桜門山岳会短信 bP32

    平成12年12月15日発行

 

 桜門山岳会会員各位

桜門山岳会会長    芝田  稔

日本大学山岳部部長  平山 善吉

桜門山岳会理事長   尾上  昇

桜門山岳会担当理事  高橋 正彦

「部室及びOBルーム開設とお願いについて」

 拝啓 向寒の候 会員各位におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申しあげます。

さて、標題について、この9月まで学生部員が活動の拠点としておりました部室は、駿河台の理工学部1号館にある、理工学部山岳部部室に間借りしておりました。

 この1号館が老朽化のため改築となり、9月末をもって取り壊しのため立ち退きとなり、本来体育局から与えられておりました東京多摩の稲城市若葉台部室に記録、図書、装備等を移動しました。

この若葉台の部室は日大体育会や一般学生の体育用にサッカー、ラクビー、野球等が出来る立派に整備された広大な総合グランドの片隅にありますが、部室といえる間取りではなく、倉庫同然の窓もない8坪程の広さの暗い部屋です。

 ここに部室を構えているのは体育会では山岳部と自動車部の2つであり、大学当局の事情も変わり、管理を外部の警備会社に委託しているため、夜の7時以降は使用できなくなりました。

大学としては、自動車部が夜の7時までの活動で充分と言っているので、山岳部だけのために契約時間を延長するのは難しいとの返事であります。

 これでは山岳部存続の生命線である部室が実質ないにひとしく、前後策を講じなければならないと、コーチ会を中心に、学生、監督、担当理事が検討しておりましたが、丁度、この若葉台から車で15分の所にテナント・ビルを所有している神崎会員より7坪程の空き室が出たので、これを電気代だけで使用してくださいとのありがたい申し入れがありました。

 しかし、どこのビル所有者もバブルがはじけ、建築費も回収できないのが通例であり、神崎ビルも例外ではないと考慮するのが妥当と判断し、市価の半値以下ですが敷金、礼金なしの年間40万円(月額3万4千円)で合意し、OB会から20万円、学生が部費より20万円を支払うことで担当者の案がまとまりました。

 これを10月27日に開催された理事・評議委員会に諮りましたところ、あまりにも唐突な事で山岳部の現状が昔とのギャップを埋めるのに2〜3の質問がありましたが、全員一致で承認を得ましたので、ご報告方々、ご了解をお願い申し上げます。

 このルームは一時避難的なものであり、今後大学当局と部長はじめ監督とも、学生の活動しやすい環境作りに鋭意努力いたします。

 また、このルームの活用は、学生ばかりでなく、現状は部員数7名(他大学よりはるかにまし)

と少なく学生構成もリーダー不足のため、コーチ会が分担して合宿に参加している上、2001年秋にはサンルン峰登山の準備もあり、学生、OB一体となり使用したいと考えております。

 また、交通の便が良くありませんが地方から上京されたOBの談話室としても活用できないか模索中です。その運用方法についてはルーム使用と併用して検討し追ってご連絡申し上げます。

多摩ルームの所在地は下記の通りです。

 

206−0042 東京都多摩市山王下1−13−16 Kハウス多摩403号室

(仮称)日本大学山岳部・桜門山岳会ルーム(略称を検討中)

TEL・FAX近々設置予定

 

このように会員の貴重な浄財を支出する事になりますので、広く会員のご意見を反映したいと考えております。

 つきましては本件に関するご意見、ご要望等は高橋までご連絡下さい。

 

-mail: makko-t@muh.biglobe.ne.jp

 

尚、かようなことから桜門山岳会運営には総会パンフレットの会計報告でも明らかなように「会報」

等の何年かに1回の出費は別として、恒常的に年間80万円を要し、来年度からは100万円を要する事になります。

 数字的には会員250名、年会費5千円(75歳以上は自主判断)、会費収入125万円で財政の健全化を計れるのですが、振込の煩雑さ、(来年度から郵便振込口座も設けます)振込忘れ等で実際の振込会員は70名です。(ここ数年は複数年収められている会員のお陰で実質80〜100万円納金があります。)

時代は異なっても多感な青春時代を共通の山岳部で過ごした灯を消さないためにも、何卒、未納の会員の方々のご協力をお願い申し上げます。

敬 具

 

[報 告]

「桜門山岳会理事・評議員会開催」

日 時:平成12年10月27日(金)19:00〜21:00

場 所:東京体育館1階第4研修室

出席者:芝田会長、尾上理事長、高橋(正)、神崎、柄澤、岡田、大谷、山本(茂)、各理事

    松田、山本(晃)、宮原、深瀬、中嶋、赤井、今村、高緑、各評議員

    中村(進)学生:石川 以上18名

 

