2月24日 菅平高原 根子岳 山スキー

快晴の根子岳頂上2,207m  水越(1年):左 と大谷(監督)

山行報告書

日本大学山岳部

場所 菅平高原 根子岳スキー登山(2,207m)
日程 平成26年2月24日(月)
目的 山スキーによる登山、山スキー技術の習得
メンバー L.大谷直弘(監督)、 水越健輔(1年)
計2名
タイム 2月23日(日)
車両にて部室発23:00 →菅平高原ダボススキー場駐車場03.45
2月24日(月)
ダボス太郎エリア(ビートリフト)7:55~奥ダボス第1トリプルリフト
最高点8:55~避難小屋1794m9:50~根子岳頂上10:50~避難小屋1794m11:25
~奥ダボス第1トリプルリフト最高点11:35(行動終了)13:00~15:00スキー場ゲレンデにて練習
気象 晴れ 気温±0度(行動開始時7:55)

行動

23日夜、仕事を終わらせ部室にて水越君と合流して菅平高原まで車を走らせる。菅平高原ダボススキー場駐車場に到着後、午前6時まで車内にて仮眠。午前7時に準備開始、携行する共同装備を確認する。今回、山スキーが初めてな水越君に山スキーブーツとスキービンデイングの取り扱いについて説明をする。駐車場からは本日目指す、根子岳と隣の四阿山が抜けるような青空にその山容をクッキリ映しだしている。

ビートリフト、第1トリプルリフトを乗継いでリフト最高点まで移動する。前回、山浦主将、賀来君、井上君と来た時とは異なり、本日は朝からド・ピーカンとなった。ここで水越君にシールの取り扱いを説明して板に装着する。標識を左手に見ながら登り始める。風も弱く朝から乾いた陽射しがギンギンと雪面を照り付ける。天候が良いことは何にも代えがたいのが正直なところ。今日1日、良き山行の予感に多少の体の疲れも吹っ飛び、足取りも軽くなると言うもの。避難小屋を越えると標高も上がり北アルプス槍・穂~白馬まで一直線に並び、妙高、火打、黒姫、中央アルプス、美ヶ原・霧ヶ峰、八ヶ岳、南ア、浅間山、篭の塔山までの大パノラマが視界に飛び込んでくる。登りに来て良かったなと思う瞬間である。途中写真を撮りながら、根子岳の頂上を目指しシール登高を続ける。

水越君は長野県出身なのでスキーの取り扱いは上手く、初めてのシール登高だが違和感なく取り回している。頂上手前の樹林帯を突き抜けて暫く登ると、頂上の祠が見えて来て山頂に到達する。リフト最高点から休みもなく、一生懸命登った甲斐があって予定より1時間も早く山頂に着く。頂上で大パノラマをバックに写真を撮り、しばし景色を堪能する。

いよいよ下りに入る。シールを外し、ブーツのバックルを締め直して根子岳の頂上から一気に下り始める。下降ルートは当初南西寄りの斜面から下り、適当なところで登高ルートに合流する。雪面は堅かったり、吹き溜まりが有ったりして多少のノッキングを受けながらも、バランス良く水越君は転ばないでついてくる。流石に指導員の資格を持つお父様の教えを受けているだけのことはあり、初めてのゲレンデ外も上手く滑ってくる。アッ、と言う間にリフト最高点まで戻って来てしまう。

水越君から笑顔で一言“いや~監督、楽しいですね”などと言われると…夜、仕事を終えて片道260キロ車を走らせて、仮眠明けのシール登高でヘロヘロ、ヘトヘトになっても、良かったなと思う。昼食後はゆっくり休憩し、13時半から15時半までゲレンデにてスキーの練習をする。その後帰京する。今後の山スキー山行は…3月に安達太良、神楽峰を予定し、4月は守門か尾瀬。そしてGWは鳥海、月山です。今年の学生は山スキーに興味がある部員が多くて楽しみです。

(報告者:大谷直弘)

根子岳2,207m 山スキー初挑戦の水越部員の感想

水越健輔(文理学部教育学科1年)

初めての山スキーはとても面白かった。この日は景色も良く、誰もいない場所を滑るのは最高に気持ちが良い。これからも、もっと行きたくなってきた。

(報告者:水越健輔)

↑シールを装着して登高開始(トリプルリフト最高点)

↑トリプルリフト最高点:後方は根子岳、さぁ、シールを付けてここから登高開始

↑水分補給の水越部員

↑北アルプス一直線をバックに登ります

↑決まっています1年生水越君!

↑個人装備フルパックで下降する水越君

↑15年ぶりの山スキー根子岳でした~大谷

↑根子岳頂上の水越君

 

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