平山さんを囲む懇談会(第5回)懇談メモ

                            2004年3月13日

                             谷口 元

 

日 時 平成16313日(土) 11:3014:30

場 所 (社)日本山岳会ルーム(千代田区四番町)及び「鮨乃家市ヶ谷本店」

出席者 JAC 平山会長

桜門山岳会 田中、石坂、岡本、松田、山本(晃)、真田、深瀬、中嶋、下崎、大城、赤井、池田、高橋、森山、柴田、岡田、村口、古野、井本、谷口(21名−敬称略)

 

懇談メモ

1.エベレスト8,848mのタクティックス/高所登山     (11:3012:35

---村口徳行氏98年、02年、03年エベレスト登頂−山岳カメラマン)

三浦隊によるエベレスト登頂の迫力ある映像紹介の後、02年渡邉玉枝氏(63歳)及び03年三浦雄一郎氏(70歳)他の登頂より、高齢者の高所登山に関するタクティックスの詳細な説明があった後、後質疑応答を行った。

 (1)高所登山の危険性とダメージへの対策

最初にして最大の低酸素の壁---3000m〜4000mにおける最初の高度順化の壁には個人差があるものの対応を誤ると大きなダメージになり、個人に見合った丁寧な順化対応が必要。

体力により異なる疲労の蓄積---栄養の高いものを採ること及び休養の取り方に注意が重要。

酸素の使用量---行動中/夜間就寝時

安全に帰るために、深刻なダメージになる前の対応を常に判断する。

(2)高所登山に必要なもの/トレーニング

基礎体力(1日に5〜6時間、毎日歩き続けられる体力)、高所技術(飲食、行動、生活、呼吸、休養、医療知識等)、高所順化と体力の維持、強い情熱。

トレーニングにおける個人の豊かな発想、「高い目標の先に健康」等。

(3)タクティックスと準備

個人個人(年齢、経験、技術、パーティー)に最適な頂上に立つための組立方。

酸素の数量、食料、装備、シェルパの数、医療、通信、記録、輸送など全体のイメージ作り。

シェルパとのつきあい方、資金関係、合理的な準備方法など

2.その他  (12:5014:30

(1)80周年記念誌の原稿(一部)について(報告)---高橋氏

80周年記念誌原稿の一部について状況説明があった。「時間がない状況ではあるが、拙速にならないように注意すること。」との注意があった。

(2)「ポカラ国際山岳博物館」のグランドオープンについて(出席報告)---松田氏

2/5同博物館のグランドオープンに関係者と共に出席。これからの博物館の運営は大変なので引き続きご支援をお願いしたい。

(3)JAC学生部指導関係の状況について(報告)---岡田氏

3.次回(第6回)の開催

日 時 平成16年6月12日(土)11:3013:30

場 所 未定(次回開催案内による)

新たに参加して頂ける方は、次へご連絡下さい。

岡田 貞夫  TEL()03-3866-2473 ()03-3866-3929   FAX()03-3866-3977

      メールmakalu@pep.ne.jp

谷口     TEL/FAX ()03-5760-4360 メールh-tani@jd5.so-net.ne.jp  

以 上

短信/理事・評議委員会メニュー