塔の岳頂上にて~左から 田畑、星野、久保、會
山行報告書
目的 |
リーダーシップ・フォロワーシップの向上
會部員の靴慣らし、体力の向上 |
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山域 | 丹沢 塔ノ岳 (表尾根 政次郎尾根往復) |
日程 | 令和6年7月5日(金) |
メンバー | 3年 L田畑 2年 星野 1年 久保 、會 計4名 |
行動報告
7月5日(金) 快晴 28℃(行動開始時)
大倉バス停07:25〜新茅山荘08:30〜作治小屋08:50〜戸沢09:00〜新大日10:40~11:20塔ノ岳11:50~新大日12:20~戸沢13:35〜作治小屋13:40〜新茅山荘14:05〜大倉バス停15:00
強い陽射しと焼けるような暑さの中、大倉に到着した。平日ということもあり、人は少ない。新入部員の會部員と靴の履き方を確認し、水分を多めに摂取して出発した。林道は日陰が続いたが、風も無く、とにかく暑い。汗を滲ませ談笑しながら進んだ。會部員の足取りも軽く、楽しそうに歩いている。一本時には初めての読図に少々苦戦している様子だったが、同じ1年生である久保部員のヒントを貰いながら、現在地を把握出来た時はとても嬉しそうであった。
戸沢に到着してからヘルメットを着用して、政次郎尾根に取り付いた。ここから先は斜度のある斜面を蛇行しながら登っていく。気温の高さもあってか、皆の足取りも重くなっていた。全員大粒の汗を流して、シャワーを浴びたような風体である。こまめに水分補給をしながら、ゆっくりと進んで行く。表尾根に合流する頃には樹林が少なくなり、展望が開け、日に照らされ始める。直射日光の中、新大日の登りはとても苦しそうに登っていた。新大日で一本を取り、出発してしばらくすると、雲が出始め、時折太陽を覆った。木道が続くので歩きやすいが、皆に疲労感が漂い、口数も少なくなっている。途中、星野部員が吐き気を催した。どうやら水を一気に多く飲み過ぎたようである。山頂まで少しであったので、ゆっくりそのまま進んだ。
山頂での展望を心配したが、やっとの思いで到着する頃には青空が広がっていた。會部員も達成感に満ちた表情で、美味しそうに水を飲んでいる。星野部員の吐き気も治ったとの事で良かった。その後、全員で山と高原地図を用いて丹沢山等、周りの山々を確認して、山頂を後にした。
下降では皆、終始無言で疲れを見せており、引き続きゆっくりと進んだ。會部員も下り初めは、腰が引けて不安定であったが、徐々に姿勢も良くなり、安定して歩けるようになっていた。大倉バス停に到着して本日の行程を終えた。
本山行では、目的である會部員の靴慣らしにおいて、靴擦れ等問題なく終えられたことは良かったと思う。だが行動中に「あとどれくらいですか?」と聞く事が多々あった。これからは自分で先の地形を読めるようになると体力も楽になるので、読図の経験を増やし、能力向上に努めてほしい。また、今日のような気温の高い山行では、より体力を必要とし、水分補給、塩分・カロリー摂取の頻度や量が重要であると痛感した。今後の山行でもそれらを徹底して熱中症等の対策を万全にし、夏山合宿に向け更なる体力作りに励みたい。
今回、夏の丹沢と言うこともあり、また高温が予想される中での山行だったので、飲料水を1人6Ⅼに増やして持参した。
(報告者:田畑 天)