山行報告書

日本大学山岳部

目  的) 沢登りを経験する

場  所) 丹沢 新茅の沢

日  程 令和4年1116日(水)日帰り

メンバー) L 大谷直弘 (OB/監督 )、田畑 天(1年)、村上洋道 (OB/コーチ ) 

                                        学生1名+OB 2名=計3名

 

F10 4mにて 左から田畑部員(1年生)、村上コーチ~F10も堆積が進む

 

行動報告) 天候:晴れ 気温:13℃(入渓点)

0715大倉(水無川戸川林道左岸風の吊り橋)~0810新茅荘前駐車場~0825

新茅橋(入渓点)~0850 F2 (7m)0925 F5大滝(15m)1035 F6 (3m)

1125 F104m)~1145 二股(890m)~1300源頭烏尾尾根合流点~13

05烏尾山頂上~(烏尾根下降)~1415新茅荘前駐車場~1520大倉バス停下山

 

 先月、1016日に同じ計画を立てて新茅の沢に5人で入渓したが、大谷のプラ

ンニングのまずさがあり途中で敗退した。今回は1年生、田畑部員の強い思い入れ

もあり、再計画をして新茅の沢を登ってきた。メンバーは1年生の田畑部員、村上

コーチ、大谷監督の計3名。

 

大倉から歩きなれた戸川林道を辿る。新茅荘で沢支度に切り替えて、新茅橋から

遡行を開始する。出だしF17m)は左壁を登り、F2は今回、左岸を高巻きする。

前日は雨だったと思うが水量は少なく助かった。直にF5(大滝15m)に到達する。

大滝は右岸ではなく左岸を高巻く。その後は小滝と堆積に埋もれかけた堰堤群、伏

流帯を辿りF104m)を経て、310mの滝に達する。立冬を迎え日が経つが今日

は暖かく小春日和の沢歩きと言った感じ。二股で現在地点を確認して水流沿いに右

へ進み涸れた小滝を登って行く。

 

斜度もきつくなり、浮石に注意しながら源頭を目指し登り続ける。最後に4m

CSに取り付く。出だし被り気味も残置スリングに助けられ乗っ越す。ハーケンも

残置スリングも腐食が進んでいるので、そろりと様子を見ながら使わせて頂く。

セカンドの田畑部員の背面登りは素晴らしかった。更に源頭をほぼ忠実に詰めて烏

尾山頂上直下に達する。頂上にて展望を楽しみ、烏尾根を下降して新茅荘まで降り

てくる。戸川林道を経て大倉バス停に戻り行動を終了する。

 

新茅橋をくぐると直ぐにF1  7mが現れる

 

F1 7m左岸の登り

 

F1セカンドで登る1年田畑部員

 

 

F2 9

 

 

F4 5

 

 

F5 大滝(15m)ここは高巻き通過

 

 

F5を越えると沢は一段と開けて明るくなる

 

 

F9 8m ここは水流左手階段状を登る

 

F9セカンドで登る田畑部員

 

 

F10の上部

 

 

二股で現在地を確認する

 

 

源頭下涸滝4CSにセカンドで挑む田畑部員…ザックは吊り上げました。

 

 

源頭部~落ち葉を払い落石をしないように慎重に登る、これも沢登りの重要な技術

 

 

源頭から踏み跡を辿る、烏尾山頂上はすぐ目の前~日差しが暖かい

 

 

烏尾山頂上:左から田畑部員(1年)、村上コーチ

 

 

烏尾山頂上:左から田畑部員(1年)、大谷~田畑君からいつも元気を貰っています

 

 

1年生の感想 田畑 部員場合

前回撤退を余儀なくされた新茅の沢を再挑戦できることになり、胸の高鳴りを

抑えつつ鬱蒼とした沢を歩いて行った。冷たい滝に打たれながら先へと前進し、

各所に現れる奇岩を激しいムーブで乗り越え、その先に現れた烏尾山の展望は、

また僕を山へと駆り立てるに十分なほど美しかった。