議 事

1.    天幕懇親会報告

10月21日〜22日奥多摩氷川キャンプ場でOB、現役多数参加し盛大に開催された。

奥多摩の山を歩いてから参加された方、翌日山歩きを楽しんだ方、等それぞれ初秋の奥多摩を堪能したとの報告があった。

2.学生の活動報告

   現在部員は総勢8名、11月21日〜28日まで八方尾根合宿を行い、12月27日から

  13年1月5日まで越後中岳周辺を計画している。

   現在の部室は11年2月にお茶の水理工学部1号館に部室をお借りし活動していたが1号館の建替え工事のため、取り壊しになるので10月上旬に稲城の部室に装備、機材を移した事が

  CL石川から報告があった。

  「部室問題について」

  稲城の部室は、部室とは名ばかりで、窓もなく、机もない、倉庫と同じである。その上、午後

  7時以降利用が出来ないということであったので、体育会へも7時以降の利用を交渉したが、同施設は管理会社に委託しているため、山岳部の為だけに時間延長は出来ないとの回答であったと神埼監督から状況説明があった。

午後7時以降使用出来ないという事は、実質的に部活動が停滞する懸念があるとして、担当理事、ヘッドコーチ、学生が前後策を検討している中、神崎監督より稲城部室から15分程の所に自分の所有するビルがありその一室を電気代だけで利用してもらいたいとのありがたい申し出があった。

   都内ではないが稲城の部室より交通の便もよく、都心から1時間程でOB会も利用出来るので担当理事、ヘッドコーチ、学生が協議の結果、電気代込みで年間40万円とし、OB,学生

  共に20万円ずつ負担することで神崎氏の了解を得て、理事・評議員会に提案する事となったと高橋理事より提案理由の説明があった。

  「質疑応答」

      部室の家賃は払えるのか。OB会の経費も潤沢ではないが。

      契約する場合は慎重に、責任の所在をはっきりさせる必要がある。

      学生の年間予算が部員数等の理由で削られないのか。 

  などの意見が出された。

 今後、部長、監督、ヘッドコーチ、が中心になり大学当局に対し、大学施設内にしかるべき部室

 を確保出来るよう交渉を行う。理事会は会員に年会費の入金を呼びかけ、賃借部室は鍵の管理、

火の始末、ゴミの始末、入退者に対する記録の義務付、管理責任者の決定、を明確に行う事など

を確認してテナントビルの賃借は承認された。契約は平成12年11月1日とする。

3.サンルン峰登山計画について

  中村進氏より経過報告がされた。

  ・9/9中国に登山計画書を提出した。

9/20中国側から登山許可出せるだろうとの連絡あり。

10/5登山計画を作成する。

10/12日本山岳会の支援を依頼する。

10/21天懇で若手OB,学生に計画を説明、参加を打診する。

  総費用は800万円〜900万円

  学生の参加、医学部山岳部へもアプローチしている。

4.その他

 ・新年会予定:平成13年2月1日を予定している。会場等詳細は後日、文書でご通知したい。

・理事会の後任人事は現在協議中である。至急結論を出したいと尾上理事長から報告された。

 

「山岳部副部長に、根本君也(ねもと きみや)教授が、日本大学より任命される。」

[山岳部副部長の紹介]

日本大学保健体育審議会部長・副部長・監督及びコーチ等に関する内規により「各運動部に副部長をおく」ことになりました。

 今までは、部長、監督の2本柱でしたが、平成12年4月1日付で、内規が変更になり、部長・副部長・監督・コーチの4本柱になりました。 副部長には歯学部の根本教授が任命されました。

 根本先生は、以前から私たちの山岳部には縁の深い方で、日本大学北極点遠征隊の遠征にさいして、当時の日本大学 鈴木 勝 総長と共に、影の大きな力となって支えてくれた方でもあります。

[略 歴] 昭和15年生まれ 昭和40年 日本大学歯学部卒業。

松戸歯学部山岳部の創立当時、昭和49年より平成6年まで、同山岳部長を歴任。

[住 所]〒274-0814 千葉県船橋市新高根4−15−22 TEL 047−464−0422

[勤務先] 日本大学松戸歯学部 歯科理工学教室

271-0061 千葉県松戸市栄町西2−870−1

TEL(教授室直通)047−360−9352

 〃 (研 究 室)047−360−9349

FAX       047−360−9350

                         大城 泰 記(S34年卒)

