令和5年10月7日 北岳山頂にて
山行報告書
目的 | 一年生の靴慣らし、歩行技術・夏山生活技術の向上 リーダーシップ・フォロワーシップの向上 |
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山域 | 南アルプス 北岳 (白根御池小屋往復) |
日程 | 令和5年10月6日(金)~令和5年10月7日(土) 移動1日、実働2日 |
メンバー | 3年 L三橋壌二 2年 田畑 天 1年 黒木佳太、星野伶旺 OB 國谷良介コーチ 計5名 |
行動報告
10月6日(金) 移動・入山日 晴れ 10℃
千石駅05:22~08:38甲府駅09:05~11:05広河原バス停11:35~白根御池小屋BC 14:15
10/5は悪天予報であったため、白峰三山縦走から北岳ピストンへと計画変更を行う。出発前日に部室へ集合し、装備や食料の調整を行ってから就寝する。翌朝、05:22発の電車に乗り、08:38に甲府駅へ到着。広河原行きのバスには私たち含めて30人ほど乗車しており、満員電車のような混み具合となっていた。11:05に広河原へ到着、先着していた國谷コーチと合流する。11:25に出発予定としたが、テーピングやコンパスワークに時間がかかり11:35に出発した。
広河原出発後は、緩やかな登山道を30分ほど進む。1年のザック重量は、黒木が25キロ、星野が15キロであったが、問題なく歩けていた。その後、道標を過ぎたあたりから急登が始まり、徐々に星野が遅れ始めてしまう。しかし、疲労があるのみで関節の痛みや靴擦れをしているというわけではないということで、ペースを落としてゆっくりと登っていく。急登が終わると平坦な登山道となっているが、西側には落石、東側には転滑落の危険があるため、あまりペースは上げれなかった。
14:15に白根御池小屋BC到着。
明日は晴れ予報のため予定通りアタックを行うこととし、星野の歩行技術、下山後までの時間を考慮して04:30発とした。
10月7日(日) アタック・下山日 晴れ 5℃
白根御池小屋BC 04:45~06:30小太郎尾根分岐~07:05北岳肩ノ小屋~08:00北岳08:30~
09:10北岳肩ノ小屋~09:40小太郎尾根分岐~11:20白根御池小屋BC 11:50~14:00広河原バ
ス停
03:00に起床し、1年生二人で食当を行ってもらう。星野は昨夜が初めてということで、まだまだ手順が覚えきれていないようである。そのため、黒木が指導する形で食当を行っていくが、動きに無駄が多く時間がかかる。結果、全員が食事を終えるのに1時間20分かかってしまい、出発時間にも15分遅れてしまう。
BC出発後は、アタック装備ということもあり軽快に進んでいくが、星野が昨日の疲労からふくらはぎの筋疲労を訴える。ペースを落として歩けば問題ないとのことで、ゆっくりと進んでいく。07:05に北岳肩ノ小屋へ到着、気温は0℃前後であるが風も相まって非常に寒い。全員、レインウェアに身を包んで登っていくが、歩いても寒さが増していくばかりであった。そんな中でも田畑を筆頭に全員で鼓舞しあいながら登っていき、08:00に北岳山頂へ到着。記念撮影や地形の同定を行い、08:30に山頂を後にする。
三連休ということで多くの登山者で賑わっており、道を譲りあいながら下っていく。11:20に白根御池小屋BCに到着し、撤収を開始、11:50に白根御池小屋を出発した。急坂の下りを進み始めたあたりで、星野がふくらはぎの筋疲労が悪化しているとのことでストックを使って下山を行う。落石を起こさないように慎重に下っていき、14:00に広河原へ到着。甲府駅行きのバスに乗って帰京した。
ふりかえって
今回の山行は、秋山合宿前に星野の生活技術、歩行技術の向上を図るために計画した。悪天により計画の縮小を余儀なくされたが、何とか計画を実行することができてよかった。しかし、生活技術や歩行技術には、大きな不安が残る結果となってしまった。秋山合宿までに、食当や体力トレーニングに勤しみ、秋山合宿を少しでも実りある合宿にしていきたい。
お忙しい中参加してくださった國谷コーチに厚く御礼申し上げたいと思います。有難うございました。
(報告者:三橋壌二)