山行報告書

                             日本大学山岳部

 

場  所) 北アルプス(白馬岳〜栂池)

日  程) 令和1912日(木)〜14日(土)※12日(木)は移動日  

目  的) 白馬岳登頂

メンバー) L.大谷直弘(OB/監督)、國谷良介(コーチ)

白土朝香(4年)、相澤佳霖(1年)、柳 元希(1年)

柴田 亮(1年)                                     6

 

14日、白馬岳を越えて小蓮華山を目指す              (撮影:大谷直弘)

 

行動報告

912 日() 新宿バスタ発1815〜白馬八方バスターミナル2345

 深夜着なので八方バスターミナルの一角を使用させて頂き朝まで仮眠をとる。

 

913 日() 晴れ 22℃(行動開始時)

白馬八方バスターミナル0530〜(タクシー移動)〜猿倉0600〜白馬尻小屋0720

〜大雪渓2,5531150〜村営頂上宿舎指定CS(キャンプサイト)1230〜白馬岳頂

2,932m(往復)1400〜村営頂上宿舎指定CS1500

 

夏の終わりに白馬岳を登る。今回の山行は後立山のプチ縦走と言ったところである。

2年以上の在籍部員は概ね夏の立山〜日本海親不知、立山〜槍を縦走しているので、今

回は白馬岳に行ったことのない部員と1年生の中から希望者を募った。

猿倉より白馬大雪渓をゆっくり登る。気温が高く水分補給に気を付けながら行動をする。

ゆっくり登り、休憩も多めにとる。村営頂上宿舎指定CSにテントを設営してから白馬

岳山頂を目指す。天気は良いが標高2,000m以下は雲海に阻まれて周りの山の眺望はき

かない。それでも1年生は楽しそうだった。

 

914 日() 快晴 12℃(行動開始時)

村営頂上宿舎指定CS 0430 〜白馬岳頂上0525〜三国境0610〜小蓮華山頂上2,769

0655〜白馬大池山荘0840〜乗鞍岳頂上2,436 0925〜栂池自然園ロープウ

ェイ山頂駅〜(栂池ゴンドラリフトを乗り継ぎ)〜栂池高原山麓駅着1230 行動終

了解散。

          

 計画より30分早立ちして白馬岳頂上を目指す。ご来光に間に合って良かった。

日の出前に東の山々が赤く染めあがっていく。自分にとっても久々のモルゲンロートに

なる。日の出を堪能してから小蓮華山を目指す。なだらかな下り尾根をしばし辿れば

眼下に白馬大池が見えてくる。何とも素晴らしい光景に目を奪われる。

澄んだ空気、雲一つない青い空、白馬大池の碧さ、湖畔に立つ山荘の赤い屋根、木々の

緑…メルヘンチックな趣が実に良い。

 

乗鞍岳を下る頃より、栂池からの登山者と行き交うことが多くなり、なかなか前に進

まない。高度も下がり暑さが加わり下界が近づき始めるが、とき折り吹き抜ける風は何

とも清々しい。まだまだ夏の日差しの強さはあるが、吹く風はどことなく秋を感じさせ

るものがある。夏と秋が交錯する束の間の後立縦走は素晴らしい山行となった。

 

                            (報告者:大谷直弘)

 

13日 大雪渓上部を登る

 

13日 白馬岳頂上 左から相澤(1年)、柳(1年)、柴田(1年)、國谷(コーチ)、白土(4年)

                                撮影:大谷直弘

 

13日 白馬岳頂上からCSへ戻る

 

14日 白馬岳頂上〜1年生3人は何を思うか…・

 

14日 白馬岳山頂からの日の出

 

14日 白馬岳頂上にて

 

14日 小蓮華山へ向かう

 

14日 後方は白馬岳

 

14日 小蓮華山頂上

 

14日 白馬大池へ

 

14日 白馬大池にて

 

14日 白馬大池から乗鞍岳へ向かう

 

14日 乗鞍岳頂上

 

 

山行に寄せて

14日 白馬岳から小蓮華山を目指す〜少し先行して歩く大谷…‥  (撮影4年:白土朝香)

 

♪〜遥か連山に 雪煙望めばよ 風がささやくよ 信濃の恋歌を

  白馬下ればよ 駒草咲いてよ 思い出すのはよ 針の木五竜とよ〜♪(信濃の恋歌)

 

…・白馬岳からの下り、高校時代の山岳部の顧問の先生が教えてくれた歌を歌いながら

歩いていました。下手な歌を学生に聞かれたくないもので少し距離をおいて。結構覚えて

いるものです…

 

今回1年生3人と山に登ることが出来て良かった。夏山合宿はのっぴきならない用事で

剱沢の定着合宿に参加できなかったので。山屋は歩くのが基本。入部後、新人歓迎山行、

靴慣らし山行、初夏合宿とあり、毎年行動を共にしているが…チェックポイントは歩行

と生活技術です。今年は夏山の縦走が短かったので心配でしたが、結構3人ともシッカリ

と歩いていたので安心しました。これからの頑張りに期待したい。

                                 (大谷直弘)