2010年秋山山行報告書
日本大学山岳部
場所 | 北アルプス 燕岳~蝶ヶ岳~上高地 |
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期間 | 平成22年10月28日(木)~11月2日(火) |
メンバー | 3年 CL高木大地 2年 SL飯田祐一郎、山浦祥吾 1年 横山裕 |
10月29日(金)1日目 晴れのち曇り
8:00中房温泉~11:30合戦小屋~13:00燕山荘CS1
出発時は霧が濃く、小雨が降っていたが、合戦尾根第2ベンチを過ぎてから天気が良くなってきた。登山道はきれいに整備されている。飯田はまったくバテる様子もなく登っていく。去年の飯田とは比べ物にならないほど体力がついてきており、部内で一番成長していると感じた。ただ、トップとしてもっと隊全体を見ることが出来るようになれば安心である。横山はいい感じで一定のペースで歩けているが、久しぶりの合宿参加となった山浦は合戦小屋前の登りで徐々にペースを落とし始めた。小屋で30分休憩する。燕山荘に着き、燕岳を往復した後にテントを設営する。この頃から天候があやしくなってきた。
10月30日(土)2日目 雨
台風接近により停滞
雨風はさほど強くないものの、霧が濃くて視界が悪い。それにしても雨漏りがひどい。外張りだけではなくフライシートも持ってくればよかった。
10月31日(日)3日目 曇りのち雨
4:30CS1~8:30大天井岳~11:00常念小屋CS2
出発を1時間早める。大下りの下りと登り返しはかなりキツイ。目の前に見える大天井岳を見ると、やはり夏道(東側のトラバース)は雪崩そうである。ここは尾根上を行ったが、昨日の雨で地面がぬかるんでおり、岩も多いので落石に注意しながら登って行く。昼頃まで天気はもつと思っていたが、頂上に着くころに雨が降り出してきた。横通岳の登りから山浦の足が止まり始め、苦しそうにしている。常念小屋に着き、山浦に体温を計らせたら38.4℃の熱があったので薬を飲ませて早く休ませる。夜はかなり冷えた。
11月1日(月)4日目 曇り
6:00CS2~8:00常念岳~11:00ピーク2592m~13:00蝶槍~17:30横尾山荘~18:40徳沢
朝起きたら雪が10cmほど積もっている。山浦の熱は36℃後半まで下がった。山浦の荷物を抜いて様子を見ながら全員アイゼンを装着して出発する。常念岳を登るのに2時間かかった。登りのペースが遅いことから前常念岳の往復はせず先に進むことにした。2512mのピークから前常念岳を見ると結構急な下りが続いている。2592mピークから蝶槍までの行動中、全員の様子を見て蝶ヶ岳には行かずに、横尾山荘経由でエスケープすることにした。徳沢でこの日の行動は終了する。
11月2日(火)5日目 晴れ
6:00徳沢~8:00上高地
下山