個人山行報告書
日本大学山岳部 4年 船田良
山域 | 奥日光 白根山~中禅寺湖南岸尾根 |
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期間 | 平成22年2月11日(木)~2月15日(月) |
メンバー | 船田・勝又・下鶴・OB鈴木 |
記録
2月11日(木)1日目 天気 ガス
12:30湯元スキー場~14:50外山鞍部CS1
東武日光駅からジャンボタクシーを利用し奥日光へ出発。高度が上がるごとにガスが濃くなり、いろは坂の途中で崖下の方は何も見えなくなってしまった。スキー場で用意を済ませ、リフトに乗り込む。しかし客が少ないからか、ガスが濃いからか、下部の2本だけ運行していたため、途中からスキー場を歩き出した。歩き出すといよいよガスが濃くなり、スキー場内で地形図を見出し、登山道を探した。登山道に入ると急登一辺倒で、ラッセルはないのに非常に疲れる。今日は予定通り外山鞍部の樹林帯で天幕となった。
2月12日(金)2日目 天気 曇り
5:20CS1発~7:40五色沼避難小屋~9:30白根山~10:20五色沼避難小屋~12:30白根隠山先CS2
5時40分頃からライトが要らなくなる。今日は上空高くに雲があり、振り返ると男体山が見えた。この山行通してなのだが、樹林帯でもラッセルらしいラッセルをする所はない。あってもスネラッセルである。そのおかげでまずまず順調なスピードとなった。前白根の下りと五色沼避難小屋周辺樹林帯はマークがなく昨日の天気だったら苦労していただろう。白根山の上部は急登の1枚の雪面だが、ワカンのキックステップで十分対応できた。白根山からは付近の山しか見えなかったものの、1日でずいぶん遠くまで来たように感じた。また、白根山から錫ヶ岳方面へ行ったほうが効率的ではないかと思われた。白根山への上り出した辺りから下鶴が疲労を訴えたため、予定地まで無理して行くことをやめた。白根隠山先の斜面の吹き溜まりを切り崩して幕場とした。
2月13日(土)3日目 天気 ガス(雪)
6:00CS2~9:50錫ヶ岳~14:00ネギトのコルCS3
白根隠山周辺には露岩地帯が少しあったため、明るくなってから出発することにした。白錫尾根に入ると樹林帯となるが快適である。樹林帯の中、円錐状のピークがいくつかあるが、マークが豊富なので迷うことはない。錫ヶ岳の下降だけは、船田のミスで登り返す羽目となった。錫ヶ岳の南から樹林が濃くなると記録にはあるが、掻き分けるような樹林は存在しない。これは以降のルートについても同様である。また、樹林帯といっても開けた場所がいくつもあるので、冬期の天幕可能地はいくらでもある。
2月14日(日)4日目 天気 晴れのちガス
5:30CS3~9:30三俣山手前分岐~15:20大平山分岐先窪地CS4
ようやく晴れた。樹林帯の歩きはとても清清しい。だが寒い。シゲト山の巻き道は迷ったが、他は問題なく、マークが豊富。黒檜岳からまたガスが出てきた。
2月15日(月)5日目 天気 曇り
5:30CS4~7:00社山~8:00阿世潟~9:30中善寺温泉
中禅寺湖と男体山を一緒に見ながら下りとなる、気持ちのいい尾根歩き。特に問題ない。