塔の岳頂上にて
山行報告書
目的 |
リーダーシップ・フォロワーシップの向上、ルートファインディング力の向上
椎野部員の歩行技術の向上 |
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山域 | 丹沢 塔の岳 政次郎尾根 経由 |
日程 | 令和6年4月17日(水) |
メンバー | 3年 L田畑、椎野 2年 黒木、曹 計4名 |
行動報告
4月17日(水) 晴れのち雨 19℃
渋沢駅~07:03大倉バス停07:20〜風の吊り橋07:21〜新茅山荘08:24〜作治小屋08:35〜戸沢08:50〜新大日10:35~11:20塔の岳11:40~新大日13:00~戸沢14:00〜作治小屋14:05〜大倉バス停15:30
全員部室で前泊し大倉へと向かった。平日ということもあり、私たちの他に登山者はいない。 前回、鍋割山山行で観た桜も緑の葉を付けており、気温も暖かく心地良い。レイヤリングを薄着に調整し、07:20に大倉を出発した。戸川林道では全員足取りも軽く、快調に進む。要所要所でしっかり立ち止まって、読図を確実に行いながら、08:24新茅山荘、08:35作治小屋、8:50戸沢に到達し、計画よりも20分余裕のある状態で本格的な登りに入る事が出来た。
戸沢から一度、渡渉を挟んで政次郎尾根に取り付くと、辺りは針葉樹林に覆われ、鬱蒼とした雰囲気が漂っている。暗い急斜面を蛇行しながら着実に登った。表尾根に合流すると一転視界が広がり、秦野の町を一望する事が出来き、気分も晴れる。その後、砂利の斜面を滑らぬよう気をつけながら、13:00新大日に到着。この時分から徐々に曇り、霧も濃くなり始めた。稜線歩きでは木道の道でとても歩き易く、順調に進み11:20に塔の岳の頂に到達した。山頂は南東の谷から噴き上がる雲で南側の展望は無かったが、北側にうっすらと丹沢山を望む事が出来た。
しばらく昼食休憩を取り、11:40に塔ノ岳を発った。出発してからしばらく経つと、小雨が降り出した為、レインウェアを着用し、滑らぬよう慎重に進む。だが新大日を過ぎると雨は止み、霧も晴れた。塔の岳山頂付近は、依然雲で覆われているので、まだ降っているようである。天候が再度変化する可能性を考慮してレインウェアを着用したまま、政次郎尾根を下った。作治小屋に14:05に到着する頃には、皆の顔に多少の疲れが見えた。その後天候は変わらず曇りのまま、黙々と進み、15:30大倉バス停へと到着して行程を終えた。
本山行では読図に力を入れ、かなりの箇所で立ち止まり地図を開いた。毎回、GPSを参照して現在地の答え合わせをしながら、精度を高める事が出来たと思われる。しかし電線等の人工物や斜面の変化に気付く事ができず、まだ周りをしっかり観察できていない。また本山行の目的として上げた椎野部員の歩行技術の向上では、登りでは順調に足運びが出来ていたが、下りで明らかに遅くなってしまうなど、下降に不安が残る形となった。今後も地図を多く開き、しっかり周りを観察する事を徹底するとともに、より多くの山行に赴いて歩行技術を高められたらと思う。
(報告者:田畑)