11月15日 秩父 二子山 中央稜

山行報告書

日本大学山岳部

目的 マルチピッチのトレーニング
場所 秩父 二子山中央稜 ルートグレード3級下 6P Ⅴ
日程 平成26年11月14日(金)
メンバー 4年CL山浦祥吾、 コーチ・OB 飯田祐一郎
以上2名
気象 晴れ

行動報告

11月14日(金)

20:00東京武蔵小山~股峠駐車場23:00(泊)

飯田コーチの地元武蔵小山で集合し、股峠駐車場に入る。一台車が止まっていた。星がよく見え、晴れていた。

11月15日(土)晴れ

股峠駐車場07:00~07:30中央陵取り付き~登攀開始09:00~13:30西岳頂上14:00~14:30股峠

朝起きると既に多くの車が止まっている。20台くらいだろうか。準備をしている間もバンバン車が入ってきた。これは困ったことになったと思いながら取り付きに向かう。僕らは間違えてローソク岩近くまでいってしまい引き返すことになったが、祠エリア沿いに歩いていけば取り付きまでは15分ほどで到着する。到着した時点で前に2、3パーティ、後ろに2、3パーティといった混み具合となる。

●1ピッチ目:飯田コーチリード
フェース~クラックを難なく通過するが、2ピッチ目で30分程待たされる。

●2ピッチ目:山浦リード
チムニーを通過、上部20mほどで2か所支点が用意されている。

●3ピッチ目:飯田コーチリード
長いクラックと突破、クラック上部が少しかぶり気味なので難しい。そこを抜けると大テラスに出る。25㎡くらいの広さで3ピッチ目の終了点は生えている木からとる。

●4ピッチ目:山浦リード
20mほど簡単なバンドを超えるとアンカーボルトが設置されているが、無視して通常の5ピッチ目に突っ込む。50mいっぱい伸ばしクラックを終えるとそこにもアンカーボルトが打ってありそこで終了点。

●5ピッチ目:飯田コーチリード
簡単なチムニー状を超えて灌木帯に出ると終了点となった。

全体的に…・

●比較的優しく残置も豊富。アルパインルートとしては物足りないかもしれないが、三ツ峠あたりを経験した後にチャレンジしたい。オールナチュラルプロテクションで練習しに来ました、と言っていたパーティがいたがそのように目的意識があると楽しい。また、西岳頂上からの下山ルートに上級者用と初心者用が用意されているらしいが上級者用は危険であった。中央陵の登攀よりよっぽど危険だ。こちらを選ぶ意味はないので必ず初心者用ルートで下山したい。晴れていたこともあって景色は素晴らしかった。股峠到着後、東岳方面の弓状バットレスを見に行くと何十メートルと続く少しかぶり気味の壁があり、多くのフリークライマーが取り付いていた。駐車場の多くの車の主はここにいたらしい。日和田と違い若いクライマーが多かった。その後、次の日、日和田山での岩トレのために飯能に向かい車中泊をして1.2年生を待つことにした。

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