山行報告書

日本大学山岳部

目  的)生活技術の向上

     歩行・雪上技術の向上

     リーダーシップ、メンバーシップの向上

山  域)北アルプス北部 白馬八方

日  程)平成271218日(金)〜1220日(日)

メンバー)4年 CL賀来素直

     3年 SL水越健輔

     2年   岡本碩士、高根澤亮太

     1年   中泉雄人

     コーチ  山浦祥吾             合計6

行動報告)

1218日(金)移動日 新宿(高速バス)〜白馬八方バス停

新宿(高速バス)18:0023:13白馬八方バス停

深夜、白馬八方バス停に到着後、夕食を済ませビバーク。24時過ぎから雪が舞い始めた。

1219(土)白馬八方バス停〜八方池山荘〜BC設営〜雪訓〜BC 雪後晴れ 2

白馬八方バス停7:208:30兎平〜9:50八方池山荘〜10:40BC設営〜

雪上訓練〜15:20BC

 天気予報通り雪が降っている。ゴンドラリフト乗り場には多くのスキーヤー、ボーダ

ーがリフトの運転を待っている。リフトを利用して一気に黒菱平へ進む。黒菱平からは

リフトが運行停止中のため、ワカンを装着、レイヤリングを直して出発。雪は圧雪され

ているため歩きやすいが、時折強い風が吹く。荷物もそれほど重くないため、全体的に

良いペースで歩けている。

あっという間に八方池山荘を越え、八方山ケルンは積雪不足のため公衆トイレ付近で

BCを設営する。積雪は180pほどある。風防ブロックをつくり、一段落したのち

BCのすぐ近くで雪崩ビーコン、ゾンデ捜索、埋没訓練を行う。昼過ぎには晴れはじめ、

山浦コーチと合流。山浦コーチにご指導頂きながら、雪崩関係の訓練を一通り終え、

BCに帰幕する。

 

↑埋没者捜索訓練中

 

 

1220(日)BC〜雪上訓練〜BC撤収〜白馬八方バス停 晴れ 7

BC6:006:30八方池過ぎ訓練場所12:00BC撤収13:0015:20白馬八方バス停

 時間通り雪訓場所へ向けて出発。朝は昨日に比べ寒いが、美しい朝焼けを見ながら歩

いていく。雪面がカリカリのため、アイゼン歩行の良い練習になる。初冬合宿で雪訓を

行った八方池過ぎの南側斜面(2070m付近)にて、弱層テストを行ったのち訓練を開

始する。中泉が岡本指導のもと、確保訓練を行い、同時進行で、水越が高根澤のFIX

工作の訓練を指導する。高根澤は初冬合宿に比べると、早く、正確にFIXを張れるよ

うになっており成長を感じた。中泉の確保も細かい点の修正が必要であったようだが、

概ね良かった。

 

快晴のため昼前には沢山のスキーヤー、ボーダー、登山客でにぎわっていた。

中泉の確保、高根澤のFIX訓練を終え、次に岡本がトップでFIX訓練を行う。大まか

な仕組みは理解しているようだが、まだまだ改善の余地はある。2P張ったところで帰

幕時間がきたので、BCに戻る。BC撤収、その際、予め出発時間を指示していたが、

時間を大幅に超える。冬山合宿に向けて一つ大きな課題を残してしまった。暖かい日差

しのなかリフトを利用して、一気に下山した。

 

↑確保訓練中の1年中泉

(報告者:水越健輔)