山行報告書

日本大学山岳部

的)体力強化(歩荷訓練)

     雪上歩行・生活技術の向上

     リーダーシップ・メンバーシップの向上

域)奥多摩 雲取山

日  程平成31118日(金)〜平成31120日(日)

     移動1日、実働2

メンバ4年 國谷良介

3年 L福島端流、SL近藤歩

     1年 喜多嶋拓海、安田光助                  計5

120日 雲取山山頂にて

 

行動報告)

118日(金)移動日

部室〜奥多摩駅

 奥多摩駅到着後、トイレ手前のベンチ脇にてビバークした。星がとても綺麗に見える。

 

119日(土)入山日 快晴 4

奥多摩駅05:0007:45三ノ木戸山〜09:20六ッ石山〜11:20鷹ノ巣山〜11:50鷹ノ巣山避難

小屋〜14:00七ッ石山〜15:00奥多摩小屋CS

 計画通り5時に奥多摩駅を出発。林道から登山道へと入るが、雪は全く見られない。

喜多嶋、安田にとっては久しぶりの山行であるが、遅れることはなく、山行を心から楽し

んでいるように見える。六ッ石山の山頂からは、ルートファイディングの経験としてコン

パスを用い、手前の分岐には戻らずダイレクトに登山道へと合流した。鷹ノ巣山では、雄

大な富士山が大きく見え、その絶景に歓声が上がる。

 

奥多摩小屋に着いて受付を済ませると、テントを張り、水を汲みにいく。水場は、小屋

から少し降りた沢沿いにあり、水量がとても少なく時間がかかる。夕食は、贅沢にもすき

焼きで、何とか割らずに持ってきた卵を使って美味しく皆で食べた。これぞ個人山行で

ある。ただ雪が無いため、水作りの経験ができなかったのは残念である。明日の行動に備

え、就寝する。 

 

120日(土)下山日 晴れ時々曇り 5

奥多摩小屋CS 05:3006:25雲取山山頂〜07:20雲取山荘〜08:30芋ノ木ドッケ〜09:30白岩小屋〜

10:50地蔵峠〜11:45三峰神社(バス移動)〜14:00西武秩父駅

 前日のペース配分と日の出時刻から出発時間を30分遅らせる。雪は無いが、訓練の為に

ビーコンチェックを行う。雲取山山頂では、ご来光を拝む。雲取山山頂から大ダワ間では、

凍結箇所が多く見られたため、アイゼンを装着した。少しの間であったが、重い荷物を背

負った状態でアイゼン歩行の経験ができたのは良かった。芋ノ木ドッケを通過後、喜多嶋、

安田に交互でトップをやらせる。普段とは違う視点で、ペース配分やルーファイなどに気

を使う部分など、良い経験になったのではないだろうか。天気が悪化しそうな中、三峰神

社に到着する。

 

振り返って

今回は喜多嶋、安田の体力強化と歩行・生活技術の向上が主な目的であった。最後まで

遅れず、歩き通したのは評価できるが、生活技術やレイヤリングなどの反省点が所々で見

られた。2月、春山合宿に向けての訓練にはさほどならなかったかもしれないが、二人

にはこれからも食らいついてきてほしい。

    (報告者:福島端流)

119日 六ツ石山