山行報告書

日本大学山岳部

目  的) 山スキーを楽しむ(ムジナ沢の下降)

山  域) 尾瀬 至仏山東面

日  程 平成31421()23日(火)

メンバー) L   大谷直弘(OB監督)

      4年 白土朝香、近藤 歩、OB  國谷良介コーチ 計4

      423日 至仏山頂上(2,228m)にて〜ムジナ沢下降前のメンバー

行動報告

421日(移動日 横浜〜戸倉〜鳩待峠駐車場(車両移動)

東京千石部室2030〜戸倉〜鳩待峠駐車場2415(仮眠)

予定通り部室を出発し車両にて戸倉に向う。今年は鳩待峠まで車両規制が解除されて

いたので助かった。22日、0600出発に備えて車内で就寝とする。

 

422日(至仏山往復 曇り 気温 9°

鳩待峠0700〜小至仏トラバース手前0905〜至仏山頂0950〜登高ルート下降開始10

35〜鳩待峠1320

朝から天気が良くないので出発を遅らせる。ガスが切れて来たので0700に行動を開始

する。樹林帯の赤布に導かれながら小至仏に到着する。視界は20m程度でひたすらトレー

スを辿る。小ピークを幾つか越えて頂上に達する。しばし大休止としたが天気が一向に良く

ならない。ムジナ沢、ワル沢の下降をどちらも諦め、登って来たルートをスキーで滑って鳩

待峠まで下山する。

 

下山行動を開始してから天気が回復してくる。1230過ぎにはピーカンになる。遅出の

他パーティーがワル沢を滑っているのが確認できる。我々は既に下りきってしまっていた。

“何てこった”と言う感じである。頂上で2時間弱待機していれば…・引き返すわけにも

行かず参加してくれた学生2人には申し訳なく思う。

22日、鳩待峠に帰着してチョコホットケーキを作る白土部員〜見た目より美味しかった

 

423日(火)ムジナ沢下降 曇りのち晴 気温10°

鳩待峠0715〜小至仏トラバース手前0915〜至仏山頂0955〜ムジナ沢下降開始10

35〜山の鼻1145〜〜鳩待峠1330

本朝もガスのため出発を少し遅らせる。至仏山の山頂を目指して昨日と同ルートを登り

始める。2回目は短く感じる。小至仏手前の樹林帯で完全に天気は回復する。小至仏の東面

トラバースも昨日同様、問題なく通過して至仏山の山頂に到着する。山頂から見るワル沢

の斜面も滑りたいが、本日はムジナ沢を下降する。ムジナ沢の下降進行方向には燧ケ岳が

ドンと構えている。

 

雪は高温で一昨年と比べるとグサグサで良くない。少し手こずりながらも滑り出すと、

あっと言う間に標高差800mを一気に滑り下りる。樹林帯に入ってからも、意識的に尾根に

沿って山の鼻小屋を目指して下降して行く。山の鼻からは川上川に沿って、鳩待峠を目指

してシール登高に入る。鳩待峠への登り返しは大汗をかきながらの登高になったが、樹林

帯を時おり抜ける風は何とも気持ちいい。最後を登りきり鳩待峠駐車場に戻ってくる。

 

今回、ワル沢は下降できなかったが楽しく素晴らしいスキー山行となった。

時間を調整して参加してくれた学生には感謝である。

                             

小至仏山トラーバス手前の雪原帯を行く、後方は東北地方最高峰の燧ケ岳

             

             手前が小至仏、奥が至仏山

 

小至仏をバックに至仏山の頂上直下を登る

 

           至仏山頂上からの中の岳と越後駒ヶ岳

 

至仏山頂上にて(左から:近藤4年、國谷コーチ、白土4年)    撮影:大谷

 

ムジナ沢を下降する〜正面の尾瀬ヶ原に吸い込まれるように滑って行く:白土部員

 

ムジナ沢下降中のメンバー

 

尾瀬ヶ原に下りてくる、ここから山の鼻経由で鳩待峠まで戻る

鳩待峠駐車場に無事帰着する

(報告者:大谷直弘)