 

小嶋一男氏「極北ロマン紀行」壮行会開催される。

 小嶋氏の壮大な計画も最終章に入り、11月15日(水)氏を支援する地元東大和市の住民の皆さんや東大和市の市長、議員の方々など100名程が東大和BIGBOXの宴会場に参集し、盛大に壮行会が挙行された。

 冒頭、小嶋氏より過去3年間の経過報告と今回の計画概要が説明され、ボランティア・スタッフの紹介があった。(学生:鳥居君もスタッフとして参加)その後、来賓、支援者の挨拶が続いたが、参加者が顔見知りと言う事もあって、和気藹々、和やかな雰囲気の中で進み、地元の人達や、若いボランティア・スタッフに支えられたエクスペディションであることが窺がえる壮行会であった。

                                   柄澤 洋城 記

「小嶋氏からのメッセージ」

 1997年(平成9年)3月にシベリア・イルクーツクからスタートを切った「極北ロマン紀行」は、3年の歳月を経てカナダのケンブリッチベイまで約1万7千Kmを走破する事に成功しました。そして、いよいよ最終ゴール地点のグリーンランド・アンマンサリックまで5千4百Kmを残すのみとなりました。

 この間、ロシアでの拘束トラブルや、解氷の早まりによる犬ぞりルート消失などの自然トラブルにより、達成目標年も遅らさざるを得ないアクシデントもありました。

 しかし、この計画を支援くださる多くの皆様に励まされ、この度、最終ゴールを目指す計画が整いました。本年11月末より現地での準備をはじめ、21世紀幕開けの来年春に再出発をして、夏にゴールのアンマンサリックに到達する予定です。

 桜門山岳会の皆様には、あたたかいご支援を戴きありがとうございました。

 

秋期天幕懇親会報告

日 時:平成12年11月21日(土)〜22日(日)

場 所:奥多摩・氷川キャンプ場

参加者:安田(敬)、柴田、片柳、今村、高橋、柄澤、尾上、小嶋(一)、中村(進)、岡田、斉藤(大)、武藤、鈴木(快)、芦沢、千葉、本多、佐藤(凡)、深沢、小林(州)、 学生・7名

出席者が少なく、こじんまりした会になりましたが、世代を超えて和気あいあいの中、飲み明かしました。今年は30代、40代の方の参加がほとんありませんでしたので、来年以降は積極的に参加していただきたいと思います。

                               斉藤 大輔 記(H7年卒)

 

「日本大学山岳部合宿計画」

[初冬合宿計画]

 場 所:北アルプス後立山連峰八方尾根〜唐松岳

 期 間:平成12年11月23日(木)〜29日(水)

 参加者:CL石川、SL鳥居、原澤、加納、伊藤、松冨、佐藤、OB本多、

 日 程

 11月22日(水)離京 11:50 新宿発 急行アルプス

 11月23日(木)入山(白馬駅〜黒菱平〜八方池山荘〜八方池BC

 11月24日(金)雪渓訓練(扇雪渓付近)

 11月25日(土) 〃

 11月26日(日)登頂(八方池BC)〜唐松岳往復

 11月27日(月)SP

 11月28日(火)SP

 

冬山合宿予定

  12月28日(木)より13年1月5日(金)の予定で、越後・十字峡から中ノ岳を経て、駒ケ岳縦走を行います。OBは斉藤大輔、千葉敦雄が参加予定。

 

ルームオープン準備会開催

日 時:平成12年11月26日(日)15:00〜20:00

参加者:大城、柴田、高橋、柄澤、中村(進)、原田(洋)、岡田、山本(茂)、家口、山本(泉)斉藤(大)、佐藤(凡)計12名

新ルーム開設準備のため多摩・Kハウスに有志が集合し、机、椅子、を搬入し会議室の形態が整った。

早速、新ルームの管理等について検討が行われ次の事項を決め事とした。

1.                 鍵の管理:神埼さん(家主)から引渡された鍵2本、に2本を追加作成し計4本とする。

鍵の保管者をOBは岡田(次期監督)、斉藤(大)ヘットコーチ、学生は石川チーフリーダー、が各自1本を所持し、残り1本を入室者用として入口に場所を特定し置いておく。

2.                 ルームの管理者:岡田(次期監督)とする。

3.                 ルームの利用者は事前にOBは岡田(監督)または斉藤(大)ヘットコーチに、学生は石川チーフリーダーに事前に連絡してから入室する。

