10月3日 魚野川 万太郎谷本谷

山行報告書

日本大学山岳部

目的 大規模な滝を含んだ沢を経験する
山域 魚野川 万太郎谷本谷
期間 平成26年10月3日(金)~10月5日(日)
移動日1日、実働2日
メンバー 4年 CL山浦祥吾
3年 宝迫哲史
2年 加藤純、水越健輔

10月3日(金)移動日 千石駅(終電)〜JR上越線土樽駅〜駐車場

土樽駅までの終電に乗る。土樽駅から20分ほど歩いた駐車場に、ツェルトを張り就寝した。

10月4日(土)駐車場〜吾策新道入口(遡行開始)〜井戸小屋沢出合〜一ノ滝〜二ノ滝〜二ノ滝過ぎCS雨 15.7℃

駐車場4:00〜吾策新道入口(遡行開始)5:40〜井戸小屋沢出合7:50〜10:00一ノ滝12:30〜13:20二ノ滝〜15:00二ノ滝過ぎCS

入渓地点には、堰堤が4つあり、2つ目の堰堤から遡行開始となる。資料には、2つ目の堰堤は左から巻くとあったが、4つ目まで全ての堰堤を真ん中のスリットから通過した。水は冷たくあまり浸かりたくない。しばらく遡行すると、4m直瀑が現れる。左から登る。2年生2人は、上からロープで引き上げた。沖ドウキョウ沢出合では、足が届かないため泳ぐしかない。水越はライフジャケットを装着した。右岸から水に飛び込み左岸まで渡る。チャレンジしてみたが、ザックは浮力を持ち、ヘルメットを被った頭を押さえつける。流れに逆らい泳ぐ必要があり、なかなか難しかった。

一ノ滝では、山浦主将がリードする。水流の右側を登る。途中わずかな時間、晴れ間が覗く。一ノ滝からすぐに二ノ滝が現れ、水越がリードする。二ノ滝は右側を登る。ホールド、スタンス共に豊富で、一ノ滝より登りやすい。滝の落ち口は滑らないように注意が必要である。

二ノ滝過ぎ、天幕地を探すがそれらしき場所がなかなか見つからない。巨岩帯手前でV6テントを張れるスペースを見つけ、本日の天幕地とした。

10月5日(日)二ノ滝過ぎCS〜三ノ滝〜源頭〜肩ノ小屋〜天神平13:00(ロープウェイ)〜土合駅 雨 11℃

二ノ滝過ぎCS6:30〜7:15三ノ滝9:00〜12:00肩ノ小屋13:00〜14:05天神平14:30〜14:45土合駅

6:00出発の予定であったが、完全に明るくなるのを待ち6:30に出発。昨晩は雨が降り続けていた。風も強くなっている。三ノ滝は巨岩帯を越えると、すぐに現れた。山浦主将がリードする。下段10mは水流から離れた右壁から登り始める。下段上は広いテラスになっており、上段20mに取り付く。上段は水流内の右斜め上に走るクラックを頼りに、右の細い水流を辿る。そこからブッシュに入りトラバース気味に登る。ブッシュから落ち口に戻る際は注意が必要である。

三ノ滝過ぎのチョックストーン滝は、滑りやすかったので2年生を上からロープで引き上げた。源頭手前では雨が強くなり、台風らしい風が吹く。滑りやすいスラブを過ぎ、藪漕ぎをすると、すぐに肩ノ小屋に着いた。衣類が濡れているため、かなり寒い。小屋で暖をとり、ロープウェイ駅まで1時間で降りた。

総括

大規模な滝あり、泳ぎあり、そして谷川岳の頂上直下まで突き上げる沢を詰める魅力的な沢登り。今回は天気が悪くかなり寒かったが、天気の良い日に行けば、とても楽しい沢登りが出来るだろう。今回のような大規模な滝は、初めてであったが、迫力があり楽しかった。

また今まで習得してきた技術を、最大限にアウトプットするチャンスであった。正確にアウトプットは出来ただろうか。不足はなかったか。個人で反省し、この経験を次に繋げたい。

(報告:宝迫)

 

 

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