北岳山頂
2007年 秋山合宿 南アルプス 後半入山/縦走
期間 | 平成19年10月7日~10月11日 |
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場所 | 南アルプス 北岳~塩見~三伏 |
後半入山隊
メンバー: CL鵜原(3)、向山(1)、渡邉(1)
10月7日(日) 晴れ
甲府駅4:00発~広河原6:15着~二股8:30着~白根御池小屋BC着8:55
寒い中、バスに揺られ、広河原に着く。温度計を見るとわずか4℃だ。向山を先頭で渡邉、鵜原の順でに歩き出す。エアリアに記載してあるコースタイムより早く歩くことを意識し、歩く。山岳部らしい、いいペースで歩き、他の登山客を追い越していく。7:00になるとシーバー交信のため電源をいれるが交信がない。地形の影響か、30分後に交信できる。次のシーバー交信時間を8:30と決める。交信の間も一年生は元気に歩く。今までのトレーニングの成果が垣間見える。二股に着くと交信時間となり、交信する。現在地を知らせ、再び歩き出す。二股からコールの練習をしながら歩き、テント場に着く。
後半縦走
メンバー: SL石垣(4)CL鵜原(3)、設楽(2)、向山(1)、渡邉(1)
10月8日(月) 雨、強風
白根御池小屋BC発3:20~二股3:50着~八本歯のコル7:20着~北岳8:40着~市営北岳山荘CS1着9:50
朝の紅茶、ご飯が時間より早く出されたので早く食べる。撤収はスムーズにでき、幸先のいいスタートかにみえる。二股まではトップを設楽で進み、二股からは渡邉に交代する。設楽から色々アドバイスを受けている。しかし、2P目には渡邉の動きが鈍り、トップを向山と交代させる。八本歯のコルでは寒さ対策として、渡邉にフリースを着させ、向山には毛手袋をつけさせる。分岐に着き、荷物をデポし、横殴りの雨の中、頂上を踏む。写真をさっと撮り、分岐に向かう。分岐から市営北岳山荘に向かう下りはいやらしいので、安全を考え、設楽を先頭に進む。尾根が広くなったところにて、再び向山にトップを交代する。市営北岳山荘では強風の中、テントを立てる。テントでくつろいでいると、石垣が火のついたカートを倒す。
10月9日(火) 雨、強風
市営北岳山荘CS1発4:10~中白根山5:50着~間ノ岳7:05着~熊ノ平CS2着9:00
悪天の中での撤収は前日やいつも比べ遅い。風も吹いており、一年生のパッキングも遅い。ガスの中出発し、中白根山から間ノ岳までバランスを崩すほどの強風である。風雨の中、間ノ岳へ向かう、だらだらした斜面を登る。間ノ岳の頂上で高度障害なのか、渡邉が頭痛などにより、体調が悪くなる。三峰山の周囲は平坦な道はなく、少し緊張する道が続く。井川越にてさらに渡邉がめまいを訴える。もう少しでテント場なので歩かせ、熊ノ平小屋にて泊とする。
10月10日(水) 晴れ
熊ノ平CS2発5:10~北ノ俣岳9:00着~塩見岳9:20着~塩見小屋9:45~三伏峠CS3着13:40
久しぶりに天候が安定した中で撤収を行う。朝方は曇り空だがあちこちに青空が見える。稜線に出ると風は強い。1、2ピッチ目はトップを向山とし、明るくなった頃に渡邉と交代する。みんな久しぶりの快晴に足取りも軽い。塩見岳手前の急斜面で設楽とトップを交代する。頂上手前で渡邉のペースが一気に落ちる。頂上で何枚か写真を撮る。塩見小屋に着くと幕営禁止ということなので三伏峠まで歩く。渡邉の足取りは重いが前向きな姿勢で歩いていく。三伏峠に着き、水を確保するため、テントを設営した後に石垣と一年生2人に水汲みを頼む。水汲みしながらシーバー交信を1年生にやらせる。
10月11日(土) 晴れ
三伏峠CS3発3:30~尾根取付点5:30着~塩川小屋6:30着
朝の撤収はスムーズに行うことができた。一年生のパッキングも早い。トップは渡邉にやらせてみる。途中、速く下るコツを渡邉に上級生が教える。尾根取付点につき、最初の渡渉地点で石垣が足を滑らせ、川にダイブする。濡れて寒そうだが、小屋に向け、すぐ歩き出す。塩川小屋手前で山葡萄を見つけ、少し頂き、下山する。
文責:鵜原孝祐