4.                 ルームノートを常備し入室者に入室記録をつけて貰う。

5.                 ルーム内は禁煙とする。

6.                 ゴミは分別してゴミ箱へ。

7.                 暖房機器の取扱いと火の始末には充分注意する。(現在は暖房器なし)

8.                 予定表(ホワイトボード等)を作成してはどうか。

9.                 ルームの活用方法について

      24時間使用可能であり活用方法を工夫する。

      学生の準備会、OBの理事会、コーチ会等が中心になると思う。

      TEL、FAX、を近々入れる予定である。

      今後パソコン、プリンター等の機器も導入し幅広い利用が可能であり、OB、現役の意見を取り入れより良い方法を見つけて行きたい。

  ・ 新ルームの名称(愛称)を決めてはどうか。今後の課題とする。

準備会終了後、親睦会に入り神崎夫人からおでんの差入れや、原田氏からジョニクロの差入れがあり、サンルンの話、学生の冬山、新ルームの今後など話題は尽きず、盛り上がったオープン準備会となった。

                                     柄澤 記

 

山岳部のIT化 ------ 日大山岳部ホームページの将来  --------

昨今、様々な分野でIT化が進み、多くのスポーツ団体もホームページを立ち上げています。今後の山岳部ホームページの運用および電子メールの管理について少々私の意見を述べさせていただきます。

日大山岳部のホームページは古野の個人的なサイトとして作成し、1998年3月に立ち上げ、現在まで14000件のアクセスがありました。この数字は決して優秀な数字ではありません。早く公式ホームページとして自立させ、内容の充実、早い更新を実現する必要があります。ぜひ皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。

ホームページは、山岳部の活動を多くの人たちに見ていただくための絶好の媒体で、また山行記録は貴重なデータとして、遭難防止にも役立つことでしょう。カラー写真や地図入りの記録は見ていて楽しいものです。しかし、なんといっても、新入生に見ていただき、部員の勧誘や広報活動としての効果はかなり期待できるものです。もっとも、今のITブームです。先進的な活動をしていくことで学生の興味も増すことでしょう。

また、短信や会報の内容を掲載し、掲示板を活用することで、地方に散らばったOBの親睦にも役立つことでしょう。いつでも、どんな場所でもホームページにアクセスすることで、意見の交換や近況報告などが簡単に行えます。これが充実すれば、今、パソコンに興味のない年配のOBの方々にも、新たにパソコンを導入するだけの価値あるものに思えるようなホームページにしていきたいと意欲を燃やしております。

山岳部のホームページは、本来、学生のものなので学生主導でやっていただきたいのですが、他のメジャーな運動部のように毎年、マネージャーが入部してくれるようなクラブでもなく、学生におしつけるのはちょっと負担が大きすぎるかなとも思います。また、学生は卒業してしまうという宿命がありノウハウを継続させるのが難しいことが考えられます。したがってしばらくは桜門山岳会主導で運営・管理していくのが現実的かと思います。

しかし、一番労力を費やす、行動報告書や短信等の入力は学生および複数のOB諸兄の力を借りないと管理者がすべて入力するのは不可能です。原稿を電子メールでいただければ、編集はきわめて簡単ですので是非実現させたいものです。

先日、あるOBから「NUACアルパインラウンジ(掲示板)を読んでいると、ちょっと疎遠になってしまったOBや一般の人からはとても投稿しにくい感じがする、敷居が高すぎて。」というメールをいただきました。また、「ホームページの内容が全く更新されていないので問題だ」とも。「現状、古野の私的なサイトとして、運用しているので上記のコンプレインに対してはちょっと勘弁していただきたい」とご返事しているのですが、やはり限りなく公式ホームページに近い内容なので、改善していく義務があると考えています。

しかし、管理者である私の現状を申し上げると、年間150日近い海外出張を抱えていますので物理的に頻繁に更新することが難しいのが現実です。誰か管理者をやっていただけるOBがいらっしゃればたいへんうれしいのですが。そこで提案をいくつか述べますので皆様で検討願いたいのです。

1.                 神崎監督のご好意で桜門山岳会のルームが開所いたしました。専用のパソコンをルームに置いて積極的に学生やOBに運営を手伝ってもらう。ちょっと古いパソコンだったらそのへんにいくらでも転がっていることでしょう。新品を買っても10万円以内でおさまるはずです。

2.                 掲示板(NUACアルパインラウンジ)は、「学生」専用(要パスワード入力)と一般用との2つに分けて、一般の方も投稿しやすくする。今の掲示板の内容はあまりにもうちわの雑談すぎるのでこのような内容は「学生」専用で使用する。

