山行報告書

日本大学山岳部

目  的) 鈴木部員のクライミング初期訓練、ロープワーク技術の向上

山  域) 湘南 鷹取山           

日  程) 平成27726()

メンバー) 4年 L.賀来素直 

       2年 岡本碩士

1年 國谷良介、鈴木隆世

       OB   大谷直弘 監督

気  象) 晴れ +33℃(行動開始時)

鷹取クライミングメンバー(左から 國谷、岡本、賀来、鈴木隆世)   撮影:大谷

行動報告)727日(日)

07:30京急追浜駅集合〜08:00岩場着〜1:30クライミング終了

遅刻なく追浜駅に集合し、大谷監督とも合流する。場所とりのため、賀来と岡本のみ

タクシーに乗り、先にロープをセットしに岩場へ行く。気温はかなり高く他パーティーは

来ていない。2年岡本に親不知ジェードルルートにトップロープをセットさせる。大まかな

流れは思い出していた様だが、細かいミスが多いので確認しながら再度教える。

 

その間に大谷監督と1年生が到着する。ロープが岩に擦れてしまうため、親不知上部の

支点は充分に長いスリングが必要である。またバックアップ兼セルフビレイ用のショー

トロープも必須である。9:002人組パーティーが来るが、30分程で帰ってゆく。岡本

に懸垂下降してもらい、トップロープによるクライミングに移る。

 

まず、岡本と賀来がジェードルルートを登り、必ず上級生による監視の下に1年生にも

ビレイしてもらう。岩場のトップには大谷監督に待機して貰う。高度感のありそうな壁に

1年生は不安気だが、國谷は比較的スムーズに登りきる。鈴木は初めてのクライミングで

あるため、下部でロワーダウンの練習をしてから登る。鈴木も初めてとしては上手く登れ

ていた。次にジェードルルートの次に左側のリッジ状のルートを登る。國谷はサラリと

登る。鈴木は出だしに苦戦していたが、何とか頑張って登りきる。

 

木陰で休憩を挟み、子不知東面に移る。ここでもショートロープがあるとバックアップ

に使えて便利である。トップロープをセットし1年生を登らせる。登ってきた1年生を、

上部で待機している賀来の監視の下で懸垂下降させる。この際、万全を期してショーㇳ

ロープで上部から別途確保して降りてもらう。数回繰り返したのち、鈴木にFIX通過訓練

として、子不知下部の緩斜面にてザイルを固定して行う。鈴木は実際に行ったことでザイ

ルワークへの理解が深まったようだ。撤収して追浜駅にて解散する。

 

それにしても非常に暑く、各自水分を4リットル以上は飲んだと思われる。それでも足

りないくらいであった。高所作業が伴うクライミング、集中力と安全確認が重要だ。熱

中症にならないように小まめな休憩、声掛け確認、水分補給等を意識しながら行った。

公園にある管理事務所の自販機には助けられたが、売り切れや釣り銭切れもあるような

ので、この時期は出来るだけ多くの水分を自分たちで持ち込みたい。


(報告者:賀来素直)

  

    

   

      親不知ジェードルルートにトップロープをセットする。(左から岡本、賀来)

    

       垂直登りがダイナミックなジェードルルート20mを登る岡本(2年) 

 

    

                ジェードルルート20mを登る賀来主将

    

             ジェードルルート20mを登る國谷部員(1年)

     國谷君、初めてのトライなのにヒョコヒョコ・スイスイと登ってしまった。

    

            ジェードルルート20mを登る鈴木隆世部員(1年)

 

    

      マッチョな鈴木君、もう少し絞れてくると理想的な体躯に仕上がりますね。

   

   親不知南面 S君ルート左の簡単なリッジ状ルート(V級)20mを登る國谷部員

   

   

   子不知の東面の簡単なフェースを使ってfix通過、クライムダウンの練習をする。