山行報告書

日本大学山岳部

目  的) アイゼントレーニング

山  域) 飯能 日和田山

日  程 平成28108()

メンバー) 4年 L.加藤

      3  高根澤亮太

1年 近藤 歩、佐藤颯人、白土朝香、新保裕也、田邊カレン

OB 賀来素直コーチ                  合計8

気  象) 曇りのち時々雨

男岩南面で先ずはお手本を示す3年生の高根澤部員

 

行動報告

0800高麗駅(集合)〜0830岩場〜(クライミング開始)〜1600岩場(クライミン

グ終了)

 高麗駅到着時の天気は曇りだった。イマイチな天気であるが、計画書通り岩場まで向か

うことにする。

 賀来コーチの指導のもと、加藤と高根澤が男岩南面に一本と女岩南面に二本ロープを設

置した。まずは一年生に荷物を背負わせた状態で懸垂下降を経験させる。多少ぎこちない

部分もあるが、楽しんでいる様子だった。その後は霧雨が降ったり止んだりを繰り返して

いたが、1年生には登山靴にアイゼンを装着させた状態で女岩南面スラブ調のルートに挑ん

で貰う。各自二、三本登った12時頃、大粒の雨が降ってくる。雨宿りのツエルトを広げた

り、お昼を食べたり、少し休憩を入れる。

 

 雨が止んだタイミングで男岩南面に移動して登ろうとするが、別パーティのリード練習

と被ってしまった為、混雑が生じた。メジャーな場所である故、時として待つしかできな

いこともある。男岩に関しては西面にロープを設置した方が登れる回数とタイミングは多

いのではないだろうか。

 

 行動開始前、随所のハンガーボルトの緩みを賀来コーチに確認して頂いたところ、男岩

最上部に設置されたワイヤーを伝って移動する箇所で、ボルトの使用を推奨できない箇所

があった。場所は、男岩西面の「バルジ」・「ステミングフェイス」両終了点の上部岩壁か

ら重箱ルートへ移動するワイヤー設置区間である。普段使わないところであるが以外と近

くに危険は潜んでいることがわかる。もともとワイヤーが細く頼りないこと、濡れて滑り

やすいことを考慮して、本日はショートロープを固定して移動時の確保対策とした。

 

 今回、都合により中堅部員の2年生が不参加となったことがネックであったが、積極的

にビレイを担当してくれた高根澤、賀来コーチのお陰で無事にトレーニングを終えること

ができた。

(報告者:加藤純)

 

                               1年生の新保、フットワークに苦戦するもトップアウト

 

     

     1年生近藤のコメント… 次はマルチピッチ・クライミングがしてみたいです!

 

     

           クライマー白土、ビレイヤー田邊