山行報告書

                       日本大学山岳部

目  的) 沢登りの経験値を高める

山  域) 丹沢 葛葉川本谷

日  程 平成28416日(

メンバー)  L.   大谷直弘OB/監督)

3年 岡本碩士

2年 荒井暢之、國谷良介      4

気  象) 曇り時々晴れ  気温12度(行動開始時750 

葛葉川本谷:源頭をつめること20分、明瞭な踏み跡を辿り、三の塔尾根にでる。

(写真左から〜荒井、國谷、岡本、大谷)

行動報告)

秦野駅730(車両移動)〜葛葉の泉750〜大平橋1005〜富士形の滝1130

源頭1210〜三の塔頂上1325〜二の塔133515:00葛葉の泉1445〜菩提原

バス停1515~秦野駅1545(解散)

 

秦野駅に集合し、予定通りにタクシーで葛葉の泉(入渓地点)へ移動する。

時期は少し早いと思ったが入渓地点の葛葉の泉には、我々を含め既に4パーティー15人程

が入渓の準備を進めている。さすが東丹沢でも人気の沢ルートである、我々も早々に身支

度をして最初に入渓する。

 

出だしF1 5mの直登は大谷がリードし、荒井、國谷、岡本に続いてもらう。水は冷たい

が思いっきり水流中央から登る。その後、前半最後のハイライトは板立の滝8mも大谷がト

ップでリードして後に続いてもらう。この滝は水流右手から登り上部で左にルートを取る。

ここの左上が少し注意を要する。表丹沢林道がクロスする大平橋下の3段曲がりの滝を越

えると、沢は小ぶりな滝の連続となる。

 

富士形の滝10mは國谷部員にトップでリードして貰い後に続く。遡行図をチェックし、

上部三俣を越え、ツルツル大岩を確認して源頭部分をつめる。ルートファイディングは

2年生に現在地を確認しながら進んで貰う。沢の詰めは経験値がモノを言うので、シッカリ

と時間をかけて丁寧に進む。涸沢から三の塔派生尾根に取り付き、藪漕ぎもなく明瞭な踏

み跡を辿り三の塔稜線の登山道にでる。ガチャ類を格納して三の塔頂上に向かう。

 

 三の塔頂上、二の塔尾根経由で葛葉の泉(入渓点)に戻ってくる。2年生以上は易しい

沢から取り組んでドンドン経験を積んで行って貰いたい。今回、全ての滝を巻かないで登

ったが、季節的に少し寒かった。それでも参加部員は果敢に水流に挑み、楽しみながら良

い経験ができたようだ。

                              (報告者:大谷直弘)

 

葛葉の泉:入渓地点〜山桜も開花の終わりをつげ、葉が芽吹き始めていた。

左から岡本(3年)、荒井(2年)、國谷(2)の学生メンバー  (撮影:大谷)

沢の入り初めは堰堤を一つ越え、うっそうとした渓相の中からスタートする。行動開始後、この

ヒンヤリとする空気は緊張感を高めて気を引き締めてくれる。好きな瞬間でもある。

マスキ嵐沢に続いて2回目の沢登りになる2年生の荒井部員。

   

  1 5m、勿論直登する。大谷が雨具を着こんでトップで登る。

  

  1の落ち口、荒井、國谷、岡本もずぶ濡れになりながら登ってくる。

  

  1 5m 二番手で登る荒井、水流の中のホールド、スタンスを探り一気に登る。

  荒井君の感想:渇いた喉もこの登りで一気にウォーターローディングできた…

 

 

 

 

 

 

6 3段の滝を越えると大平橋にでる。(左から荒井、國谷、大谷)

右上部に大平橋(表丹沢林道)が見える、ここで早い昼食を摂る。この地点で約半分くらい

通過したことになる。

  

  中間地点の大平橋を過ぎると沢は開けてきて、小ぶりで易しい滝が現れてくる。

  

 

 

 

 

  

  富士形の滝も下部の堆積が進み、ひと昔前より高さが低くなった様な気がする。

  トップでザイルを張る2年生國谷部員。

 

 

 

 

 

 

 

 

    二の塔頂上にて:遡行を終えてニの塔尾根から葛葉の泉へ下山する。