鍋割山頂上にて
山行報告書
日本大学山岳部
目的 | 1年生の靴慣らし、2年生の歩荷 |
---|---|
山域 | 丹沢 鍋割山 |
期間 | 令和4年7月9日(土) |
メンバー | 2年生 籾井大空、三橋譲二、山形龍也 1年生 田畑 天 L. 大谷直弘(監督/OB)、村上洋道(コーチ/OB) 6名 |
行動報告
7月9日(土) 曇り 27℃行動前
渋沢駅(各自バス移動)~大倉バス停8:45~二俣10:00~後沢乗越10:50~鍋割山山頂12:05(12:45鍋割山頂発)~後沢乗越13:20~二俣~大倉バス停15:15解散
渋沢駅からバスで移動して定刻通り大倉バス停に集合する。ログを取り体調確認・準備体操をしてから行動を開始する。計画書記載事項に変更(参加者減)があったので予備の計画書に変更事項を記載して、登山口ポストに投函する。田畑君(1年生)をセカンドにオーダーを組んで登り始める。西山林道に入ると、時折涼しい風が通り抜け気持ちが良い。
二股を過ぎて、鍋割山荘への荷揚げ集積地点で水(ペットボトル)をザックに詰め込む。多くはないが歩荷力を兼ねた小屋への荷揚げボランティアを行う。
気温は高めで湿度も高い。後沢乗越までの短い登りでも汗が噴き出す。こまめな休憩、多めの水分補給を心掛ける。熱中症の症状にも気を配り体調確認を随時行う。それでも雨もなく、日も差さないので標高の低い7月の丹沢では良い状態と言える。1年生の田畑君は靴擦れもなくシッカリと歩けている。順調に登り続け山頂に到着、大休止を取って同ルートを大倉バス停目指して下山する。
本日の日帰り行動のタイムはおよそ6時間。背負っているザックの重さも夏山合宿の分散行動や雪訓行動時より少し軽い程度。これから始まる夏季合宿は本日の様な日程が10日間程組まれる。合宿中の移動・行動時間は更に長い。実際には天気の状況や、全体の様子を見ながらなので休養停滞等は入ってくるが、本日の様な日帰り行動とは異なり設営地からの連泊になる。行動中以外でも、帰幕すれば食当や天気図作成など諸々とやらなければならない作業が新たに加わって来る。何と言っても体力勝負となる。本日参加した1年、2年生はそのように認識して貰えれば分かりやすい。
更に積雪期に入ると当然として外的環境は厳しくなり、あらゆる行動が、生活技術が制限されハードになって来る。背負う重量が増え、やること・なすこと・確認することが圧倒的に多くなり、繊細さを要する。加えて手順を考え、正確に且つ段取り良くやらなければならない。それらを踏まえて、これからの無雪期合宿や個人山行をひとつひとつ着実にこなしていくことが大切であり、その第1歩が本日の鍋割山の個人山行である。
身が引き締まる思いだろうが頑張って貰いたい。夏山合宿に向けてトレーニング、知識の習得に向けて引き続き頑張って貰いたい。
(報告者︰大谷直弘)