高畑山頂上にて
山行報告書
目的 |
リーダーシップ・フォロワーシップの向上、1年生部員(1年生の体力の確認)、
読図能力の向上 |
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山域 | 秋山山系 高畑山 倉岳山 |
日程 | 令和6年12月19日(木) |
メンバー | 3年 田畑 2年 SL黒木、L星野 1年 侯 、本川 計5名 |
行動報告
12月19日(木) 晴れ -1℃ (行動開始時)
07:25鳥沢駅(出発) 〜08:00小篠貯水池〜10:00高畑山10:15〜10:55穴路峠〜11:20倉岳山11:30〜12:15立野峠〜14:05梁川駅 (解散)
計画通りに、鳥沢駅を出発する。朝から冷えており小篠貯水池まで道なりに歩く。途中、登山口までの標識が丁寧に設置されており助かった。だが歩き始めて数十分程で侯は汗をかいていた為、登山口に到着前からペースを落とす。小篠貯水池でレイヤリングを整え、テルモスを飲んでもらった。
登山道に入ってからは、粉雪の中、沢沿いに進むが、後方の本川が遅れ始める。どうやら、登山靴については事前に指定していなかった為、ダブルブーツを履いてきたようで、山で履くのは初めてのようだ。冬靴慣らしにはなったので結果的にはよかったが、今回の目的とは違う。本川をトップの私の後ろにつけ、ペースをさらに落とす。そうこうしながら進んでいくと、周りは薄暗くなり、沢から尾根に乗り上げる分岐あたりが、今日一番雪が積もっていた。分岐で立ち止まり、どちらに進むか両一年生に聞いたところ、どちらも自信をもって、正しい方向を答えてくれた。ここから、尾根上を進む。
尾根上では両一年生とも疲れている様子はあったが、必死に歩き、予定時刻通りに高畑山山頂に到着し、長めに一本をとる。下り始めてすぐに、侯から靴擦れの報告を受ける。靴紐を緩く結んでいる為、指先が痛いようだ。脛は痛くなるが、きつく結ぶこととし、トレッキングポールを使用してもらい、再度、私の後ろにつける。
穴路峠まで下り、倉岳山まで上り返すがピークまではなかなか遠く、黙々と歩く。やっとの思いでピークに到着するが、大月市の定める秀麗富嶽十二景のうちの二景からは富士山は天気が悪く、拝むことは出来なかった。
下山を開始するが、落ち葉で道が不明瞭な箇所があり、ルート探しに苦労する。立野峠までひたすら下り、沢と合流する。地形図上ではルートは水線と近いのだが、実際は離れており、落ち葉で道も不明瞭であった為、ルートから外れ、月屋根沢に近づきすぎてしまう。沢から離れルートに再合流できたので良かったが、低山特有の恐ろしさを実感し反省する。以降、月尾根沢の右岸を高巻きながら下山し、車道に到着、道なりに進み、計画から若干遅れはしたが梁川駅にて解散した。
合宿不参加の1年生の為に、フォローアップ山行を実施したが二人とも、体力面に不安を感じた。合宿不参加分をフォローアップ山行で取り戻すのは容易ではない。また、私自身もトップとして、ルートファインディングに未熟さを感じた。総じて、実りのある、個人山行になったと思う。
(報告者: 星野伶旺)