山行報告書
日本大学山岳部
目 的) 沢登りを経験する
山 域) 丹沢 葛葉川本谷
日 程) 平成28年10月2日(日)
メンバー) L. 大谷直弘(OB/監督)
1年 福島端流、守屋勇希 計3名
気 象) 曇り時々晴れ 気温21度(行動開始時8:15)
葛葉川本谷:沢の中間部分大平橋手前、曲りの滝にて…上から4m、3m、1mの連瀑帯。
現在位置を地形図と遡行図から確認する1年生 (写真左から〜福島、守屋)
行動報告)
秦野駅7:45(車両移動)〜葛葉の泉8:15〜大平橋10:20〜富士形の滝11:05〜
源頭12:00〜三の塔尾根12:20〜三の塔頂上12:35〜二の塔13:10〜葛葉の泉14:
10〜菩提原バス停15:05~秦野駅15:45(解散)
秦野駅に集合し、タクシーで葛葉の泉(入渓地点)へ移動する。入渓地点の葛葉の泉は、
8月の度重なる台風の影響で土砂が堆積し、公園の橋やトイレが被害を受けていた。
葛葉川は、薄暗い出だしの堰堤・小滝の乗っ越しからスタートする。暫く進み、最初のF1
(5m)は水量が多く今回は右から巻いて登る。その後、板立の滝8mは大谷がトップでリ
ードして後に続いてもらう。板立の滝は、水流右手から登り上部でかぶり気味のルートを
左に取る。板立ての滝を登り、表丹沢林道がクロスする大平橋下の3段曲がりの滝を越え
ると、沢は小ぶりな滝の連続となる。
富士形の滝10mもいつになく水量が多く右壁から取り付く。富士形の滝上部の小連瀑帯
を越えて、1年生に遡行図と地形図をチェックしてもらい、源頭部分をつめる。沢の詰め
はシッカリと時間をかけて丁寧に進む。涸れ沢から三の塔派生尾根に取り付き、藪漕ぎも
無く明瞭な踏み跡を辿り、三の塔尾根の登山道にでる。雨上がりで源頭の草付きが泥でぬ
かるんでおり、1ピッチ程ザイルを張る。尾根の登山道から三の塔頂上に向かう。
三の塔頂上から上は青空、沢でズブ濡れになったウエアも乾き出す。体も秋の日差しで
直に暖まる。二の塔尾根経由で葛葉の泉(入渓点)に戻ってくる。今回、水量が多くF1の
ウォタークライミングが出来なかったのは残念である。
(報告者:大谷直弘)
葛葉の泉:入渓地点〜今夏の度重なる台風で土砂が堆積し、公園の橋は通行不能になっていた
左から1年生の福島と守屋 (撮影:大谷)
F1 5m、毎回雨具を着こんでトップで登るのが大谷の担当だが、今回は水量が多く巻き
ました〜残念!
F4 葛葉川の中では一番美瀑かなと思います
大平橋上部の小滝の連続を登る
富士形の滝:右も左も登れるが、今回は右から登る
入渓点の葛葉の泉に無事戻ってくる〜1年生は初めての沢登りを楽しんで貰えたようだ