F4にて左から原島(OG)、村上(OB)、大谷(OB)、米山(4年主将)、関(OB)
撮影:鈴木(OG)
山行報告書
日本大学山岳部
目的 | 沢登りの経験値を増やす。 |
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山域 | 東丹沢 四十八瀬川 勘七の沢(大倉尾根下降) |
日程 | 令和4年6月4日(土) |
メンバー | 4年 米山未羽(主将) L.大谷直弘(監督/OB)、鈴木快美(OG)、関 洸哉(OB)、村上洋道(OB)、原島千尋(OG) 学生1名+OB・OG5名 計6名 |
行動報告
6月4日(土) 曇り20℃(入渓時)
07:00渋沢駅~08:30二股林道入り口~09:35二股~11:30 F4(4m+10m)~13:00F5大滝(15m)~14:05大滝上部小ゴルジュ帯~15:45大倉尾根(花立山荘上)~18:00大倉バス停~18:30渋沢駅解散
渋沢駅集合後、週末で混みそうなバス(密)を避けタクシーで一気に西山林道入り口まで行ってしまう。ここでOB、OGと全員集合して二股を目指す。長い林道も6人でワイワイガヤガヤと会話が弾めば直ぐに着く感じがする。今回、久々にOBの関さんに参加して頂いた。
JAC学生部マラソン大会では日大OBチームで参加しているので、知った顔同士である。
二股に到着し速攻で沢仕度を整えて入渓を開始する。
今回は大谷が全てトップで行く。F1は出だしがポイントだがA0で安全に登る。沢は出だしでその日の調子が分かるが、本日もA0で絶好調。F2は左岸のリッジっぽいルートの右寄りをとる。F3は左岸をへつって水流右を登っていく。鈴木、関、村上、原島は釜をへつって、浸かって登り切る。大谷と米山はアイコンタクトで高巻く。F4の2段(4m+10m)の滝はザイルを張って登る。本日は水量が少し多く、ちょっとしたシャワークライムを楽しむ。F4とF5大滝の間の堰堤群は堆積で大分埋まってしまっているようだ。F5の大滝(15m)は右岸の踏み跡から高巻く。60mザイルを落ち口まで一気に伸ばす。落ち口に下る箇所は足場が悪いので立木からザイルを垂らし下降する。大滝を越えるとゴルジュ帯に入っていく。
勘七は大滝を除けば各滝はやさしく、各スポットの渓相も実に良い。加えてゴルジュ帯もあり、このゴルジュの中に連続する小滝が面白い。どこを登っても良いし、登り方も自由。
両手両足を突っ張り、股裂き登りも楽しいし、水流沿いに正面突破もいい。各自思いのままに登る。源頭のかなり手前で伏流になり、大倉尾根への取り付きを探りながら登り、頃合いを見て支尾根に取り付く。傾斜はじきになくなり獣道を辿ると大倉尾根へ飛び出る。
花立山荘の少し上に出てしまった。源頭を詰め過ぎたようだ。登山道脇でガチャものを格納し、各自足に付いたヒルを退治して大倉尾根を下る。
今回、4年生の米山主将に沢の楽しさをもっと、もっと知って貰いたくて計画を作ったが、多くのOB、OGの参加があり嬉しかった。米山主将は集客力が凄い。OB、OGも沢大好き人間が揃った。鈴木OGは相変わらず滝、釜は中央突破をする。公務員の関OBも忙しい中参加してくれた。山を一緒に登るのは8年ぶりかな。長い手足でしなやかに登る。原島OGも久々の帰郷中に時間を割いてくれた。村上OBは卒業後学生の面倒をよく見てくれる頼もしい存在。気のおけない仲間達との山登りは実に楽しい時間を与えてくれる。帰りの電車の中、疲れよりもいつまでも充実感に浸っていた。次も頑張る。
(報告者:大谷直弘)