2008年 春山合宿 越後
期間 | 平成21年3月16日~3月19日 |
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場所 | 越後 十字峡~中ノ岳~越後駒ケ岳~大湯 |
メンバー | L設楽(3)、SL船田(3)、高木(1) |
3月16日(月) 天気 晴れのち曇り
11:25野中~14:30十字峡CS1
部室から始発で六日町に向かう。やはり雪は少ないように見える。バスの中からも地図と照らし合わせて概念を頭に入れる。ダム湖の北岸についている道路は土砂崩れで閉鎖中とあり、南側の道路を進む。トンネルの終わりから雪が積もっており、ワカンを履いて黙々と歩く。後半は小規模ながら雪崩れている箇所もあり、通過には注意が必要である。十字峡に着いてから、登山道に上がるところを偵察し、トンネルの中にテントを張る。予想通り雨がぱらつき始めた。濡れずには済んだが天気図が書けず、明日の天気が心配である。
3月17日(火) 天気 雨のち雪のちガスのち晴れ
5:30十字峡CS1~8:40二合目~10:15四合目~12:30日向山CS2
出発と同時に雨が落ち始めた。暗い雲が広がっており、陰鬱な雰囲気である。尾根上に上がってからワカンを履く。次第に雪になってきた。みんなすっかり濡れてしまった。三合目あたりで止んでくれたが、ガスに巻かれてしまった。エスケープの事を考えて短い間隔で赤布を付ける。高木もラッセルを頑張っている。日向山頂上付近まで来たが、目標物も無く進むのは難しい。計測所を探して脇にテントを張り、終了とした。14時前にはガスが晴れ、太陽が出てきた。八海山や御月山が綺麗に見える。
3月18日(月) 天気 快晴
6:00日向山CS2~9:05中ノ岳~14:40越後駒ケ岳~15:00駒ノ小屋CS3
快晴微風、素晴らしい天気だ。気温はかなり高めに感じる。日向山からは雪原が広がっている。1P目はワカンで七合目まで。アイゼンに替えて中ノ岳を目指す。南側にクラックが走っており、踏み抜かないように北側に少し下がって歩く。稜線上は風が強い。中ノ岳からじっくり山々を眺めた。高木はかなり疲れたらしく、「越駒、行きます?」とすがるように聞いてきた。当然、行くに決まってます。中ノ岳からの下りはサクサク進んだが、下りきってから天狗平までが苦労した。斜面は樹林が濃く、尾根上は雪庇である。トップの船田がいきなり滑ったときはヒヤリとした。アイゼンが団子になった状態で締まった斜面に踏み出し、滑ってしまったようだ。エアリアを不注意で飛ばしてしまい、散々である。越駒は素晴らしい眺めを提供してくれたが、高木の瞳にはどう映っていたのか・・・。ただただお疲れのようである。小屋の2階で快適に過ごせた。
3月19日(木) 天気 快晴
7:00駒ノ小屋CS3~10:40駒ノ湯~12:40大湯
今日は下りるのみなので、ゆっくり出発した。小倉尾根は東側に雪庇が張りやすいが、顕著な者は無かった。ニセ小倉山付近は北西側に誘われやすいので、注意が必要だろう。尻セードなどしながら快調に下る。駒ノ湯のつり橋はやっぱり怖い。大湯までワカンが必要だったが、日差しが強くかなり暑かった。
総括
雪が少なく、天候も二日目以外は恵まれたため、条件はとしてはかなり楽だったと思う。概念把握に関しては成果があったと思うが、それぞれさらにレベルアップを目指す部分があると思う。船田は単純ながら痛いミスが出た。その他の部分は期待以上に活躍しているだけに、惜しい。気を引き締めて次に臨んでもらいたい。高木と設楽も他人事ではない。新入生を迎える体制を整えると巻頭言に書いたが、自分の課題をクリアしておかなければ、他人の面倒など見られない。勧誘を頑張ると共に、GWできっちり結果を残せるよう、頑張りたい。
文責:設楽 琢麿