塔の岳頂上にて
山行報告書
目的 |
リーダーシップ・フォロワーシップの向上、冬季用登山靴の靴慣らし
読図能力の向上 |
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山域 | 丹沢 塔の岳 (大倉尾根~政次郎尾根~大倉) |
日程 | 令和6年11月24日(日) |
メンバー | 3年 田畑 2年 L黒木、SL星野、曹 1年 緒方、石川、加藤、飯塚、侯 計9名 |
行動報告
11月24日(日) 晴れ 11℃
渋沢駅06:50〜大倉バス停07:40~駒止茶屋09:30〜堀山の家09:55〜花立山荘11:05〜金冷し11:20~11:35塔の岳12:00~P1209(表尾根政次郎尾根分岐) 13:10~戸沢14:30~(戸沢林道)~15:00大倉バス停
渋沢駅に参加部員全員が定刻通り集合した。日曜日であったため登山客が多く、混雑する前に準備を整え出発した。全員でトイレや準備体操を済ませた後、入山前に靴擦れ対策として全員の足にテーピングが正しく施されているかの確認を丁寧に行い、大倉尾根を登り始めた。
この日は晴天で、気温は11℃と11月にしては暖かかったが、風はほとんどなく穏やかな天候だったため、登山には非常に適していた。
歩き始めると日差しが強く、すぐに汗をかくメンバーが多かった。しかし、大倉尾根の樹林帯に入ると直射日光を避けられ、気温が幾分和らいだことで快適に進むことができた。尾根は比較的緩やかな登りが続き、全員順調に駒止茶屋、堀山の家を通過した。読図は現在地や進むべき方向を確認することで個々のスキル向上に努めた。
花立山荘を過ぎ、金冷しに到達した時点で山頂は間近だったが、標高が上がるにつれて休憩時の寒さを感じる場面があった。このため、防寒着を適切に追加するなど、レイヤリング調整を行いながら進んだ。塔ノ岳山頂には正午頃到着し、晴天の下、富士山をはじめとする周囲の景色を楽しむことができた。風がなかったため山頂での滞在も快適で、全員で記念撮影を行い下山を開始した。
下山は表尾根P1,209m地点より政次郎尾根経由で戸沢を目指した。途中、侯部員が足の小指の靴擦れ、及び冬季用登山靴の硬さによる足の痛みを訴えたため、水分補給を促し、トレッキングポールを使用させることで対処した。その後、痛みが悪化していないかをこまめに確認しながらペースを調整して進んだことで、大きな問題なく全員無事に大倉バス停に到着した。
今回の山行では、リーダーシップとフォロワーシップの向上、冬季用登山靴の靴慣らし、読図能力の向上という目的が概ね達成できたと感じる。一方で、ペース配分が一部メンバーの体力に合っていなかったことや、下山時の疲労への配慮不足など、反省すべき点も多く見受けられた。また、靴擦れや靴の硬さに起因する負担への対策が今後の課題として浮き彫りになった。
総じて、有意義な山行であったとともに、今後の計画や行動に生かせる学びが多い一日となった。 来たる初冬合宿に向けて準備を進めて行きたい。
(報告者: 黒木佳太)