山行報告書

                             日本大学山岳部

目  的) 山スキーによる鳥海山登頂と下降

山  域) 鳥海山・祓い川ルート (2,229m)

日  程) 平成3159日(木)〜10日(金)

メンバー) L. 大谷直弘(OB/監督)、原田 OB、近藤 (4)   計3

   象)  快晴 気温11度(行動開始時630

祓い川ヒュッテ前:無事頂上から滑り終えてきた〜バックは鳥海山

左から:原田OB会会長、大谷OB4年生近藤(生産工学・土木)

                                                                                       

行動報告)

59() 車両にて横浜・綱島発1130→祓川ヒュッテ下駐車場(車中泊)2130

510()  祓川ヒュッテ下駐車場0630〜祓川ヒュッテ0545〜七つ竃避難小屋08

20〜鳥海山頂上1105〜頂上下降開始1125〜祓川ヒュッテ1225〜祓川

ヒュッテ下駐車場1235

 

朝、天気は良いが風が強く出発を少し遅らせる。それでも午前6時には風もおさまり陽

射しも照り付けはじめる。祓川ヒュッテからスグにシール登高を開始する。昨年より雪が

多いので登っている時点で滑りたい気持ちが湧きあがってくる。七つ竃の避難小屋で大休

止をして小屋の状態を確認する。その後4ピッチで頂上に達する。

 

昨年は直下でシールを外したが今年は頂上まで付けっぱなしで登ることができた。上部

斜面は標高が高い分、雪はさほどグサグサになっておらずシールも斜面に負けず効いてく

れた。今回も雪を求めて秋田は鳥海山までやって来た。天気よし、仲間よし、斜度よし、

雪量多くて雪質よし。頂上から祓い川ヒュッテまでの標高差1000mを大谷、近藤部員の順

番で滑降する。下降途中で原田会長と合流して祓い川ヒュッテまで戻ってくる。

駐車場でシールを付け、祓い川ヒュッテから登りはじめる

 

七つ竃避難小屋手前を登る〜ここから小屋まで少し斜度が増す

 

頂上が段々近づいてくる〜近藤(4年)

 

頂上直下を登る〜気温が上がる前に早く滑り下りたい、気持ちばかりがはやる

 

鳥海山頂上 七高山頂の近藤部員

 

今年は頂上までスキーで登れました

 

頂上から一気に滑って下りてくる(手前:近藤、原田会長が続く)

 

頂上から滑り降りて、祓川ヒュッテ下の駐車場まで戻ってくる

 

頂上から滑り降りてくる〜駐車場からの祓い川ヒュッテと鳥海山を望む

 

鳥海山山頂にて〜大谷:これから標高差1,000mを一気に下降します。(撮影:近藤 歩)

 

ふりかえって

横浜から車で東北道を走り切り9時間かけて鳥海山北面までやってきた。

今年は多くの部員に参加の声を掛けたが、学生のほうが忙しく4年生の近藤君のみの参加

となり、OB参加の原田会長と大谷の計3人だけになってしまった。それでも昨年より天候

に恵まれ最高の鳥海山山スキー山行であった。

 

朝からド・ピーカンと言う天候表現に相応しい雲一つない青い空だ。山の懐に入り込む

ように登る祓い川ルートは、最後まで我々を優しく迎え入れてくれた。頂上からパノラマ

も楽しむことが出来た。空気は澄み、5月にしては何とも柔らかな風が頂上の僕達を包む。

頂上からの滑りも最高だった。

 

いい山登りができた。勿論、来年も滑りに来るが、来年はもう少し多くの学生さんが参

加してくれると嬉しい。そぅ、素晴らしい山だから。

                               (報告者:大谷直弘)