3.                 少々下品な内容でも、うちわで見るには楽しいので、是非続けていただきたいのですが、外部の人が見ると誤解もでてくる恐れがあるような気します。そのような内容の投稿はなるべく「NUACアルパインチャット」を利用して、記録が残らないようにすると良いと思います。本来チャットというものはそんな性質のものです。(掲示板の内容に少々下品なものが見られ、山岳部のサイトとして不適であるとのOBの指摘に答えて)

4.                 公式ホームページを実現させるために、レンタルサーバーを契約して独自のドメインを取得する。例えばnuac.or.jp。月額1万円程度で、100MBのホームページの容量と、メールアドレスは100個ぐらいもらえるのが一般的です。独自のドメインをとれば、メールアドレスを学生他OBにも配布して、OBからは月額の管理費を300〜500円程度いただいて管理費を捻出することも考えられます。

ホームページのアドレスは、例えば、http://www.nuac.or.jp メールアドレスは、例えば、furuno@nuac.or.jp といった具合になります。このドメイン(nuac.or.jp)の取得は早い者勝ちなのでぐずぐずしていると他の団体や会社にとられてしまいます。

ちなみにnuac.comはすでにアメリカの会社にとられています。nuac. の後に続く or (公益法人等)とか co(一般法人) とか ne (ネットワーク法人)とかいう団体の種類を表す記号は、省かれた xxx@nuac.jp が来年、近々認められるそうです。これも早い者勝ちですので早々のアクションが必要です。

5.                 短信の内容をホームページ上で閲覧できるようにする。学生の行動報告が掲載され、会員の海外山行や、寄稿などまでもホームページ上に掲載されるようになれば、会報の製作は飛躍的に省力化されることになることでしょう。

短信についても同じことが言えます。内容的に公開が問題であれば、桜門山岳会会員だけにパスワードを配って、会員のみ閲覧できるようにすることが可能です。字数には制限はありませんし、写真、音声、動画等いろんなメディアを利用できます。なんといっても省力化とコスト削減が可能です。

6.                 会員間の連絡も電子メールを積極的に利用することによって、郵便物を作成する手間が省け、コスト削減が実現します。

7.                  一度、何かのついでにアンケートをとってみて、どうIT化へ移行していけばよいのか調査してみるのはいかがでしょうか。

今後の部員確保のためにも広報活動が重要だと思います。昨今、新入生の大多数がインターネットを利用しているのは、ほぼ間違いないことでしょうから大きなメリットが期待できます。他の大学の動向もだいたい同じような感じです。

ここで一気にIT化を進めて他の山岳部がうらやむようなシステムを組んでみるのはいかがでしょうか。知恵さえあれば後は少々の労力、費用で可能です。

「短信」のホームページへの移行。印刷された紙を郵送するのではなく、短信の内容をホームページ上で閲覧できるようにする(電子メールで受け取ることも可能)。その結果、一番問題となるのは、年配のOB等、パソコンを利用していない方がサービスを受けられず、疎外されていくことです。すでに欧米ではその傾向が進んでいて社会問題化しています。しばらくは紙の文化との併用が必要でしょうが、どこかで決断が必要だと考えます。

多くの方々に見ていただくには豊富なコンテンツ、早い更新が一番大切です。しかし、本当に大切なのは、山岳部の活動内容です。ホームページはあくまでもそのサポーターとして存在するわけなので、今後も学生のますますの活発な山岳部活動を期待したいものです。

2000121

                         古野淳(1984年卒業)

furuno@everest.co.jp

 

「編集後記」

今年最後の短信発行となりました。

短信132号は山岳部のルーム移転の問題と新しい会員相互のコミュニケーションのあり方(短信、会報、その他会員相互の情報交換など)について古野会員に一つの提案をしてもらいました。

是非、皆様のご意見を日大山岳部のホームページ、高橋理事、古野理事、柄澤にメールを戴くか、TEL,又はFAX,お手紙等をお待ちいたしています。

21世紀を迎えるにあたり、会員みなさまのご活躍をお祈りいたしております。

 日本大学理工学部 4号館3階431-A 平山研究室内 桜門山岳会事務局

 〒101‐0062東京都千代田区神田駿河台1−8‐14  TEL、FAX:03-3259-0703

 日本大学山岳部ホームページ:http://www.everest.co.jp/nuac/

 

発行責任者 尾上 昇   編集者 柄澤 洋城

                      e-mail:karasawa@mwa.biglobe.ne.jp

 

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