山行報告書

日本大学山岳部

目  的)遠征に向けたロープワーク・登攀技術の向上

     ロープワークのスピードの向上

山  域)奥秩父 小川山

日  程)平成2962日()〜平成2964日(

   移動日1日、実働日2

メンバー)日本大学4年     L.高根澤亮太

       東海大学4年      西田由宇

     東海大学3年      宮地 聡

     東京医科歯科大学3年  江口岳志           計4

 

 

62日(金)移動日

横浜21:3001:30甲武信ヶ岳入山口駐車場

日本山岳会青年部の方が同じ期間に小川山に入るため、車に便乗させ頂くことが出来た。

甲武信ヶ岳の入山口にある駐車場に到着後、行動開始まで仮眠をとる。

 

63日(土)晴れ 11

甲武信ヶ岳入山口駐車場06:0006:40廻り目平キャンプ場〜07:30ガマルート取り付き〜

14:00廻り目平キャンプ場

思っていたよりも気温が低く、寒かった。キャンプ場からガマルートの取り付きまでは

10分ほどである。1ピッチ目は20メートルほどのスラブ状の壁。終了点から10メー

トルほど歩いたところから2ピッチ目が始まる。2ピッチ目も同じくスラブ状の壁。両

ピッチともにホールドが極めて小さい。2ピッチ目の終了点から左にしばらく歩いたと

ころから3ピッチ目が始まる。ここで少しルーファイに手間取り時間がかかってしまっ

た。35ピッチはホールドもしっかりしており非常に登りやすかった。懸垂下降する

際のルートは非常に岩が脆く、慎重に下降する必要がある。  

64日(日) 晴れ 13

廻り目平キャンプ場08:0008:40春も戻り雪取り付き〜12:20カムの使用方法レクチャ

ー〜14:00廻り目平キャンプ場
 朝、JAC学生部の東氏と合流し春の戻り雪に取り付く。13ピッチ目まではスラブ状

の壁。ガマルートよりはしっかりとしたホールドがある印象だった。最終ピッチは一見し

そうではあったが、ホールドが豊富にあり簡単に登ることができた。下降時、東さんから

懸垂下降のロープダウンのやり方について指導していただいた。今まではロープを投げて

いたのが、ロアーダウンで1人を下ろした方がロープの絡まりが軽減できるそうだ。

 

 春の戻り雪の登攀終了後、近くにある岩のクラックでカムの使用方法や設置した際の強

度について指導していただいた。ひとしきりカムについて教わった後、トップロープで確

保されつつ、セットしたカムにアブミをかけて人工登攀を行い、カムの効き具合を体験す

る訓練を行った。訓練終了後、皆で今日の内容を復習し、すべての行程を終了した。

 

(報告者:高根澤亮太)