雪訓練場にて(左:加藤 右:富田)
山行報告書
| 目的 | メンバーシップ、リーダーシップの向上 冬季生活技術の向上 雪上歩行・雪上技術の向上 |
|---|---|
| 山域 | 谷川岳 天神尾根(BC) |
| 日程 | 令和8年1月5日(月)~令和8年1月8日(木) |
| メンバー | 2年 L加藤陽登 1年 富田明希 OB 賀来素直HC 学生2名+OBコーチ1名計3名 |
行動報告
1月5日(月) 入山日 晴れのち雪 -1℃ 積雪85cm
部室04:00~巣鴨駅04:30~08:37土合駅~土合駅前09:00~09:35谷川岳ロープウェイ駅~10:20土合口駅~10:40天神平駅~12:35天神尾根上BC
04:00部室を出発し巣鴨駅に向かう。出発時では富田の荷物の重量は25kg、加藤は32kg背負っていった。巣鴨駅からの電車に乗り何回か乗り換えて08:37、土合駅に着く。日本一のモグラ駅と呼ばれる所以の長い階段を上って行って土合駅前に出る。すでに汗をかきそうだったので一本を取りレイヤリングを整え09:00に土合駅前を出発した。
本来であれば09:20には谷川岳ロープウェイ駅に着けるはずだったのだが、15分遅れの09:35に谷川岳ロープウェイ駅に着いた。ここで賀来HCと合流。そして再度レイヤリングの調整、ビーコンチェック、装備の調整などを行って準備が完了した時には既に40分程の遅れとなってしまった。10:20に土合口駅を出発し10:40、天神平駅に到着。
ここから天神尾根上にあるBCに向かう。富田が初の雪山で、尚且つ20kg越えのザック重量だったがひたすら頑張っていた。BCは天神平からも見える近さであったためすぐ到着しそうだったが、途中でラッセルの箇所もあり、予想以上に時間がかかってしまった。
12:35にBC予定地に着。テントを張るために整地や雪防ブロックを作る。富田は初めての雪上での設営だったが指示したことがしっかり出来ていた。15:30頃から雪が降ってきて夜には吹雪となっていた。19:00頃、溝に溜まった雪を除雪してから就寝した。
1月6日(火) 停滞日 雪 -7℃ 積雪235cm
天神尾根上BC
03:00、テントが圧迫されているのを感じ予定より早めに起きて除雪を始めた。06:00頃になっても雪と風が収まらないのでこの日は停滞日となった。この日を利用し水作りをしたが富田は雪を殆ど溢さずにジェットボイルに入れていた。夜にもう一度除雪をし、プローブの刺す位置を変えて就寝する。
1月7日(水) 訓練日 曇りのち晴れ 5℃ 積雪120cm
天神尾根上BC06:40~06:50雪上訓練場14:30~14:40天神尾根上BC
この日は雪がほぼ降らなかったので訓練日とし、06:40、BCを出発し近くの傾斜でよさそうな地点で訓練をした。訓練内容は1年生の富田部員を中心に以下、歩行訓練、確保時の支点構築、ダイナミックビレイ、スタカットビレイを各々行なった。
歩行訓練である雪上での直登、直下降、トラバース、ダイヤモンド歩行(方向転換)は初めてにしてはかなり上手く、滑落停止は10回程度で完璧にできていた。支点構築は縦入れと横入れどちらも行い、次回以降正確に覚えているかが課題である。ダイナミックビレイでは引き上げにぎこちなさが見え、ロープが余分に弛んでいることが多かったが、ビレイでは制動を効かしてしっかり止めることができていた。
1ピッチずつトップとビレイが代わるスタカット訓練では手袋を3層(インナー、手袋、オーバー手袋)に着用して行った。固定分散、エイトノットやロープの扱いに苦戦し、時間がかかっていたが操作の手順は理解していた。スタカットで3ピッチを張り、ロープワークの訓練を終了した。
1月8日(木) 下山日 曇りのうち雪 0℃
天神尾根上BC06:50~08:40天神平09:20~09:35土合口駅
時間に遅れることなくテントを片付け06:50にBCを出発し天神平に降りる。朝早くに雪は降っていなかったが、時間がたてば吹雪となる予報だったので天神平の端でアイゼンとワカンの歩行訓練をする。一時間ほどしか訓練は出来なかったがアイゼンとワカンの注意すべき点は教えることはできた。09:20に天神平駅からロープウェイに乗り、09:35土合口駅に到着、帰京し今回の行程を終了した。
振り返って、谷川岳にアタックは出来なかったわけだが訓練に関してはとても良い結果になったと言える。冬季生活技術や雪上歩行、雪上技術はもう一度冬山に行けば完璧に身に付けられる具合になった。最後にお忙しい中参加してくださった賀来HCに厚く御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
(報告者:加藤陽登)


