8月24日 木曽駒ヶ岳山頂(後列左から:2年許、賀来コーチ、2年籾井、4年米山、
1年田畑 前列左から1年玉野、椎野)
日本大学山岳部
山行報告書
目的 | 宿泊山行の実践、生活技術の習得、歩行技術の向上 |
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山域 | 中央アルプス 木曽駒ヶ岳 |
期間 | 令和4年8月22日(木)~令和4年8月24日(日) 移動1日、実働2日 |
メンバー | 4年 L米山未羽 2年 許方于、籾井大空 1年 玉野蒼士、田畑天、椎野菜那 OB 賀来素直(ヘッドコーチ) 計7名 |
行動報告
8月22日(木)移動日 部室〜駒ヶ根駅(バス移動)
16:40部室17:10〜17:50バスタ新宿18:35~22:25駒ヶ根駅
部室に集合し、全員でバスタ新宿に向かい高速バスに乗り込む。駒ヶ根バスターミナルで下車し、徒歩5,6分ほどの駒ヶ根駅へ向かった。下級生たちは初めての駅構内での就寝にテンションが上がっている様子であった。明日のバス停の位置を確認後、準備を整え就寝した。
8月23日(金)入山日 駒ヶ根駅~北御所登山口〜木曽駒ヶ岳頂上山荘CS 曇りのち風雨ときどき晴れ18℃
駒ヶ根駅(路線バス)7:00〜北御所登山口8:00〜清水平10:20〜駒ヶ岳頂上山荘CS16:30
5時に起床し6時発のバスで出発する予定であったが、事前に調べていた時間とバス停に書かれていた時刻表の時間が違い、1時間遅れで駅を出発する。北御所登山口で準備運動を済ませ、車で来ていた賀来コーチと合流して出発した。北御所登山口から蛇腹沢登山口までは、単調な林道歩きが続く。ここでは治山工事が行われており、道中に登山者も利用可能な仮設トイレが設けられていた。
清水平の少し手前くらいから雨が降り始め、稜線上では強風雨の中での行動となった。道中、玉野と椎野が靴擦れを訴えたため、一本をとり処置をした。また、岩場での歩行が初めての部員がいたため、ゆっくりとしたペースで進んでいく。
テント場到着後、設営をして全員SpO2を計った。標高2870m地点のテント場だが特段値が低いものはおらず、高度障害の兆候は特にないようだ。椎野は行動中に身体を冷やしてしまったため、賀来コーチの判断によりテント内でスープを飲んでもらった。夕食後は時間が遅かったため、反省会とスペシャルは行わずに就寝した。
6月25日(土) 下山日 木曽駒ヶ岳頂上山荘CS〜木曽駒ヶ岳〜木曽駒ヶ岳頂上山荘〜うどんや峠〜北御所登山口 晴れ時々小雨
木曽駒ヶ岳頂上山荘CS6:58〜木曽駒ヶ岳7:15~木曽駒ヶ岳頂上山荘8:25(撤収)〜うどんや峠13:24〜蛇腹沢登山口15:09〜北御所登山口16:10(解散)
計画通り6時起き7時発で行動を開始する。当日は午後から雷の予報であった。そのため、宝剣岳のアタックは諦めて木曽駒ケ岳のみ往復することとした。軽快なペースで歩いていき、15分ほどで山頂に到着した。山頂は綺麗に晴れており、宝剣岳の眺望を望めた。
集合写真を撮影してテント場に下り、テントを撤収して下山を開始した。下級生の岩場での歩行技術は前日に比べて向上している様子であった。宝剣岳の分岐をすぎたあたりからガスが湧いてきて徐々に小雨が降り始めた。足を滑らせて転ばないよう、注意しながら下山していく。午前中のうちに樹林帯まで下りることができたため、雷の心配は軽減した。その後も特に問題なく一定のペースで歩いていき北御所登山口に到着、路線バスに乗り込み帰途についた。
ふりかえって
今回の山行では、夏山合宿不参加となってしまった1年椎野の初の宿泊山行であった。雨風の強い中、重荷を背負って頑張って歩いてくれた。全体としては一本時の出発遅れやパッキング技術の未熟さが目立ったが、一日8~9時間という比較的長時間の行動を経験することができて良かったと思う。長時間行動の際の歩行ペースや水・レーションの配分等学ぶことがたくさんあったと思うので、これを今後の山行に生かしてもらいたい。
賀来コーチにはお忙しい中、山行への帯同をしていただき、多くのアドバイスを頂きました。ありがとうございました。
(報告者:米山未羽)