雲取山山頂~左から本川、石川、久保、黒木 (撮影:田畑)
山行報告書
目的 |
リーダーシップ・フォロワーシップの向上、生活技術の向上、ルートファインディング力の向上
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山域 | 奥多摩 雲取山 |
日程 | 令和6年6月29日(土)~令和6年6月30日(日) 実働2日 |
メンバー | 3年 L.田畑 2年 黒木 1年 久保、緒方、本川 計5名 |
行動報告
6月29日(土)曇り21℃(行動開始時)
07:46奥多摩駅08:30〜09:05鴨沢バス停09:20〜小袖乗越09:45〜堂所11:20〜12:00七ッ石小屋CS
奥多摩駅に全員が定刻通り集合した。休日という事もあり、沢山の登山客で賑わっている。バスの出発までしばらく時間があった為、トイレ休憩等をして過ごした。鴨沢バス停行きのバスには既に長蛇の列が出来ており、臨時便が出ることになった為、そちらに乗車した。鴨沢に到着後、駐車場で体操、読図、レイヤリング等を済ませて出発。バス停入り口には警察官の方が熊注意を呼び掛けていた。昨日に小熊連れの親子の目撃情報があり、凶暴化している可能性があるという。熊スプレーをすぐ取り出せる場所にパッキングをした。
天候はどんよりとした雲に覆われており、とにかくジメジメとしていて、湿度が高い。少し林道を歩いただけで、皆は汗を掻いてしまった。小袖乗越に到着し、登山道に入ってしばらくすると、濃い霧に覆われ始めた。足元もかなりぬかるんでおり、体勢を崩さぬように慎重に通過を行った。皆、黙々と歩けており、バテている様子もなく快調に進み、12:00七ッ石小屋に到着する事ができた。
到着後、雨が降り始め、降雨の中でテント設営を余儀なくされることとなった。初夏合宿以来のテント設営となったが、みんな設営方法をしっかり覚えており、コミュニケーションをとりながらスムーズに設営を行う事ができた。しかしテント内整理が遅く、外で待機者が雨に打たれる結果となり、夏合宿に向け課題が残った。
13:30頃には雨も止み、15:00夕飯と天気図の支度を始めた。食当においても、まだ水や米を溢すなどのミスがあり、生活技術に課題が残る形となった。夕食後、簡単に反省会を行い、明日は計画通り04:30出発とし、19:00頃に就寝した。
6月30日(日)曇り13℃(行動開始時)
七ッ石小屋CS 04:15〜七ッ石山04:35〜ブナ坂04:50〜奥多摩小屋跡05:15〜小雲取山05:40〜雲取山06:05〜小雲取山06:20〜奥多摩小屋跡06:35〜ブナ坂06:55〜七ッ石山07:15〜07:20七ッ石小屋CS 07:40〜堂所08:17〜小袖乗越09:35〜09:50鴨沢バス停
朝、食当は03:00に起床し朝食の準備を始めた。前日にしっかり準備が出来ていたので、03:35頃には朝食を提供する事が出来た。その後03:55頃には外に出始め、テントの撤収とパッキングを行った。装備はアタック装備で、テントや寝袋等は田畑のザックに入れて小屋のデポ用のロッカーに置かせて頂いた。前日、小屋の主人にテントを撤収してからアタックするように指示を頂いていた為である。まだ薄暗い中、ヘッドランプを付けて出発した。
昨日にうって変わって、日も指し始め、心地いい風も吹いている。七ッ石山までゆっくり登り、黙々と進んだ。七ッ石山から徐々にペースも快調になり、順調に進んで行く。道中の奥多摩小屋跡では新しい小屋の建設が進んでおり、広いキャンプサイトも作られ始めていた。完成が楽しみである。小雲取山に到着すると徐々に曇り始め、展望も悪くなり始めていた。その後順調に雲取山に登頂。なお曇っており展望はなかったが、達成感に浸っている様子で嬉しそうであった。 その後、七ッ石小屋まで良いペースで進み、デポをしていた装備を再パッキングして下山を開始。足元に注意しながら慎重に通過して09:50鴨沢バス停に到着して行程を終えた。
今回の山行では、初夏合宿後初めてのテント泊山行で生活技術の復習と確認を行う事が出来た。前述した通り、まだ食等のミスが目立ち、天気図もまだ時間内に完璧な物を作成する事が出来なかった。夏山合宿に向けしっかり修正し、同じミスを起こさないようにしたい。
(報告者:田畑 天)