山行報告書

                             日本大学山岳部

目  的) 山スキーによる登山、山スキー技術の習得

山  域) 菅平高原 根子岳スキー登山(2,207m)〜2回目

日  程) 平成30227(火)

メンバー)L. 大谷直弘(OB/監督)

3年 國谷良介

2年 田邊カレン新保裕也、福島端流

1年 村上洋道                       計6

   象) 晴れ 気温-9度(行動開始時820

根子岳頂上にて2,207

左から 國谷良介(3年)、村上洋道1年)、新保裕也2年)、田邊カレン(2年)、福島端流(2年)

                                    (撮影:大谷直弘) 

新入生の皆さん、山岳部でお会いしましょう。お待ちしています。

                                                   

行動報告)

226() 車両にて千石部室発2120 →菅平高原奥ダボススキー場駐車場0110

227()  奥ダボス第1トリプルリフト駐車場0820〜奥ダボス第1トリプルリフト

最高点905〜避難小屋1,7941005〜根子岳頂上1130〜避難小屋1,7941225

奥ダボス第1トリプルリフト最高点1235〜奥ダボス第1トリプルリフト駐車場1405

(行動終了) 14101500までスキー場ゲレンデにおいてスキーの練習を行う。

 

先週、参加出来なかった部員と再度訪れた。今週も天気が良く、最高の登山日和となっ

た。トリプルリフト降り口の最高点にて、シールをスキーに装着して、福島部員をトッ

プにゆっくりゆっくりと登り始める。今回で山スキー2回目となった、田邊、村上両部員も

頑張ってシール登高を行う。雪上車のトレースとエンジン音、排気ガスには興ざめするの

で、少しだけ唐沢よりにルートをとることにする。

 

今回も先週同様、標高2,100m地点から南側に巻くように登る。頂上直下、ウインドクラ

スト状態のシール登高に少し手間取る。頂上到着後、浅間山、八ヶ岳、南ア、中央ア、御

嶽、乗鞍、北ア、後立、高妻、妙高…・360度の眺望を楽しむ。山岳部新人募集の横断幕を

持って記念撮影を行う。

 

今回は先週眺望がかなわなかった、遠方の山も望むことができ最高の天気に恵まれた。

初めて根子岳に登った田邊、村上両部員も満足そうである。早々に他の登山者に頂上を

譲り、頂上直下の樹林帯まで下降して、シールを外し下降の準備に入る。ほぼ登高ルート

を辿るようにスキーで下降を開始する。全員無事、トリプルリフト降り口に戻ってくる。

 

トリプルリフト降り口から少し奥に入った雪原で、本日もスペシャル・ランチを作る。

本日は“ちからカレーうどん”と“ソーセージ・ミニドック”を作ることにする。根子

岳を愛でながら美味しくいただき、お腹が満たされたところで、駐車場まで全員で滑り

降りて、登山行動を終了とする。

 

空身になってから1500までゲレンデにてスキーの練習を行う。駐車場近くのホテルへ

移動して、入浴してから帰路に着く。今回は先週に増して最高の天気に恵まれて素晴らし

1日となった。

                             (報告者:大谷直弘)

 

前回の220日に続き、本シーズン2回目の根子岳となった。毎年、根子岳に登っていますが

山岳部員にも人気のある山行です。

 

白樺林を登る

 

北ア(槍〜後立山)一直線をバックにひたすらシールで登り続けます。鹿島槍の左奥には剱岳も

望むことが出来ました。

 

後方は手前に飯綱、左から高妻、火打、妙高まで望むことが出来る。

 

標高2,000m付近を登る〜頑張る、頂上まであと少しである。

 

 

      本山行に参加した山岳部2年生部員の紹介です

@  2年生の福島部員〜根子岳は昨年に続いて2回目ですが、今年は最高の天気です。

 

A  2年生の田邊部員〜山スキー挑戦2回目、やってきました根子岳へ。頂上からの下降が楽しみ

です。

 

B  2年生の新保部員〜頂上直下のウインド・クラストを滑りきる。監督のダイナスター(半ロ

  ッカーのファット板)を頂上で拝借、試乗してみる。まぁまぁの操作性ですかね。

 

快晴の下、無事トリプルリフト降り口(山頂駅)に戻ってくる。

 

 

      山岳部山スキー スペシャル・ランチ

山スキースペシャル・ランチ〜今回は6人分と大人数だったので“ちからカレーうどん”と

“ホット・ドッグとなりました。

 

ホット・ドッグのウインナーは醤油味をベースに炒めてからドッグバンズへ。右の鍋はカレー

うどんを調理中です。

 

ホット・ドッグ〜田邊部員からは☆☆☆(三つ)を頂きました。

 

根子岳をバックに雪テーブルを囲んで“カレーうどん”も頂きます。

 

 

番外編  根子岳山スキー   1年生  村上洋道  の場合

1年生 村上洋道 部員 (生産工学部:応用分子化学1) 根子岳へ山スキーで登頂する。

 

大学での1年目が終ろうとしている。即ちオレにとって山岳部での1年間と言うことに

なるのかな。それは自信を持って言えそうだ。学校には多くの友達がいる、山岳部には多

くないが大切な仲間がいる。同じ場所で、同じ目標に向かい、同じ時間を過ごし、同じ

空気感を濃密に共有できた仲間のこと。だから大切にしたい。ひとことで言うと、そう言

うことかな。

 

山岳部へ入部以降、初夏〜冬山の各合宿山行の参加は勿論のこと、合宿以外の山行では

沢登りも経験した。個人的にはジムにも通い続けた。JACのクライミング・コンペにも出

場した。当部では合宿以外に個人山行形式の山行がある。取り組む登り方や頑張れる形も

色々ある。今回は山スキーを使って根子岳の頂上を目指した。

 

 山スキーのシールってスゴイと思う。何といっても、登っていてスキーが逆走しない

のだから…・こんな山登りがあるのかな~と感心した。これから先、山岳部には色々とオレ

の知らないこと、楽しそうなことが沢山ありそうだ。山岳部は、オレにとってまだまだ

開拓途上であり、始まったばかりの様な気がする。

 

4月にはもっと山スキーへ行くぞっ、ぞっ、ぞっと!

                        そぅ、オレは ムラカミ・ヨウジ