山行報告書

日本大学山岳部

目  的) 天幕懇親会(OBとの親睦登山・懇親会)

場  所) 北アルプス 徳本峠〜焼岳

日  程) 平成271021()1023日(日)

メンバー) L.水越健輔、加藤 純(以上4年)

高根澤亮太、岡本碩士(以上3年)

高橋佑太、中泉雄人、國谷良介(以上2年)

守屋勇希、新保裕也、福島端流、田邊カレン、白土朝香、近藤 歩、

川村洸斗(以上1年)

OB:高澤 誠、大谷直弘、古野 淳、宝迫哲史、賀来素直

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焼岳(2456m)頂上 1023日 現役部員全員14名+OB会の古野理事長、OB賀来、OB宝迫 

 

行動報告)                         撮影:大谷直弘)

1021日(移動日

東京・横浜2000(車両移動)〜145安曇支所着(徳本峠登山口近く)

    学生は3台のOB車両と高速バスに分乗し各々離京する。食当隊は上高地

   山研に直行、ワゴン車と高速バス隊は安曇支所を目指す。

 

今回は14人の学生移動、大谷班(学生の内9名)はワゴン車にて沢渡から部室に向かう。

とにかく賑やかな車内となる。               (撮影:運転手・監督 大谷直弘)

 

1022日(土)晴れ後曇り  気温8度(行動開始時)

安曇支所発515〜岩魚留935〜徳本峠1200〜明神池1330

日本山岳会山岳研究所(上高地解散)1415〜夕食(懇親会)準備+入浴

   今年は高澤OBに参加して頂き徳本峠を越えた。昨年に続き、島々谷川右岸を辿り、

ゆっくり岩魚留めを目指す。先週は気温が高い日が続いたので今年は紅葉が足踏み.

状態と言ったところか。このルートは他の登山者がいなく静かな山を味わえる。

 

明治時代の中頃、ウォルター・ウエストンが嘉門次と越えたクラッシクルートを

  今年も学生諸子と目指した。峠に着く頃は少し雲が出はじめたが、明神岳、前穂、

ジャンが出迎えてくれた。明神、上高地を経て山研に到着すると、山研直行組の先発

隊である高根澤(3年)、高橋(2年)両君が、学生+OB分計29人分の夕食の準備を

整えてくれていた。ご苦労様である。

 

午後6時、学生・OBと夕食・懇親会を開催する。戸倉先輩から差し入れを頂い

  たアグー豚のしゃぶしゃぶで舌鼓みを打つ。今年も美味しいお肉を沢山送って頂き

本当に有難いことである。徳本峠越えの疲れもあり早めの就寝となる。寝袋に入る

とすぐに心地よい疲れが全身を覆う。明日の天気は晴れである。秋の北アルプスを

思う存分漫喫出来そうである。

徳本峠から島々谷右岸を遡る。今年は紅葉が遅いようだ。昨年と同じ場所で写真を撮ってみた。

 

二俣を越えて南沢に入り、更に沢沿いに岩魚留め小屋を目指す。

 

岩魚留め小屋にて1本。これから暫く沢沿いに進み、最後のジグザグ登りを迎える。

 

徳本峠、今年は高澤OB(左端)に参加して頂きました。50年ぶりと言うことでしたが、軽快に最後のつ

づら坂を上がる。50年前の新兵時代が少し蘇ったようですが…そこは山岳部OB、余裕の到着でした。

 

22日夜、山研にてOBとの懇親会のひととき。学生は、肉、肉、肉…・少し野菜。高級豚肉9キロがスグになくなりました。

 

23日、焼岳登山の昼食“おにぎり”を作る。

 

 

 

1023日(日)焼岳往復晴れ  気温5度(行動開始時)

日本山岳会山岳研究所610〜焼岳登山口645〜焼岳小屋8:15〜焼岳頂上9:25

焼岳小屋10:05〜日本山岳会山岳研究所1250

 

焼岳往復のメンバーは学生に加えOB会の古野理事長、大谷、賀来、宝迫 OB

と学生、水越主将他14名の計18名となる。往復の装備は若干の共同装備と個人装備+

大型の爆弾おにぎりが2個のみ。普段と異なり軽いサブ・ザック行動の為、行動中も

会話と笑い声が絶えない。山岳部ではこのような光景は新人歓迎山行と天懇山行くらい

かな…・

頂上に着くと、西から滝雲が押し寄せ、上高地方面が雲海の下に隠れてしまった。

あまりお目にかかれない光景にシャッターを押し続ける。学生達も頂上でにぎり飯を食

べながら、思い思いの時間を楽しく過ごす。同ルートを下降後、山研に戻りあと片付け

を行ってっから帰京する。

                          (報告者:大谷直弘)

23日午前610 焼岳出発前 山研前にて記念撮影。

 

焼岳小屋を通過し頂上を目指す。秋の空はどこまでも澄んで青く高い。

 

湿気を含んだ空気が山の斜面を這い上がり、高度を上げて冷やされ雲になる。そして、内陸部の高気圧の

下降気流に押されて下降し滝雲になるこのように大きくダイナミックな滝雲になかなか遭遇できない。

 

平成28年度1年生 (後列左から川村、守屋、福島、近藤、新保:前列左から白土、田邊)とにかく

元気である。

 

素晴らしい頂上での滝雲ショーを見ながら、おにぎりを食べる1年生メンバー。

 

焼岳頂上。西からあれよあれよと雲が押し寄せてきて、滝雲となって焼岳小屋を飲み込み

上高地まで達した。後列中央、苦み走ったいい男は成長著しい2年生の高橋君である。

彼のモットーは写真に写る時は“腕を組む”である。