部員、今回は頂上より南側の斜面を下降する。何やら本山行に備え、前日までガーラ湯沢で単身スキーの練習をしていたらしい~こそ練の成果か…確かに上手くなっている。

無事に登高開始地点のトリプルリフト降り口に戻ってくる…・最高のコンディションとなった。

大谷が今回、根子岳の下りに使用したのが愛用のTOKOの銀パラです。久しぶりに山道具箱から持ち出してきました。はなかなかグッドな滑りです。ストックはHope Racerです。ちと重いですがバランスは最高です。

監督より:雪山スペシャル・ランチの調理の要点は ①美味い ②早くできる ③煮込む ④食材は監督が背負う…だそうです。

監督より:雪山スペシャル・ランチの準備の要点は ① 雪のテーブルを皆で作る ② 全員皆で調理する ③ 山を愛でながら皆で美味しくいただく……だそうです。

美味しい“牛すじ煮込み”はスグに胃袋に消えて行きました。長ネギが良いい感じでした。

番外編 ~ 根子岳山スキー山行 : 1年生 前田雄飛 の場合

1年生 前田雄飛 部員 (法学部:法律学科1年) ~ 初めての山スキーはシール着脱に奮闘する

昨年、4月に入部した1年生は12名である。
現在、部に残っている1年生は 7名である。

最初の合宿を終えて去って行った1年生もいる。
途中で翻意して部を去って行った1年生もいる。

拘束を嫌い、制約を避けたかったのかもしれない。
求められる緊張感も負担に感じたのかもしれない。

自分は思う、それらを補って余りあるものがあると…・

他にも理由がいろいろとあったのだろうか……・
山岳部のイメージが異なったのであろうか……・

是非もない事か。退部する同期を見送るのは残念だったが、これも避けられない現実だ。
しかし、一方で留まった1年生は半数近くを数える。これもまた、れっきとした事実だ。

自分は今、ただただ頑張るのみ。

そぅ、オレは マエダ・ユウヒ

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