山行報告書
日本大学山岳部
目 的) 山スキー技術の習得と神楽峰の登頂
山 域) 新潟県 神楽峰(2,029m)
日 程) 平成29年4月3日(月)
メンバー) L.大谷直弘(OB/監督)、國谷良介(3年)、白土朝香(2年)
福島端流(2年) 計4名
気 象) 晴れ 気温-3度(行動開始時8:00)
神楽峰頂上にて(左から:白土、福島、國谷、大谷)
日本大学山岳部 新入部員募集中です!
新入生の皆様へ…各学部で勧誘も始まりました。ご連絡をお待ちしております。
勧誘期間中各学部のブースでお会いできる日を楽しみにしております。
4月2日(日)
横浜発:21:30〜みつまた高原ロープウェイ場駐車場24:55(就寝)
2日の深夜、みつまたスキー場に到着。明日に備えて直に就寝する。星空に心ワクワクだ。
4月3日(月)
みつまた高原ロープウェイ8:00〜かぐら第5リフト最高点9:00.(ここまでリフト利用)
〜かぐら第5リフト最高点10:25〜神楽峰主稜線10:35〜神楽峰頂上10:55〜稜線上下
降点12:00〜和田小屋12:55〜みつまた高原ロープウェイ場駐車場15:25
行 動)
天気予報は晴れ後雪、日本海にある低気圧が接近する予報。上空に寒気が入り込んでく
るので、天気予報は天候の急変に要注意を報じている。よって午後は早く切り上げようと
打合せを行う。ロープウェイとリフトを乗り継ぎ、第5リフトに到着。再度所定の登山届
けをスキー場のパトロール隊に提出する。ここで雪崩ビーコンの装着・発信のチェックを
各々受け、ゲートをくぐりシールの装着をする。毎年入山手続きが厳しくなっているが良
いことだと思う。
登り始めると直に汗だくになる。頭上から春の日差しが容赦なく降り注ぐ。國谷部員を
トップに神楽峰の頂上を目指す。午前10:55、神楽峰頂上に到着する。苗場山から、筍山、
谷川連峰、巻機山、越後三山までぐるりと360度の大展望を楽しむことができた。天気は
雲一つない快晴である。夕方からの荒天予報がうその様である。
いつまでも頂上にいたいが、天気の事を考えて早々に下山する。下りはバックルを締め
直し、南東斜面を中の芝沢めがけて下降する。中の芝沢上部に良い斜面を見つけたので、
空身で登り直して滑って見る。実に素晴らしい斜面だ。気温が上昇してきているが、雪質
は上々。下降の最後は第5リフトの中間点に出てゲレンデのコースに合流する。
合流手前の景色のいい木陰で、越後の山々を眺めながら昼食を作って食べる。スキー場
ゲレンデ内の和田小屋に到着して行動を終了する。
(報告者:大谷直弘)
第5リフト最高点からシールをスキー板に装着する國谷部員。
登り初め1ピッチ目。登り初めはビスタ〜リ、ビスタ〜リである。後方は田代スキー場。
バックは谷川岳から越後三山に連なる稜線が素晴らしい。
神楽峰頂上へと登る。とにかく天気が良い、雲が無い、ピーカンで暑い。
頂上稜線のジャンクション手前。上越の山山、筍山から谷川、巻機、越後三山までパノラ
マが広がる。春スキー全開です。(左から國谷、福島、白土の各部員)
頂上稜線に上がると苗場山が視界に飛び込んでくる。
山スキー大好き部員の白土朝香部員です。(生物資源:国際2年)高校時代は山岳部。
胸に装着しているのは雪崩ビーコン。監督のビーコンは旧型大判で重たいが、学生の
ビーコンは新型で小さく発信時間も長い。彼女は日焼け止めも標準装備している。
日大山岳部では積雪期の行動中、ビーコン、ゾンデ棒、スコップは個人の標準装備として携行
している。
同じく、山スキー大好き部員の福島端流部員です。(文理:地理2年)高校時代は硬式野球
部である。昨年、いち早く山岳部に飛び込んできた。
主稜線に上がってから、神楽峰の頂上を目指す。兎に角、天気が良い。後方は霧の塔。
頂上稜線にて。後方の苗場山はとにかくデカイ。
白土部員はだいぶ手際が良くなり、シールの着脱、兼用ブーツの切り替え、クライミングサポー
トの調整…などなどが素早くなりました。
大谷〜神楽峰は毎年同じ時期に来ていますが、3年連続快晴です。
甘い甘いお汁粉を作ってお昼ご飯とします。今回使用するお汁粉は永谷園のあられ汁粉、
苺汁粉、井村屋のお汁粉の3種ミックス。お餅を茹でること3分、あんこがモチに絡む
まで煮込み、トロトロのお汁粉を作り上げます。
雪山で食べるお汁粉は美味い。あられがカリカリ、あんこに絡んだお餅が良い感じ。
中の芝沢上部でプチスキー大会
國谷部員(3年生)〜愛機は秀岳荘で購入したVECTOR GLIDE。ファットだが軽くて取り回しは
すこぶる良さそうである。ビンディングは勿論、超軽量TLTビンディング。パウダーに限定せず
シチュエーションスキーに対応できそう。欲しい!大谷も子供が就職して、小遣いが増えたら
是非購入してみたい。
白土部員(2年生)〜秋田出身の白土部員、ヒラリ〜ヒラリ〜としなやかに滑ってきます。
神楽峰の斜面をあっちこっちと空身で登り、滑る、登る、滑る、登る、滑る、
ちょっと転ぶ…楽しいの一言につきる。リフトもない、うるさいBGMもない、
人もいない…あるのは素晴らしい雪の斜面と楽しい仲間。自分のシュプールをふり
返り、あーだ、こーだと語り合う。