山行報告書

日本大学山岳部

目的)リーダーシップ、メンバーシップの向上

     生活技術の向上、歩行技術の向上

山域)奥多摩 雲取山

日  程令和元年75日(7日(日)   移動1日、実働2

メンバー4年 近藤歩、白土朝香

3年 L.野上博史、原島千尋

2年  川下景正

1年  相澤佳霖、柴田亮、米山未羽            8

 

 

               雲取山頂上

行動報告)

75日(金) 移動日

1年生は上級生と共に奥多摩駅に集合する。雨が降り始めたので奥多摩駅の駅舎を出た横

にテントを張らせて頂き就寝する。

 

76日(土) 入山日 小雨 気温15

奥多摩駅05:1309:39六ッ石山〜11:44鷹ノ巣山〜15:02七ッ石山小屋CS

 朝起きると霧雨で、どんよりとした天気であった。柴田がパッキングにもたつき出発が

遅れる。六ッ石山までは基本登りであるが、いいペースで登る。途中雨が上がるが、気温

が上昇し非常に蒸し暑い。六ッ石山手前で、相澤が腰の痛みを訴えたので、野上と川下で

荷物を分けて空荷にさせて様子を見る。また、柴田も靴擦れを訴え、処置に時間がかかる。

 

鷹ノ巣山手前では柴田が蒸し暑さでバテてしまい、なかなかペースが上がらない。高丸山

の登りで柴田の荷物を野上の荷物と交換する。その際、相澤に空のザックを持たせた。何

とか七ッ石小屋に到着し、この日の行動は終了する。幕営する山行が初めての柴田にテン

ト設営や食当のやり方等を教え、反省会を終えた後、楽しく夕食の時間を過ごした。

 

77日(日) 下山日 小雨 気温10

七ッ石小屋CS 04:5007:03雲取山〜09:21白岩小屋〜11:31霧藻ヶ峰〜12:38妙法ヶ岳

山頂直下〜14:08三峯神社

 小雨が降る中、七ッ石小屋を出発する。昨日とは異なり気温が低く、肌寒い。腰の痛み

を訴えていた相澤は回復し、元気そうであったため荷物も持たせ行動する。柴田も元気そ

うであったため荷物を持たせる。登りのペースがよく雲取山頂に計画より1時間早く到着

する。15分程山頂に滞在し、先を目指す。下りは歩行技術が未熟で時間をかけてしまう。

 

妙法ヶ岳では鎖場滑落注意の看板が出ていたため、野上が偵察に先行する。鎖場は雨で濡れて滑りやすくなっており、滑落の危険があったため山頂直下で引き返すことにした。行動の後半になり、1年生に疲労の色が見えたが三峯神社まで頑張って歩ききってくれた。

 

ふりかえって

 今回の山行は初夏合宿に参加できなかった柴田のために計画した。彼にとって朝の出発

や、食当等初めて尽くしの山行となったが、2年の川下がよく面倒を見ていた。他の相澤と

米山にとっても雨天行動を経験できよかったと思う。しかし、今回の山行では体力不足が

目立ってしまった印象がある。日々のトレーニングの継続が山での強さに繋がることを心

に留めてもらいたい。そして、今回で出した反省を再度見直し、夏の合宿を迎えてほしい。

まだまだこれからである。

 

 トップを初めて経験した川下は、序盤でペースのバラつきがあり、注意喚起が不十分な

ことがあったものの、後半は後ろの柴田に気を使いながらいいペース配分、注意喚起が出

来ていた。今回は2日間だけの山行であったが長期縦走で同じことができるよう、トレー

ニングを積んでいってもらいたい。

 

(報告者::野上博史)