7月31日~8月22日【夏合宿】北アルプス 剱沢定着/後半縦走~親不知

2006年  夏合宿

期間 平成18年7月31日~8月22日
メンバー CL早見(4)、SL石垣(3)、鵜原(2)、船田(2)、竹内(1)、星野(1)、設楽(1)
場所 北アルプス北部  剱沢定着/後半縦走 剣沢~薬師岳~黒部五郎岳~三俣蓮華岳~鷲羽岳~水晶岳~針木岳~鹿島槍ガ岳~五竜岳~白馬岳~朝日岳~親不知下山

7月31日(月)入山日  天候 晴れ

室堂ターミナル9:30~別山乗越12:08~剱沢BC13:00

今日の天候は晴れ。9時10分にバスターミナルに着き、準備をして9時半に出発する。4年生以外は全員45kg以上の重荷となる。雷鳥坂を重荷に耐えながら2Pで登りきる。剱沢到着までの時間は3時間半でした。去年より少しだけ遅いタイムだが、1年生も45kgを越えている事を考えると非常に速いペースだと感じる。

8月1日(火)雪訓場偵察日  天候 雨時々晴れ

剱沢BC 3:45~雪訓場5:45~BC帰幕 10:15~登攀講習 11:15~剱沢BC  15:00

今朝は雨が降る中の偵察となった。石垣、船田、鵜原の三人で長次郎谷の偵察に行く。去年よりは雪が多く残っている。平蔵谷出合付近で雪面がアイスバーンとなっており歩行に苦労する。ガスが出てきたので、その場所から長次郎谷出合まで下ることを一旦止めてガスが薄くなるまで待つことにする。ガスが薄くなり、長次郎谷に下る。平蔵谷は下部が激しく崩壊しているが、長次郎谷は目立った崩壊がなく状態も悪くない。熊ノ岩付近に到着した頃からガスが再び濃くなり、落石の早期発見が難しくなる事からA、Cフェースの偵察は行なわずに帰幕することにする。

BCに残ったメンバーは7時に起床する。起床後はBC付近の雪渓にて一年生のザイルワークを確認する。肩がらみ、スタンディングアックス、ブーツ、グリップ、半マスト等各種ビレイの復習を行なう。それと同時にジッヘルの形なども練習する。10時には練習を終了させ、偵察隊の為に紅茶を用意する。10時15分に偵察隊と合流して11時15分より岩のザイルワークを行なう。内容は主にハーケンの打ち方やセカンドのビレイ、ダブルロープでのランニングのとり方などを教える。15時には講義を終了させる。

8月2日(水)雪訓1日目  天候 晴れ

剱沢BC4:45~長次郎谷出合5:35~熊ノ岩付近雪訓場6:35~雪訓開始7:40~ダイヤモンド9:30~8の字10:30~ジッヘル11:50~長次郎出合12:15~剱沢BC13:50

今日は朝から快晴となる。長次郎出合から熊ノ岩下までお決まりの雪訓ダッシュ!!1年生の順位は1位星野、2位竹内、3位設楽となる。相変わらず石垣は30分ほど遅れての到着となる。石垣と合流するまで時間がありそうなので、2年生をCフェースの偵察に行かせる。全員集合してから直登、直下降を開始する。竹内には鵜原、星野には石垣、設楽には船田がそれぞれつき、足使いの細かい指摘がはいったり、後ろから大声で声が小さいと怒鳴られたりしながら、皆必死に歩いている。1時間しっかり直登、直下降を行い10分程度休憩をいれた後、8の字、ダイヤモンドを各50分づつ行い、残った時間をジッヘルに使う。普通に滑り落ちる以外に横から落ちてみたり、頭から落ちてみるなど、いろいろバリエーションを試してみて、実際に止まるまで練習を繰り返す。

11:50に下降を開始して、長次郎出合からは休憩をいれずにBCまで行こうとするが、途中で設楽が軽い熱中症にかかったため、早見、石垣が看病しながらBCまで戻る。BCまで戻り、涼しいところで寝かせたり、水を適度に摂らせるなどしてしばらく様子をみる。1時間後にはほぼ回復し、翌日の行動に支障が出ないようなので明日も予定通り雪訓を行なう事にする。

