山行報告書

日本大学山岳部

目  的) 高所順応トレーニング(ザンスカール登山隊メンバー)

山  域) 富士山 須走ルート

日  程 平成27711日(713日(月)

メンバー) 4  L.宝迫哲史(12日下山)

      3年 加藤純、水越健輔

      2  高根澤亮太(12日下山)

           やっと天気に恵まれた2回目の富士山頂上 (12)

711日(土) 新宿駅〜御殿場駅(ステーションビバーク)

新宿駅9:0011:10御殿場駅

  御殿場駅にてビバーク。少しうるさい街であったが野宿にもあまり抵抗を感じず、すぐ

にスヤスヤと眠りに落ちる。山岳部に入って図太くなった気がする。

 

712日(日)晴れ  気温不明

御殿場駅5:005:40須走5合目5:5011:30富士山頂上13:3015:30須走5合目16:20

17:00御殿場駅

 5:00に御殿場駅を出発する。5合目では、先週もお世話になった休憩所のおじさんが、

きのこ茶を入れてくれる。準備をしていると丁度バスが到着し、他の登山者と共に行動を

開始する。先週よりも暑い。ゆっくりと高度をあげていく。どこか違う星のような変わり

映えのない景色である。砂道を歩きながら、インドはこんな感じだろうか…と思う。

見たこともない風景が待っているのだろう。

 

 先週と同様に3200m以降から少し身体が重くなる。登頂後は、ザックを置いて、富士山

火口のお鉢巡りをする。頂上は先週よりも登山客が多く賑わっている。登山客というより

観光客といった印象。1時間ほど歩いたが、宝迫、水越が頭痛を少し訴える。身体のダル

さは全員感じていた。気持ち悪くなったり吐き気の類いの症状は現れていない。本日中の

下山は、宝迫と高根澤の2名。2時間程滞在し、下山を開始する。3年生の2人は頂上で1

泊するために残った。下山は砂埃が酷く、マスクは必須である。5合目から御殿場までの

バスに乗り帰京した。                     (報告者:宝迫哲史)

 

713日(月) 霧後晴れ 気温不明

富士山頂上6:008:00須走5合目8:5009:45御殿場駅

 前日は加藤、水越が頂上にてビバーク。剣ヶ峰から久須志神社方面へ少し下った岩陰で

ビバークした。19時前には就寝したが、水越は高度障害による頭痛でなかなか眠れな

かった。加藤も高度障害の影響により水分不足を感じていたようで、時折起きて水分補給

をしていた。25時過ぎから霧雨になり、ツェルトがビショビショになってきたことで、

より眠れない。朝6時ごろ出発するも、やはり二人とも頭痛がして体調が優れない。

ゆっくり歩いていき3200m付近まで下ると水越はすっかり良くなった。加藤はまだ少し体

調が悪いようであったが、ペースは通常通りになり、問題なく下山した。

(報告者:水越健輔)

 

                    ビバーグ地点

                    富士山頂 お鉢周遊

                順化のためお鉢を廻る