山行報告書

日本大学山岳部

目  的) 危急時に対応する能力を養うとともに、事故を起こさない登山的態度を養う。

山  域) 埼玉県 関八州 見晴台

日  程 平成28515日(日)

メンバー) 3年 高根澤亮太 他計7

      JAC学生部(参加大学:専修大、中央大、東海大、法政大、日大)

      講師 東秀訓氏

気  象) 曇り

              シート搬送訓練中の参加学生

行動報告)

西吾野駅8:30〜高山不動尊10:30〜関八州見晴台13:00〜西吾野駅16:20

 

 朝から空は雲に覆われていが、気温はそれ程低くないように感じられた。参加

大学は、私のほかに専修大学から2人、中央大学から1人、東海大学から2人、

法政大学から1人であった。集合時間の30分前に、西吾野駅に集合し前回の講習

会の復習を行う。それぞれの隊員が意見を出し合いながら、ザック搬送の方法に

ついて話し合う。

 

その後、高山不動尊まで実際にザック搬送を行う。10分ごとに要救助者役で

ある隊員を入れ替えながら、搬送する。途中、ザックの中で要救助者を支えて

いる荷物を増やす、板を入れるといった改良を加えた。また、急登では搬送者に

スリングをつなぎ、歩行をサポートした。

 

 高山不動尊に到着後、休憩をはさみシート搬送訓練に移行する。ロープを編ん

で担架を作る方法は、初めて行う方法だったので新鮮であった。実際に行ったシ

ート搬送は予想以上に難しく、細い道での搬送では要救助者に見立てたザックが

飛び出てしまった。見晴台の手前でシート搬送を切り上げ山頂へ向かう。山頂で

は東講師にホットサンドを御馳走になった。有難うございました。

 

 下山時、樹林帯の急坂でザック搬送を想定したFIX工作を行った。途中支点を

目の高さほどの高い位置に取り付け、ロープをきつく張ることがポイントだ。

こうすることで、ロープを支えにして歩行することができる。

西吾野駅に到着後、訓練の反省、今後の課題について話し合い帰京する。

 

 (報告者:高根澤亮太)

 

 

 

 

 

西吾野駅にて、ザック搬送の復習

ザック搬送開始

 


 

スリングを使ったサポート