8月3日(木)雪訓2日目 天気 晴れ

剱沢BC4:35~長次郎谷出合5:15~熊ノ岩付近雪訓場6:35~雪訓開始7:00~雪訓終了10:00~FIX下降開始10:18~終了11:23~長次郎出合12:00~剱沢BC13:18

今日は昨日より10ほどはやく出発した。出合に着いてから2日目の雪訓ダッシュを行う。順位は変わらなかったが、3人とも必死に追い抜いたり追い越したりしていてかなりの接戦になった。ザイルワークも昨日と変わらないメンバーで行なう。各自全てのザイルワークを終わらせた後残った時間で、ボラードによる懸垂下降や支点の作り方などを練習する。最後にFIXを張りながら下降する練習を行なう。2Pを船田と鵜原がリードして1年生がビレイを行なう。準備と上級生の指示が遅い為結局2P張るのに1時間と5分かかってしまった。2P張り終わった後は、出合までひたすら下降の練習を行なう。出合からBCまでは1時間と10分で到着する。

8月4日(金)分散登攀 天候 晴れ

奥大日隊

剱沢BC3:00~別山乗越3:30~奥大日岳7:15~別山乗越8:10~剱沢BC8:40

A、Cフェース登攀隊

剱沢BC2:25~長次郎谷出合3:35~Aフェース取付着4:35~登攀開始5:08~Aフェースの頭6:38~Cフェース取付着8:12~Cフェース登攀開始8:30~Cフェースの頭12:10~長次郎谷出合15:48~剱沢BC16:58

奥大日隊

3時にB.Cを出発する。暗い中ヘッデンをつけての行動なのに1、2年生は綺麗に歩く。30分で別山乗越に到着する。道は平らで危険箇所も特に無く順調に歩き頂上に立つ。頂上でコーヒーとミルクを飲み、暫し風景を楽しむ。

A、Cフェース登攀隊

2時半前に出発する。出合からAフェース取付まで一時間で着いてしまう。ルートを探して多少時間を使うがルートを見つけてからは、10分程度で登攀準備を終わらせて登りだす。1P目は細かいフェースだが、極端に難しい感じもなく1P目の終了点に着くが、20m程度しかザイルが伸びていなかったので、もう1P繋げる。2P目はバンドを右にトラバースして小チムニーに体をねじ込む。細かいホールドと微妙なスメアに苦しむ。右カチで強引に体を引き上げる。ザックの重さに悲鳴を上げながら、2P目の終了点に到着する。ハーケンとRCCボルトにハンギングビレイしながらセカンドのビレイにはいる。星野が二番手で上がってくるが、終了点2m手前でかなり苦しいげな顔が見える。鵜原も上がってきて三人がこのビレイ点に体重をかけていると生きた心地がしない。2P目はフェースを5m程度登ってからブッシュに突っ込むのが正規のルートだがⅡ級もⅢ級も変わんないので綺麗なルートに変える。頂上は晴れていて遠くは鹿島槍ヶ岳まで見える。頂上についてから懸垂に移る。星野はまだ慣れていないようでモタつくがCフェースには8時に着く。

Cフェースは鵜原がリードする。初めてのリードで初めてとりつく剣稜会ルート。少々不安がる鵜原にがんばれよと応援する。1、2P目は難なくこなしているがやはりランニングのとる位置やルーファイに時間がかかっている。3P目で終了点よりかなり手前に作ってしまい、普段は4、5P目は繋げれるが、ランニングの流れとかの関係から10m程足りない状態に陥った。そのため、1P多くなってしまい終了時間が3時間半と長めの時間になってしまった。Cフェースの頭で少し長めに休憩をとり、コーヒーを飲みながら景色を楽しむ。5・6のコルの懸垂を終えた後に立教に出合う。軽く挨拶をして長次郎谷をくだる。B,Cについたときには全員体力を使い果たした感じがするぐらいグッタリしていたが、3人は固い握手をして登攀の成功を祝った。

