山行報告書
日本大学山岳部
目 的) ロープワーク技術の向上、登攀技術の向上
山 域) 飯能 日和田山
日 程) 平成28年6月25日(土)
メンバー) 4年 L加藤 純
3年 高根澤亮太
2年 荒井暢之、中泉雄人
1年 川村洸斗、白土朝香、新保裕也、福吉晃樹、守屋勇希
OB 賀来素直コーチ 計10名
日和田山女岩取り付き基部にて
行動報告)
08:00高麗駅(集合)〜08:30岩場〜(クライミング開始)〜16:00岩場(クライミン
グ終了)〜16:30高麗駅(解散)
前日から梅雨前線の活動が活発化しており、天候の予測が難しい為に計画実行の判断は
当日の4時頃に行った。神奈川では天気が荒れているようだが、東京では降っていない。
雨雲が流れてきており序盤は弱い雨に打たれる可能性もあったが、早い段階での回復を期
待して決行に至る。高麗駅に着くと、早くも晴れ間が見え隠れしていたのでホッとする。
加藤と中泉が前入りして、濡れた岩場に注意しながらロープセットを行った。簡単な岩
場であるが、気を抜くと大変な結果を招くのはどこも一緒だと感じた。
ほどなくして参加メンバー全員と合流した。注意点を説明してから、登攀訓練を開始す
る。新入生の到達内容は、登攀技術の向上と懸垂下降技術の習得である。上級生もフル稼
働して、新入生にミスのない動作が定着するよう指導した。登攀対象の岩場は、部分的に
濡れていた所もあったが、新入生は注意深く臆することなく登っていた。効率を考えて、
男岩に移すことはせず、一貫して女岩で訓練を続ける。お昼休憩を挟んで午後からは、懸
垂下降訓練を行なった。実際に下降する見本を見せてから始めたので、各自イメージ通り
行動に移せた様子である。
今回、参加の新入生は技術の習得が早いので、こちらとしても色々なことに挑戦させて
いきたいと感じた。準備に余裕があれば、一連の手順を部会で伝達することによって、
岩場での訓練効率が上がるのはいうまでもない。今後は、在籍部員の人数を考慮した指導
内容を組んでいきたい。3年の高根澤は安全管理のノウハウが板に付いてきたのか、中々
頼もしい様子でコーチや下級生と言葉を交わしているのが印象的であった。2年生は感心
するところがあるものの、目先のことだけでなく今後の成長を見据えた考えと振る舞いを
身につけて欲しい。本日、賀来コーチにも参加頂けたことで、安全管理を徹底して練習す
ることができ、無事登攀訓練を終了することが出来た。
(報告者:加藤 純)
トップロープでクライミング練習する1年生の新保部員
懸垂下降の練習をする1年生白土部員