山行報告書
日本大学山岳部
目 的) 山スキーによる鳥海山登頂と下降
山 域) 鳥海山・祓い川ルート (2,229m)
日 程) 平成31年5月9日(木)〜10日(金)
メンバー) L. 大谷直弘(OB/監督)、原田 洋OB、近藤 歩(4年) 計3名
気 象) 快晴 気温11度(行動開始時6:30)
祓い川ヒュッテ前:無事頂上から滑り終えてきた〜バックは鳥海山
左から:原田OB会会長、大谷OB、4年生近藤(生産工学・土木)
行動報告)
5月9日(木) 車両にて横浜・綱島発11:30→祓川ヒュッテ下駐車場(車中泊)21:30
5月10日(金) 祓川ヒュッテ下駐車場06:30〜祓川ヒュッテ05:45〜七つ竃避難小屋08:
20〜鳥海山頂上11:05〜頂上下降開始11:25〜祓川ヒュッテ12:25〜祓川
ヒュッテ下駐車場12:35
朝、天気は良いが風が強く出発を少し遅らせる。それでも午前6時には風もおさまり陽
射しも照り付けはじめる。祓川ヒュッテからスグにシール登高を開始する。昨年より雪が
多いので登っている時点で滑りたい気持ちが湧きあがってくる。七つ竃の避難小屋で大休
止をして小屋の状態を確認する。その後4ピッチで頂上に達する。
昨年は直下でシールを外したが今年は頂上まで付けっぱなしで登ることができた。上部
斜面は標高が高い分、雪はさほどグサグサになっておらずシールも斜面に負けず効いてく
れた。今回も雪を求めて秋田は鳥海山までやって来た。天気よし、仲間よし、斜度よし、
雪量多くて雪質よし。頂上から祓い川ヒュッテまでの標高差1000mを大谷、近藤部員の順
番で滑降する。下降途中で原田会長と合流して祓い川ヒュッテまで戻ってくる。
駐車場でシールを付け、祓い川ヒュッテから登りはじめる
七つ竃避難小屋手前を登る〜ここから小屋まで少し斜度が増す
頂上が段々近づいてくる〜近藤(4年)
頂上直下を登る〜気温が上がる前に早く滑り下りたい、気持ちばかりがはやる
鳥海山頂上 七高山頂の近藤部員
今年は頂上までスキーで登れました
頂上から一気に滑って下りてくる(手前:近藤、原田会長が続く)
頂上から滑り降りて、祓川ヒュッテ下の駐車場まで戻ってくる
頂上から滑り降りてくる〜駐車場からの祓い川ヒュッテと鳥海山を望む
鳥海山山頂にて〜大谷:これから標高差1,000mを一気に下降します。(撮影:近藤 歩)
ふりかえって
横浜から車で東北道を走り切り9時間かけて鳥海山北面までやってきた。
今年は多くの部員に参加の声を掛けたが、学生のほうが忙しく4年生の近藤君のみの参加
となり、OB参加の原田会長と大谷の計3人だけになってしまった。それでも昨年より天候
に恵まれ最高の鳥海山山スキー山行であった。
朝からド・ピーカンと言う天候表現に相応しい雲一つない青い空だ。山の懐に入り込む
ように登る祓い川ルートは、最後まで我々を優しく迎え入れてくれた。頂上からパノラマ
も楽しむことが出来た。空気は澄み、5月にしては何とも柔らかな風が頂上の僕達を包む。
頂上からの滑りも最高だった。
いい山登りができた。勿論、来年も滑りに来るが、来年はもう少し多くの学生さんが参
加してくれると嬉しい。そぅ、素晴らしい山だから。
(報告者:大谷直弘)