8月5日(土)剣岳本峰登頂日 天候 晴れ

剱沢BC4:50~一服剱5:20~剱岳8:20~剱沢BC12:10

今日は5時前に出発する。一般登山者が非常に多く、すれ違いに神経を使う。カニのたてばいで渋滞に会い、なかなか頂上にたどりつけない。結局3時間と少しかかっての登頂となる。今日は快晴で眺めもよく、これから縦走する後立山連峰や裏銀座、遠くは三俣蓮華岳まで見渡せる。ながいな~とみなつぶやきながら頂上からの眺めを楽しむ。下降もカニのヨコバイとその他の危険箇所で渋滞に会い結局BCには12時と予定通りの到着になる。

8月6日(日)縦走1日目 天候 晴れ時々曇り

剱沢BC4:00~雄山8:00~龍王岳9:50~獅子岳11:20~ザラ峠12:50~五色ヶ原キャンプ場CS1 13:10

今日は1年生の準備が遅いのでいつもより30分早い4:00に出発する。荷物が重く、竹内、設楽が荷物を担ぐのに特に手間取る。歩き出してからも竹内がフラフラしていて、見てて危ない。獅子岳の頂上でパッキングを石垣が直す。ザラ峠から先に進むころから1年全員がバテ気味になる。これから先の長丁場をはたして乗り越えれるのかと、いささか不安になる。

8月7日(月)縦走2日目 天候 晴れ時々霧

五色ヶ原キャンプ場CS1 3:45~鳶岳4:50~越中沢乗越6:00~越中沢岳7:10~スゴの頭9:10~スゴ乗越10:50~スゴ乗越小屋キャンプ場CS2 12:10

今日は昨日よりも15分程はやい出発となった。越中沢岳までは順調に進むが、連日の日射の為メンバー全員体力を奪われる。更にスゴの頭辺りから設楽が軽い熱中症にかかる。水を多く摂取し、帽子をかぶるが、あまり効果が無い。なんとか休み休み動きながら、スゴの小屋までたどり着く。夕方になる頃にもなると設楽は回復し、明日も予定通り動く事にする。

8月8日(火)縦走3日目 天候 晴れ

スゴ乗越小屋キャンプ場CS2 3:35~間山4:45~北薬師岳7:10~薬師岳8:20~薬師峠キャンプ場CS3

今日は昨日よりも10分程はやい出発となった。台風の影響が心配されていたが、予想を覆す快晴となった。涼しいうちに間山まで登りきる。その後もほぼコースタイム通りに進む。薬師岳に着いて記念写真を撮り、暫く頂上に留まる。下山に移ってからは2Pで薬師峠キャンプ場に着く。

8月9日(水)縦走4日目 天候 晴れ

薬師峠キャンプ場CS3 3:34~北ノ俣岳6:00~中俣乗越7:10~黒部五郎岳8:40~黒部五郎キャンプ場CS4 11:04

今日は昨日の台風の影響が心配されていたが、快晴となった。出発してから1時間と50分ほどで北ノ俣岳に到着する。その後、コースタイム通りか、短縮するような感じで黒部五郎キャンプ場に到着する。全員の体調を考えた上で今日はここに泊まることにする。

8月10日(木)縦走5日目 天候 晴れ

黒部五郎キャンプ場CS4 4:34~三俣蓮華岳6:10~三俣蓮華キャンプ場CS5 7:00

今日は最短行動となった。黒部五郎から三俣蓮華キャンプ場までの3時間の行程を2時間程度で終わらせる。各自、洗濯や睡眠、ボルダーなどすきな行動をとり体を休める。

8月11日(金)縦走6日目 天候 晴れ

三俣蓮華キャンプ場CS5

Rest

8月12日(土)縦走7日目 天候 雨と雷時々晴れ

三俣蓮華キャンプ場CS5 3:06~鷲羽岳4:26~三俣蓮華キャンプ場CS5 5:26

今日は長時間行動の為にいつもより1時間早い出発時間にするが、頂上にて雷雲に入り非常に危険な状態と判断して、急いで同ルートを下降する。15分ほど経過したときには雷雲も通り過ぎ、晴れ間が見えるようになるが、11時頃から再び雷雲が迫り、激しく天気が崩れだす。今日はレストという感じになる。

