3年宝迫による指導で懸垂下降訓練します
山行報告書
日本大学山岳部
場所 | 丹沢 モミソ沢 懸垂岩 |
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目的 | 登攀技術向上、ロープワーク技術向上 |
日程 | 平成26年7月19日(土)~20日(日) |
メンバー | 19日: 3年 L賀来素直、宝迫哲史 2年 加藤純、桧山泰平 1年 高根澤亮太 コーチ 飯田祐一郎 20日: 3年 L賀来素直、宝迫哲史 2年 井上理、加藤純 1年 高根澤亮太、中田航平、波多野龍達 コーチ 飯田祐一郎 |
タイム
7月19日(土) 曇りのち雨、時々雷
賀来、宝迫、加藤、桧山、高根澤、飯田C
08:00渋沢駅08:08~08:23大倉バス停~09:30新茅山荘~
10:00懸垂岩(クライミング開始)~15:00(クライミング終了)~
15:30新茅山荘~16:00大倉バス停(解散)
大倉バス停を降り、新茅荘へ向かう。新茅荘までは車が通行可能な道幅はあるものの、悪路の為タクシーは通行しない。竜神の泉が最後の水場であり、天幕の際にここまで汲みに来なければならない。雨がぱらつき始める中を1時間かけて新茅荘に到着、飯田コーチと合流した。新茅荘の駐車場には5~6台車が停まっている。装備の確認をしていると宝迫の足にでっぷりとしたヒルが2匹吸い付いているのに気がつく。かなりの数のヒルが発生しているようだ。新茅荘で塩を頂き、退治する。
懸垂岩へは、新茅荘から少し歩いた林道から降りる。水無川を渡ってすぐ、懸垂岩に到着する。脇を流れているモミソ沢は、暗くて狭く水量はかなり少ない。新茅荘では携帯が通じたが、懸垂岩では通じない。また、水無川の音で声が通りにくいが、発声の訓練と思えば悪くない。
仕度を済ませ、テラスに上がる。岩の右側からあがれるが、不安定な道なので捨て縄を使ってFIXの要領で固定することにする。岩周辺もヒルが多い。テラスのアンカーに使えるピンは、リングボルトが多めで、ハンガーボルトと混在している。
2年の加藤、桧山に支点作成とトップロープの設置を指導する。さらに飯田コーチに支点作成のポイントをご指導いただく。雨は降ったりやんだりを繰り返している。待機中はタープの様なものがあればよかったかも知れない。全員で懸垂下降訓練を行う。高根澤は初めての懸垂下降ではあったが、臆することなくすぐに上達する。トップロープによるクライミング訓練に移り、各自登る。ジム訓練の成果か、高根澤は要領よくビレイできている。どのルートもピンは2mおきに存在、強度もありそうだ。昼過ぎに雷がなる。雨脚も強くなったため、15時にクライミング終了して桧山を飯田コーチに新茅荘から車両で送っていただく。
7月20日(日)曇り時々雨
賀来、宝迫、加藤、井上、高根沢、中田、波多野、飯田C
08:30新茅山荘(集合)~09:00懸垂岩(クライミング開始)~15:30懸垂岩(クライミング終了)~16:00新茅山荘~17:00大倉バス停(解散)
強い雨の恐れがあったため、本日予定されていた水無川本谷計画が中止になる。参加者の加藤と高根澤が懸垂岩訓練に参加したいと申し出たため、相談の結果、参加してもらうことにする。
昨日と同じく、2年生に支点作成からトップロープ設置を指導、全員で懸垂下降する。懸垂下降は1年生では波多野がよく出来ていた。トップロープ訓練は、交代しながら行うのに時間がかかる。懸垂岩上部の木にザイルを垂らすため飯田コーチと宝迫がリードする。懸垂岩上部はもろくなっている箇所があり、落石に注意が必要である。上部へのルートは易しい。上部の木は太さ直径30cm程度で、懸垂岩に根を食い込ませている。時折雨がぱらつく。賀来がリードで2年生にビレイ、フォローさせる。2年生は二人とも、クライミングのシステムの一部を肌で感じることが出来たようだ。
リードが終わると、時間が来ていたので訓練を終了する。新茅荘から大倉へは、ヒルと戯れながらの下山となった。