山行報告書

日本大学山岳部

目  的) 高所順応トレーニング(ザンスカール登山隊メンバー)

山  域) 富士山 須走ルート

日  程 平成2774日(

メンバー) 4  L.宝迫哲史

      3年 加藤純、水越健輔

      2年 高根澤亮太

気  象) 雨時々雪 気温不明

         

               富士山吉田口山頂

タイム) 新宿駅06:3008:30御殿場駅〜09:30須走5合目〜14:30富士山頂上15:30

18:00須走5合目〜19:00御殿場駅

 

 新宿から御殿場駅行きのバスに乗る。移動時間は2時間程。御殿場駅からはタクシーに

て須走5合目まで移動。ここから登山開始。頂上までの見通しはきいているが、すぐにで

も雨が降り出しそうなどんよりとした天気である。須走からの登山客は少ない。序盤は

かなり暑かったが、すぐに3000mの標高に到達するため、だんだんと冷え込んでくる。

冷え込みと同時に雨が降り始める。雨は次第に雪に変わり、本格的に降り始めた。3200m

以降から、次第に身体が重くなる。行動に支障をきたす程ではないが、初の標高に少し

違和感を覚える。メンバーも何かしら感じ始めているようだ。

 

頂上に到着してからは雪が強まっており、山荘内で暖をとる。薄着の外国人観光客が多

い。一時間滞在したが、雪がうっすら積もってしまった。計画では一泊する予定であっ

たが、この状況では出来ないと判断し、下山を開始する。須走の下山用ルートを使用し、

五合目まで下山。御殿場駅で銭湯に入り身体を暖める。

 

 高所順応を目的としていた今回の山行であるが、3700mという初の標高に、自分の身体

がどうなるか、その一端を体験することが出来た。目的を充分に達成することが出来なか

ったが、来週再度登頂し、少しでも効果をあげたいと思う。

                                (報告者:宝迫哲史)