8月13日(日)縦走8日目 天候 ガス時々晴れ

三俣蓮華キャンプ場CS5 3:36~岩苔乗越5:00~水晶岳6:30~東沢乗越7:40~野口五郎岳10:16~烏帽子小屋12:50~烏帽子岳(往復)~烏帽子小屋CS6 15:10

今日はコースタイムで11時間以上のロングスケジュールだったが、平常通りの出発となる。出発してからの1、2Pは霧のため見通しが悪い状態だったが、それ以降は青空が広がる天気となった。

1年生、2年生のスピードは速いが、石垣のペースが上がらない。結局今日一日は、セカンドの設楽にかなり遅れている状態が最後まで続く。人が多く、すれ違いや頂上に長く居たせいもあってだいたいコースタイム通りとなる。

8月14日(月)縦走9日目 天候 晴れ時々ガス

烏帽子小屋CS6 3:34~南沢岳5:00~船窪岳第2ピーク9:30~船窪キャンプ場CS7 12:15

今日も3:30頃に出発する。南沢岳を越えた辺りから樹林が濃くなり、日射のせいもあり熱がkもる。昨日よりも風の通りがなく、更に高低差の関係もあり、隊全体がバテ気味になる。その為ペースも上がらず、危険箇所でも思っていた以上にざれており、浮石も多く、FIXも残置ザイル等の悪条件が重なり、ますます通過に時間がかかる。

今日は竹内と石垣が猛烈にバテていた。

8月15日(火)縦走10日目 天候 晴れ時々ガス

船窪キャンプ場CS7 3:34~北葛岳6:14~蓮華岳9:06~針ノ木小屋キャンプ場CS8 11:14

今日は短い行動予定だが、実際はある程度疲れがたまっている為、コースタイムを短縮する事ができないまま蓮華岳に登頂する。頂上は見晴らしがとてもよく、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、薬師岳、水晶岳、剱岳、針ノ木岳遠くには白馬岳、五龍岳までもが展望できる。あまりの見渡しの良さに、頂上で30分ほど長居してしまった。

キャンプ場に着いてからは、洗濯をしたり、睡眠をとるなどして時間を過ごす。

8月16日(水)縦走11日目 天候 晴れ時々ガス

針ノ木小屋キャンプ場CS8 3:36~針ノ木岳4:10~赤沢岳6:40~新越山荘8:20~岩小屋沢岳9:54~爺ヶ岳12:38~冷池山荘キャンプ場CS9 13:58

朝は3時半台にスタートできるが針ノ木までの間は登りなので思ったよりスピードが上がらない。スバリ岳を越えたあたりから太陽が出てきて、日射が強くなり体力を奪われる。しかし、爺ヶ岳に着くまでの間でガスと風がでてきてコンディション的には楽になってくる。キャンプ場に着く辺りで竹内がバテる。到着は14時前となる。

8月17日(木)縦走12日目 天候 霧午後から雷雨

冷池山荘キャンプ場CS9 3:35~布引山4:25~鹿島槍ヶ岳南峰5:45~冷池山荘キャンプ場CS9 7:30

今日は上空の風の流れが強く、霧の為南峰に着いてから30分程度様子をみるが、天候回復の兆しが見えなかった為、CS9に引き返す。16時頃から雷雨となる。

8月18日(金)縦走13日目 天候 晴れ時々霧

冷池山荘キャンプ場CS9 3:34~布引山4:25~鹿島槍ヶ岳南峰5:00~キレット小屋8:00~五龍岳12:24~五龍山荘キャンプ場CS10 13:34

今日は朝3時半台に出発。天気は風が少々強い程度で昨日に比べれば全然マシである。出発してから1P半で鹿島槍ヶ岳に到着する。ここから今回の合宿の中でも核心部分である、八峰キレットに下る。所々悪所がでてくるが、去年の事故の教訓のおかげでトップからラストにまで情報伝達がスムーズに行なえるようになっているため慎重に通過することができた。五龍岳のG5、G4はそれほど危険なところもなく、頂上に到着する。五龍山荘には13時30分台に到着する。

