山行報告書

日本大学山岳部

目 的) リーダーシップ、メンバーシップの向上

体力強化、歩行技術の向上

山 域) 中央アルプス 木曽駒ヶ岳 宝剣岳

日 程) 平成2871日(金)〜73日(日)

メンバー)3年 L岡本碩士、高根澤亮太

     2年 國谷良介

     1年 新保裕也、田邊カレン、守屋勇希       計6

   木曽駒ケ岳山頂にて(上段:左から岡本、高根澤、田邊 下段:左から守屋、國谷、新保)

 

 

行動報告)

71日(金)

新宿(高速バス)17:3521:40駒ケ根駅

 炎天下の新宿を時間通りに出発した。駒ケ根駅も気温は高く、寝付きにくい夜となる。

 

72日(土) 曇り12

駒ケ根駅07:00(バス、ロープウェイ)〜08:15千畳敷08:3008:50極楽平〜10:00宝剣岳〜10:50中岳〜11:00駒ヶ岳頂上山荘CS 12:1012:30木曽駒ヶ岳〜12:50駒ヶ岳頂上山荘CS

 

 天気は曇り。始発のバスに乗り、しらび平を目指す。バスはかなり混雑しており、登山

道が混雑することを覚悟する。しらび平からはロープウェイに乗る。標高が上がるにつれ

て風が強くなっていった。千畳敷の気温は12℃。風も強く肌寒さを感じる。駅は大変混雑

しており、荷物と装備を整えて出発する。あっという間に極楽平に到着する。

 

稜線では湿った風が強く吹き付けており、少しガスがかかっている。三ノ沢分岐まで

は安定した道が続くが、分岐を超えると鎖が現れる。風は少し弱まってきており、宝

剣岳山頂を目指す。鎖はどこも頑丈であったが、一部鎖のかかっていない個所もあり、

スリングを伸ばして対応する。宝剣岳山頂に到着後、集合写真を撮っていたら突然青

空が見え、あたりに広がる絶景に一同声を上げる。宝剣山荘付近ではこれまでの天気

が嘘のような晴れ間になり、宝剣岳、伊那前岳が美しくそびえていた。

 

その後すぐに天場に到着し、テント設営を済ませる。ガスがかかったり青空が見えた

りと、不安定な天気が続いているため、天気の良いタイミングを見計らって木曽駒ヶ

岳を登る。山頂はかなり混雑していた。天場に戻った後は、各自思いのままに過ごし

た。消灯後、しばらくして雨が降り始めた。

 

73日(日)雨12

駒ヶ岳頂上山荘CS 05:0005:30宝剣山荘〜06:10千畳敷〜06:30極楽平〜06:50千畳敷

08:00(ロープウェイ、バス)〜09:30駒ケ根駅

 前夜に降り始めた雨はやんでいたが、視界10m程の濃いガスがかかり、猛烈な突風に襲

われる。出発して中岳を越したあたりで霧雨のような雨が降り始める。宝剣山荘に到着後、

あまりの突風に宝剣岳を通過するのは危険と判断し、千畳敷経由で檜尾岳を目指すことに

する。風が弱まることを期待して檜尾岳まで行くことにしたが、極楽平に到着後、雨も少

し強くなり風もさらに勢いを増したため下山を決定する。しらび平に到着する頃には雨は

土砂降りに変わっていた。駒ケ根で温泉に入り、高速バスで帰京した。

(報告者:岡本碩士)

 

 

 

              宝剣山荘付近から伊那前岳を望む

 

          木曽駒ケ岳から中岳(手前)、宝剣岳(右後)を望む

 

           宝剣岳をバックに笑顔で登る1年新保部員