8月19日(金)縦走14日目 天候 晴れ時々ガス

五龍山荘キャンプ場CS10 4:34~唐松岳頂上山荘6:40~唐松岳7:00~不帰キレット9:30~天狗山荘キャンプ場CS11 11:30

今日は出発を1時間ずらした4時半台に出発した。唐松岳までは順調に進む。唐松岳からメットを装着して危険箇所の通過に備える。不帰キレットは2峰の下りで鎖場がでてきたが、それほど難しい場所もなく、鎖も全部FIXされていたので簡単に通過できた。

天狗山荘は水場もあり、快適に過ごせそうである。

8月20日(土)縦走15日目 天候 晴れ時々ガス

天狗山荘キャンプ場CS11 4:34~鑓ヶ岳5:24~白馬岳7:50~雪倉岳9:50~小桜ヶ原分岐11:34~朝日小屋キャンプ場CS12 13:10

今日は朝からほど良いスピードで歩き出す。2Pと半分で白馬岳頂上に到着する。この頃から雲が出はじめ、雪倉岳に着く頃にはすっかりガスに覆われていた。この辺りから標高が低いせいか、蒸し暑くなってくる。到着は予定より2時間程はやい13時となる。

このキャンプ場には僕らを含めて何組か親不知まで向かうグループがテントを張っている。

8月21日(土)縦走16日目 天候 雨時々晴れ

朝日小屋キャンプ場CS12 5:00~朝日岳5:50~千代の吹上6:20~黒岩山8:40~サワガニ山10:10~拇海山荘キャンプ場CS13 12:10

今日は朝から大粒の雨が降る中、撤収作業を行い4:30には体操も終わるが、暗すぎるうえに竹内のヘッデンも調子が悪いので、明るくなるまで待機してから出発する。大雨の中の行動は1年生は初めてに近いので動きがかなり鈍い。サワガニ山以降雨も止み、晴れ間が見えるようになる。

8月22日(日)縦走17日目 天候 雨時々晴れ

拇海山荘キャンプ場CS13 5:00~親不知10:14

今日はこの長期縦走最後の日だ。今まで歩いてきた距離にして100km以上のこの長期縦走もいよいよ終わりを迎えるわけだが、なんと天気は雨。しかも、蒸し暑く、汗はダラダラ出続け水も2Pで無くなるような状態。一刻もはやく下山したいという気持ちが、コースタイムを3分の1短縮することにつながったのは言うまでもない。下山したときには、靴は泥で汚れ、全身は汗と雨のせいでビショビショになっていた。

最後は恒例のエアリアと看板を入れた記念撮影。仕事中のおじさんにお願いして写真を撮ってもらう。夕日が見れなかったのは残念だったが、このメンバーで怪我も無く無事に下山できて本当に良かったと感じた。

総 括

今回、23日間という長期合宿を無事に終わらせることが出来た。これは、部員一人一人が自分のやるべきことを行った証だと思う。長期間の山行で一番重要になってくるのは、体力でも精神力でもなく、毎日をいかにストレス無く過ごすかということだろう。その為には、生活技術が重要な位置を占めるのは言うまでもない。今回の合宿では、下界では絶対にトレーニングできない、長期間の山行に対する生活技術、長期山行でもバテない体力、メンタル面での強さなどが鍛える事ができた。これらの能力は長期遠征や冬季停滞などの場面で必ず必要な能力である。つまり、前期の課題であった、基礎を固め底力をつけるといった目標は達成されたことになる。だが、問題もいくつか残った。1年生の行動の遅さ(特に朝のパッキングやテント設営後の個装の片付け等)や上級生の指導能力、統率能力の問題(FIXを張るときの手順や1年生への指示の遅さ)などが目立つ。このような問題は、夏合宿が終わる前には当然直しておかなければならないものだ。

以上のように、合宿が成功しても問題はいくつか残っており、更にはアルパインクライミングの能力の低さ、沢登などを行なう際必要な総合能力の低さなど冬合宿に向けていくつか課題が残っているのも確かな事である。今後、更なる部活動の飛躍には、アルパインや沢登などの項目は必要不可欠なものだろう。冬合宿を見据えて今後どのような冬山に行けるかは、上級生のやる気しだいだと私は思う。

主将 早見 紀章

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